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こんにちは。
いつもお世話になっています。

日本の学力低下の原因のひとつに、
ゆとり教育が考えられますが、
これは音楽や美術や体育の授業とは無関係なのでしょうか?

最近小4の男の子と話す機会があり、
「算数国語理科社会以外はいらないんだ、音楽や図工や体育は無駄!だからどんどん無駄な時間に勉強だできなくなるー、学力低下の原因だよ。選択にすればいいんだ」と言われて、
反論したいのになぜ実技の科目が必要なのかよく言えなかったことにあります。

ただ、ゆとり教育は促進される方向で現代は動いていますね。
そんななかで勉強しろと考えている人は多くいないんじゃないかと思います。

その後自分なりに考えたのは、感性は個性をつくるものだから、
困難な状況でもそれをのりこえようとする想像力、楽しく乗り越えようとする感性、
人生を明るく生きれるようにするために学ぶのではないでしょうか?
感性の教育って何でしょうか?
これを日本の公教育について考えるとするレポートの課題にしたいのですが難しいでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

小4の子どもだからの発言ですね。


「算数国語理科社会以外はいらないんだ、音楽や図工や体育は無駄!」
”どうして”と理由を聞いてみたら良かったのにと思います。

おそらく「入試に要らないから」「塾(親)がそう言った}という返事が返ってくると思います。

学力低下といわれますが、国際調査で昔から日本の生徒の弱点は応用力と読解力など考える力です。 実は「算数国語理科社会以外はいらないんだ」という子ども達が一番苦手とする分野です。 
これには、感性と経験が必要です。 ご質問で実技教科の教育とされていますが、実技だけとは限りませんよ。 読書も芸術鑑賞も必要なことです。 もちろん人間性を高めていくためにも。

学校の授業で覚えたり計算するのはデジタル世界ですが、応用分野はアナログ世界です。 
スーパーコンピューターで計算される天気予報や、最先端の軍事兵器でさえ、最後は人間の感性で微調整がされています。 子ども達が遊んでいるゲーム機もソフト開発分野は算数や国語が出来ても役に立ちませんよ。 
デジタル絶対、アナログ否定の世の中ですが、生きている人間自体はアナログな生物であることを 忘れないようにしたいですね。


さて、私の子どもは中学生の間、海外の学校に留学していました。
そこでは数学の時間の電卓使用、もちろん試験中でもOKでした。体育や芸術系の授業の他に、日本では行われていない演劇、ディベートも正規の授業です。
これらの授業は子ども達が大人になって必要になる「生きていく力」を身につける為の授業です。 

義務教育とは最低限の「読み書きそろばん」が出来れば良いのではないでしょうか。 特に小学生時代は必要になる学力の基礎をつけることさえ出来れば良いと思います。


余談ですが、私の子どもは帰国後日本の高校に入学しました。
留学中は国語や社会の授業が日本で習う事と違っています。もちろん数学や理科も習う内容に差があり入試では散々でした。
外国語の成績で点数を稼げたので、一応進学校と言える所に入学できたのですが、入学したときの順位は後ろの方でした。
しかし読解力、応用力を必要とす分野が増えてきた数学や理科系の科目では、今ではトップクラスになっています。(計算には時間が掛かるそうですが・・・)
国語や社会の授業でも、単純に覚えなければならない部分は苦手みたいですが、関連づけて記憶したり推察しなければならない分野は得意のようです。 

自分の子どもの見て断言する訳には生きませんが、子ども達の能力を伸ばすのは 昔からずっと言われているように 「よく遊び、よく学べ」 ではないでしょうか

私は教育委員をしていますが、子ども達にきちんと向き合っていない文科省や審議会に大きな疑問を持っています。
日本の公教育について考えるとするレポートの課題については大賛成です。 難しいテーマで様々な考え方があると思いますが、しっかり研究して下さい。 その成果に期待します。 
 


 
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この回答へのお礼

早速の回答、ありがとうございます。
なんで?ときいてもその「とにかく、それ以外いらないんだ!あとは無駄」の一点張りでしたね笑。まぁ、小4ならではですね。
でもきっと親や先生が背景にありますよね。

考える力が、感性と経験が必要だと聞き、なるほどな~と思いました。私も10代ぎりぎりの歳になって、感性って大事だなーと改めて思っています。
困難な状況にあればあるほど、感性に頼ってる自分がいます。

演劇やディベートが授業にあるのですか!
確かに日本人はディベート力が弱いと言われていますね。
そして回答者さんの意見を参考にさせていただくと、人間はきっと考える力が基本となっているのですね。
日本も海外のいい教育をどんどん取り入れていければいいですね。
回答、ありがとうございました!
いろんな本を読んで勉強していきたいと思います!

お礼日時:2006/12/09 06:43

お子さんは「とにかく無駄」って答えるんですね?


それはそれでいいと思うんですよ。
ただし、そこに理由が伴ってないって事が重要だと思います。
理由がないと、話し合いにもならないですしね。
もしかしたら意地でも理由を聞きだそうとしたらその話題に触れてこなくなるかもしれませんよ。
私なんて、主要教科ですら無駄と思ってた人間ですからダメですね(笑)
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 小4の子どもさんには是非伝えて下さい。


「『“国数社理+英”が良くできるけど、音楽・図工・体育は出来ない人』よりも『国数社理+英に加えて、音楽も図工も体育も全て良く出来る人』の方が何倍もカッコイイ」と。

 高校生にも、受験科目以外の科目を毛嫌いする生徒がいます。(それが行きすぎると未履修問題に…小4のお子さんは未履修賛成?)
 そういう生徒には「大学に合格できる人っていうのは、受験科目も“当然バッチリ”で、芸術科目などもきちんと“たしなむ”くらいのゆとりがある人達だぞ」と言っています。(事実、全て切り捨ててモーレツな受験スタイルで実際に合格できている高3生を見た経験はそう多くはなく、逆に残念な結果の場合も…)

 小4の子どもさんは現在、音楽・図工・体育を“無駄”と考えているようですが、例えば同じクラスの友達にとっても無駄なんでしょうか?最終的に日本全国の小4生にとって無駄なんでしょうか?
 個人の価値観と、日本の社会(=大人の側)が全国の小4生全体に求められているものとに、結構大きな差があるということを、成長に従って視野が広がれば、きっといつか理解してくれることでしょう。

 さて、ゆとり教育が導入される以前の状態を知っている人は「知識があっても頭でっかちで、政治の分野でもビジネスの分野でも、結局国際社会には通用しない」とか「過度に受験戦争が加熱して、試験は解けても学習内容が定着していない」などの問題点があったことを思い出せるかと思います。そうった状態の方が良かった、と言うのは難しいかと思われます。

 更に、仮にゆとり教育をやめたとした場合に、ではそれによって学力が伸びるのでしょうか…?どうでしょうか?そこは結構考えるに値します。

 高校生が「完全学校週5日制の廃止」についてディベートに取り組みました。URLは参考資料集です。小4の子どもさんと会話する際や、レポート課題を出す際に、参考に用いて下さい。
 では失礼いたします。

参考URL:http://www.edu.shadow.ne.jp/jugyo/miyagino/link3 …
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