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戦前天皇は神と崇められ、その存在は絶対とされていたはずです。然るに一方では国は「南朝正統論」大々的にPRしていました。たとえば北朝の末裔である明治天皇を神とあがめている一方で、北朝に肩入れした足利尊氏などを朝敵・国賊と罵りまくっていたわけですよね。三種の神器が南朝の手にあったというだけで、明治天皇の先祖を否定するようなフレキシブルな考えが政府にあったということですか?なにか不思議です。その辺のところについてご解説をお願いします。

A 回答 (5件)

 戦前の南朝正統論は明治天皇の先祖を否定することにはなりません。

北朝の天皇も南朝の天皇も皇統に繋がる男系の皇族が即位していたからです。どちらを正統としてもよかったのです。現に今の宮内庁は南朝正統論に基いた系譜を採用していますよ。
 南朝正統論は水戸光圀に始まるとされていますが、彼は楠木正成の後醍醐天皇に対する忠誠心を高く評価したために南朝を正統としたのでしょう。それはそれで筋が通っているので、南朝正統論を敢て引っ繰り返す積極的な理由がないということで現状でいいのではないでしょうか。
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南朝も北朝も皇統としては正統ですよ。

ただ、皇位を継承するためにはそれだけではだめで、三種の神器が必要とされていました。南北朝に分裂した後、南朝が三種の神器を持っていたので南朝の天皇が正統の天皇なのだと思います。南朝最後の後亀山天皇が三種の神器を譲ったので、その時から北朝の天皇が正統となりました。
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その辺を解説しているサイトは…沢山ありますね。



「北朝」の明治天皇が、「南朝」を復権させたのはなぜか
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/? …

「明治天皇」は暗殺されていた!! 南北朝秘史
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_ …
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>皇統を分裂させた足利尊氏は~


違います。
南北朝対立の話は、鎌倉時代の頃からであって何も尊氏が分裂させたわけではありません。話の流れ?の中で北朝方が尊氏についた(手を結んだ)のは確かですが、「尊氏が分裂させた」というのは誤解です。
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皇統を分裂させた足利尊氏はけしからんが、皇統自体は南北朝とも同等に正統であり、当時を省みれば神器を擁する南朝の権威をこそ重んずべきであった


しかしながら、南朝亡き今となっては残る正統である北朝が唯一無二の権威である
というところでしょう
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