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 うつ病で精神科に通院治療中なのですが、先日、風邪でかかった内科医で、長い間、気分が落ち込んでいると言ったところ、抗うつ薬のルボックスが処方されました。うつ病というのは、心の病で、精神科で診てもらうものだと思っていましたので、驚きました。
 家族の者に話したところ、ラジオで、精神科医が抗うつ薬の売上が伸びている、内科でも処方していると話していたと言っておりました。ああ、内科でも処方できるようになったんだと、その時、思ったのですが、心の病の専門家でない内科医がどうして抗うつ薬で治療してもいいのか、疑問に思いました。
 ちなみに、私は、精神科では、うつ病ですが、抑うつ神経症で、抗うつ薬の処方はなく、抗不安薬と睡眠薬だけ処方されています。私もそれで納得しています。
 専門家ではない医師がうつ病の治療をしてもよいのでしょうか。うつ病は心の風邪と言われていますが、誰でもかかるという意味でいわれていると意味で理解しているのですが、対応を誤ると重い軽いに関係なく自死する病気だと思うのです。
 薬品会社の戦略なのでしょうか?皆さんはどう思われますか?

A 回答 (5件)

1)例えば、安定剤を『軽い睡眠導入目的』で使う場合、『不安神経症の治療目的』で使う場合・・・同じ薬でも目的が違えば専門性に関わらず使うことだってあるでしょう。



2)mentamaさんが書かれていること。
医師免許証は1つです。それを全ての医師はもち、それ以外に専門性から専門医や認定医などの資格を加えます。要処方薬の処方権限は医師であることで認められているものです。中には健康保険の規定などで各科の専門医資格がなければ処方を認めないものや行っても保険の支払いは認められないものもありますが、あくまでも例外です。医師は自分の裁量で行う医療範囲を決定することができます。(その責任も当然ですが負っています。)
状況を限定すれば、専門医とのコンタクトの元に処方のみ行うなんて場合もあります。あくまでも患者・医師同意のもとでですが…

>専門家ではない医師がうつ病の治療をしてもよいのでしょうか。

日本という国では医師は医療の専門家であるとされています。例えば私の領域でお話をさせていただけば、膀胱炎を産婦人科で治す女性は山ほどいるでしょうし、内科で腎盂腎炎を治す患者も山ほどいます。結果として治ればそれでいいのでしょうし、治らずに明らかに医療として問題であったときには訴訟で負けて賠償をすれば良いんです。そこは医師の良心と患者の自衛で成り立っています。

>うつ病は心の風邪と言われていますが、誰でもかかるという意味でいわれていると意味で理解しているのですが、対応を誤ると重い軽いに関係なく自死する病気だと思うのです。

その通りです。だからこそ、患者本人は自衛が必要ですし医師本人も己の技量を見極めた良心的な対応が求められるのです。ですが、これはあくまでもルールにのっとった行為です。

>薬品会社の戦略なのでしょうか?皆さんはどう思われますか?

さあ、わかりません。
私は1)は肯定的な考え方をします。道具は用いる目的で変えるべきです。
2)についてはコレが日本の医療のルールである以上、そのルールで行動するのが医師の務めと理解しています。個人としてどう動くかは個人の良心に従っていますよ。患者さんも個人的な自衛を念頭に動かれるべきです。社会が漫然と自分を守ってくれていると考えているのでしたら、それは間違いなく誤りです。どんなこともそうですが、社会は決められたルールで動くのが精一杯で、個人を守るために動いているわけではありませんよ。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
1)について
 素人感覚ですが、抗うつ薬と安定剤では、使う目的によって道具を変えるべきという考え方は成り立たないように思います。なぜなら、安定剤は、抗うつ薬に比べその用途は汎用性があるが、抗うつ薬は、用途が限定され、それに、私の気分の落ち込みを聞いて処方されたことなどから、明らかに、うつ病の治療目的に使われたからです。
2)について
 mentamaさんへのお礼にも書かせていただきましたが、僻地ではなく、大都市の病院で処方されたことに疑問を感じました。
>患者本人は自衛が必要ですし医師本人も己の技量を見極めた良心的な対応が求められるのです。
 私もそう思いました。その先生は、うつ病の治療実績があったのかもしれません。昔、精神医療に従事していたのかもしれません。それで、抗うつ薬を処方されたのかもしれません。しかし、そんなことは、患者にはわかりません。医師の技量は素人の患者にはわからないのです。shu_sさんのように、良識のある医師ばかりではないように思うのです。いかにも高価そうな医療機器、たくさんの医療従事者の人件費を思うと、金儲けのことも考える先生も多いような気がします。
>社会が漫然と自分を守ってくれていると考えているのでしたら、それは間違いなく誤りです。どんなこともそうですが、社会は決められたルールで動くのが精一杯で、個人を守るために動いているわけではありませんよ。
 そう思ったからこそ、質問しました。まさに、私の思いはその一点に凝縮されています。
  

