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安藤忠雄研究室の『ル・コルビュジエの全住宅』を読んでいて、不思議に思っていることがあったので質問します。

106件の設計の中で(実現、プロジェクト含む)、多々階段が2つある住宅を目にします。
どうしてなんでしょう?

A 回答 (4件)

コルビュジェに限らず、建築家がプランニングする際にとても重要視することの一つに、「回遊性」を確保することがあります。

つまり、ある部屋から違う場所に行くのに、一通りの行き方だけではなく、違ったルートを通っても行けるようにすることが、建物に奥行きを与え、生活を楽しくするんです。

この回遊性(=サーキュレーションと言います)を立体的に、より劇的にとることができるのが、階段が2つあるプランです。サーキュレーションの巧みさは特にコルビュジェの特徴の一つであると、個人的には思っています。実際、コルの代名詞である「スロープ」もサーキュレーションを豊かにする小道具でしょう?

そこで、日本の小さな家では階段を2つもつくる余裕がないので、建築家は視線だけでも回遊するように考えたり、いろいろ工夫をすることになります。

蛇足ですが、サーキュレーションが特徴的な名建築にピエール・シャローの「ガラスの家」(タルザス邸)があります。こちらも是非、研究してみて下さい。
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簡単な事です。

各物件の面積が広いからです。面積が大きいと二つ階段がある方が便利でしょう。又、アクセントにもなります。
日本では面積が小さいので階段を二つ付ける意味がありませんし、又スペースもありません。
というのが私の憶測です。失礼しました。
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ヨーロッパやコルビジェはしりませんが、日本では避難経路は2方向であるのが原則ですから、階段が2つあるのはありえます。

実際には、片方は避難器具にしてしまうことが多いのですが。
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コルビュジェのプランは知りませんが、私が訪ねたヨーロッパの住宅には、表階段と裏階段(サービス用)を持つところが少なくありませんでした。

その場合、召使が表階段を使うことは稀だと思います。
 なにしろ、ベッドの下におまるが置いてあったからね。
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