プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

平成8年式のスバルヴィヴィオに乗っています。
お聞きしたいのは、スピードメーターの誤差についてです。実はタイヤを履き替えようと思っていますが、この車種の場合、実際の速度とメーターの速度では、具体的にどの程度の誤差があるのでしょうか?
だいたいわざと高めに出るよに設定されているようですが、100kmを超えるとかなり誤差が出るとも聞きます。
現在のタイヤはノーマルです。
よろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

 メーター誤差は車種ごとに発生するものではありません。


 道路運送車両法の保安基準で、時速35キロ以上において+15%以下、-10%以下と定められています。(車検では時速40キロで測定しますので、計測器が正確に40キロを出しているときに、メーターが36キロ~46キロを示していればバスします)

 タイヤについても、サイズの他にチビリ具合によって誤差が生じます。タイヤの溝は新品時に約10ミリ(1cm)あります。軽に多い175/65/R13というタイヤサイズで考えると、新品時の直径は
17.5cm×0.65【扁平率】×2【上下】+13インチ×2.54【換算係数】=55.77cm
になります。
 これが摩耗して残り溝2mm(0.2cm)になると、
(17.5cm×0.65×2-(1cm-0.2cm)×2)+13×2.54=54.17cm
と、新品時に比べて約3%も直径が変化します。
この直径変化により、新品タイヤ時に時速40キロを示すメーターであれば摩耗時には38.8キロしか示しません。

 メーター誤差が大きめに取られているのは、タイヤメーカーやブランド、空気圧等でタイヤ直径はミリ単位で変化するためだと思われます。

 具体的に履き替えたいサイズを教えてもらえれば、具体的な誤差(新品ベース)がアドバイスできますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2006/05/31 14:33

最近の車のスピードメーターはワイヤーケーブルではなくスピードセンサーで信号をひらうようです。


クルーズコントロールを使ってデジタルメーターで同じ区間で計測すると昔言われたほど大きな誤差はなくて60キロで0とすると100キロで+2キロ未満です。その間0.5~1.5キロくらいの誤差です。多分オドメーターがデジタルのメーターはセンサーではないかなとおもいます。一部タクシーなどのワイヤーだと針のぶれが出る場合があります。ワイヤーだと100キロを超えた場合は誤差は大きいのかもしれません。
誤差に大きく影響するタイヤ径の計算はタイヤカタログのタイヤ径とこちらをご参考に。

参考URL:http://www.jaist.ac.jp/~t-obata/cal/tire.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2006/05/31 14:34

たしかに車のスピードメーターは「だいたいわざと高めに出るよに設定されている」という話は正しいです。

そして、平成19年1月1日以降に製作される自動車は、その傾向がさらに強まることが予想されます。

そこで、

>実際の速度とメーターの速度では、具体的にどの程度の誤差があるのでしょうか?

これは、正確に知りたい場合は、実際に新車装着タイヤと全く同じタイヤを新品で取り付けて、車検時のテスターで測ってもらって誤差を教えて頂くほかないと思います。ただ、まだ現在のお車ですので、平成19年1月1日以降車と比べますと誤差は少ないでしょうが、すでにメーカーでは平成19年1月1日以降適合の部品を使い始めていることも考えられますので、どの程度高めになるのかは「?」です。

今までは実際の速度とピッタリ合わせる事を目標に設計ができましたため、例えば誤差が±1%の精度で車両設計ができたとします。しかし、これからは、ぜったいに実際の速度より下回る速度表示をすることが出来ませんので、+0.1%~+2.1%といった設計の車作りにならざるをえません。


>100kmを超えるとかなり誤差が出るとも聞きます。

そうなんです。誤差はkm/hではなく、%ででますので、例えば50km/h時に2km/hの誤差がある車ですと、100km/h時には4km/hの誤差になってしまいます。よって、もし純正とは違うサイズのタイヤを付けている場合は、正誤表を作って貼っておくと、より安全かもしれません。



ご質問の趣旨ですが、これからインチアップでもして、タイヤのサイズ(直径)が変わってしまうのでしょうか?それとも、単に誤差について心配なのでしょうか?

新車時からの誤差や、摩耗により出てくる誤差については、気にする必要はないと思います。いずれにせよメーターの表示速度より実際の車速は遅いですので、誤差のせいで速度超過することはありません。例えば、(ちょっと珍しいサイズになってしまいますが、下記例に習って、)175/65R13 の、JATMA / ETRTO データ表では直径558mm(新品時)のタイヤ、もしこれが8mm摩耗して直径が542mmになったとします。この場合は、
新車時に40km/hで走行時に40km/hを示すメーターであれば、摩耗時にはメーターが40km/h表示時に実際の車速は38.85km/hです。



もし、インチアップか何かの理由で、タイヤの直径を変える場合の許容範囲について記載しておきます。

ノーマルタイヤの直径÷0.9=車検適合最大タイヤ直径 (平成19年1月1日以降に製作の車両は、タイヤを大きくすることは不可になります。)

ノーマルタイヤの直径÷1.15=車検適合最小タイヤ直径



スピードメーター正誤表の作り方

純正新品ノーマルタイヤの直径÷新たに取り付けるタイヤの直径=誤差の係数

メーター表示速度÷誤差の係数=実際の車の速度




法律上の規定

10(Vr-6)/11≦Va≦(100/90)Vr  (平成18年12月31日までの製造車両)

10(Vr-6)/11≦Va≦Vr  (平成19年1月1日以降に製作される自動車)

Vrはメーター表示速度(車内速度計の読み)

Vaは実際の車の速度


実際に計算してみますと、平成18年12月31日までの車両に適応される法規は、かなりの余裕があることが分かると思います。車種ごと、個体差ごとに発生する誤差を含めて考えましても、タイヤ直径をあまり大きく変えない限り、メーター誤差について、車検上は問題はないことが分かります。
安全面においては、タイヤの直径はノーマルサイズに、できるだけ近いものを選んでおくことがとても大切です。
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この回答へのお礼

とても詳細なご説明、痛み入ります。
専門家の方でしょうか?
もともと実際の速度よりは上回ってメーター表示されるようですね。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/06/06 18:01

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