お礼日時:2002/01/28 07:55

>、医学というのは、現代では、高度に専門化され、分業化されているという思いこみがあり・・・



これはどの程度までかを考える必要があります。
書かれていることは正しいことです。ですがそれには限度というものがあります。
今回のお話を例にあげて考えます。

うつ病だという診断は、精神科専門医でなくともできることは多いです。それはこのサイトで一般の人ですら言い当てたりしていることからも明らかです。また医師は全て精神科の基礎知識は教育として受け、多くの医師はローテートという形で臨床医療にも加わった経験があります。ですから当然一般人よりは基礎知識を多くもつと考えるべきでしょう。そしてその経験をどう評価するか以上に、これまでの臨床経験を続ける上でうつ病の患者さんをさらに見てきた経験があるかないかも評価しなければなりません。それぞれの経験値は各医師ごとに違うのです。

その背景の違いを全く無視して、今回のように専門外のことは全くしない…そんな医療と医師を希望するのであればやはり他の大多数の患者さんとは異なるので自分で探すしかないと思います。多くの医師は『自分の専門と合わせて、基礎的な他の診療科も自分の能力と良心に合わせて診療をしている※』のです。専門科目以外は絶対にみない医者のほうが圧倒的に少ないですし、現在の医療システムではそれが許されている場の方が少ないのです。

分業化されているとは、先ほどの『※』に示したものに他なりません。
また基礎的な他科の知識を持っているからこそ、専門的な知識が必要か否かの『トリアージ(分類)』も出来るんです。
明らかな重症例や危険例を除いて、一般の医師は最初に許される範囲で治療的な投薬など行い、効果の有無を判断してからゆっくりと専門医への紹介を考えることのほうが多いと思います。また即座に専門科へ送致して方がよいと考えれば紹介状を渡すでしょう。
一般に専門家でなければ治療を出来ないものなのか、一時的に処方する間に考えて対応をしています。
それが許せない場合は…前回書き込んだように自分で指定し自分で決定しなければならないということです。
多くの患者さんはココまでのことは言わないと思います。ゆえに普通は自衛などと大それた言い方をすることすら必要は無いと思います。
>患者は自ら自衛しなければならないのですね。
あくまでも自分の気に入った医療しか認めないという態度であればそれに対しては変わらず『自らの責任で医療機関を選び自らの責任で対処をする』それが求められると思います。「医師は地域で自分に対して要求されるものに近似した医療を努力して供給し続けるのみです。」とはまさにそういう意味です。近似値に近いものが希望であれば探す必要なども全く無いんです。
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お礼を読んだ上で・・・



では何故、処方薬を受け取られたのですか?
『あなたは精神科医でないから診断処方は精神科医より頂くつもりです。必要があると判断されるのであればご紹介してください。』と主治医に何故言われなかったのでしょうか。

主治医は内科医として診療に当たっているかもしれませんが、これまでにも『仮面うつ』を始めとする心療内科領域にも造詣が深かったのかもしれません。またその関連領域ということで精神科領域のうつ病にも造詣が深かったのかもしれません。ですがそれは確認しなければわからないことですよ?ここで言う前に確認する…それができていなければ『自衛』ではありません。

また、追加で申し上げると『精神科』を標榜しているからといってその医師が本当に精神科のエキスパートである保証はありません。卒業後免許交付翌日から自由な標榜科目で開業が可能なのが日本のシステムなんです。つまり標榜科目なんて当てにならないといえば当てにならないのです。もしかして件の先生は何年かは精神科で修練を積んできた先生かもしれませんしね・・・
考えれば考えるだけ疑問は深まります。ですがその場で確認されればどちらかはハッキリします。
『信頼に足りる臨床経験があるorない』です。
無いのにもかかわらず処方する場合でしたら、そこで患者さんが評価を決められればいい話です。人によってはそれで良しとする人もいる…というか多いのが実態です。

多くの医師がいて、それぞれに多くの経験地・経路が存在する以上、それを普遍的なお話に帰着させようとすることがもともと無理なことなんです。医師は医療政策を自分で決められるわけではありません。患者さんと同じく、決められた政策・法律構成の中で安全性を模索しながら必要にして十分な医療を供給しようと努力しているだけです。しかし患者にも色々な人がいる以上、それぞれに求めるものが違って当然のことです。それには患者が自分にあった医療を供給する医師を探してつかれるほかないのです。医師は地域で自分に対して要求されるものに近似した医療を努力して供給し続けるのみです。
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この回答へのお礼

度々の回答ありがとうございます。
>では何故、処方薬を受け取られたのですか?
それが、抗うつ薬であることを家に帰ってから、調べてわかりました。薬局でもらった説明書には気分を明るくする薬と書いてあり、先生からも薬については気分を明るくする薬としか言われず、抗うつ薬とは、そのときは意識していませんでした。確かに、その時に確認すればよかったのですが、内科のお薬で、精神科のお薬だとは思わなかったのも不覚と言えば、不覚です。うつ病の治療を受けているという意識はまったくありませんでした。内科で、風邪の治療を受けているということしか頭になかったように思います。
>ここで言う前に確認する…それができていなければ『自衛』ではありません。
確かにそうかもしれません。ここで、質問した意図は、医学というのは、現代では、高度に専門化され、分業化されているという思いこみがあり、精神科は中でも特殊な領域であるという思いこみがあり、その思いこみのために、抗うつ薬を内科の先生が処方されたことの驚きと不安を確認したかったのだと思います。
>患者が自分にあった医療を供給する医師を探してつかれるほかないのです。
わたしのニーズをこの「教えてgoo」で一般化したのは間違いだったように思います。患者は自ら自衛しなければならないのですね。よくわかりました。

お礼日時:2002/01/28 17:08

内科にもいろいろありますが、そちらの内科には細かい表示はなかったでしょうか。

例えば神経内科とか。
私も昔、胃が痛くて内科にかかりました。診断は「精神的なものが原因」だそうで、向精神薬(マイナートランキライザー)を処方されました。
ルボックスが処方されたといわれましたが、参考URLにあるように必ずしもうつ病にのみ使用されるわけではありません。このように薬はある限られた病気以外にも使用が可能なものもあります。
医者は確かに現在は内科かも知れませんが、大学の6年間+α医療に関して勉強してきているのですから、専門家でないかもしれませんが、知識がないわけではありません。
そんなこと言っていたら小さな村の診療所なんかどうするんですか。
それから、貴方は内科にかかるときに精神科にかかっていることを先生にいいましたか? 
これは薬を処方する上で非常に大切ですので必ず言うようにして下さい。精神科の薬にはかなり配合禁忌のものがあるので、うっかり変な薬は飲み合わせはできません。

参考URL:http://www.interq.or.jp/ox/dwm/rx/ku15/ku15-4050 …
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 わたしが風邪で診てもらった内科医は、内科、小児科、循環器科を標榜していました。神経内科は標榜していませんでしたが、うつ病などの精神疾患とそれとは少し違うような気がするのですが…。
 

お礼日時:2002/01/28 08:02

そのうち専門家から答えが来るかもしれませんが。


医師が看板をあげている専門科以外の科目で治療しても法律としては全く問題ないんだそうです。
むしろそうでなければ、僻地の診療所は成り立ちませんよね。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。
 わたしが受診した内科は大都市にあります。少し離れたところに、精神科があります。そういう環境で抗うつ薬が処方されました。
 確かに、医療行為を行えるのは、医師法上の医師、歯科医師法上の歯科医師はその法律の範囲内であれば、内科を標榜している医師が抗うつ薬を処方しても法律上、何の問題もないことはわかります。
 また、僻地の医療と、都市部のそれとの違いもよくわかります。内科だ、外科だと言ってられませんよね。
 しかし、私のケースでは、精神科に診てもらっているかを聞くとか、精神科を紹介するというのが、患者にとっては利益になる治療ではなかったのかと、あとで、薬局で抗うつ薬を処方されたことを知ったときは、そう思いました。

お礼日時:2002/01/28 07:22

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