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He had the kindness to show me the way to the station.
「彼は親切にも駅への道を教えてくれた」の英文で
(1)なぜこのような意味になるのかがわかりません。
確かに直訳は「彼は親切心を持っていた+私に道を教えてくれるほど」
となると思いますが、
この英文はHe is so kind that he showed me the way~で言い換えられるということは「とても親切なので道を教えてくれた」となるの
でしょうか。それなら「とても」の意味がどこにあるのかわからず
納得がいきません。
(2)to不定詞はkindnessを修飾する形容詞的用法なのでしょうか。
(3)kindnessにtheが必要なのか
(4)なぜ抽象名詞でないといけないのか
以上詳しい方ご指南下さい。お願いします!

A 回答 (4件)

No.1です。

お返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問:

1.用法が形容詞的か副詞的かは、英文上の不定詞の修飾の仕方によってきまります。

(1)to不定詞が名詞を修飾する→形容詞的用法
(2)to不定詞が形容詞、副詞、動詞、文などを修飾する→副詞的用法
(3)to不定詞が動詞の目的語、補語や、主語になり「~ということ」という名詞的な意味になっている→名詞的用法

2.ここは、to不定詞が修飾しているものが名詞the kindnessなので、形容詞的用法になるのです。

3.意味は副詞的用法で訳してもいいですが、(ここはその方がきれいな訳になりますが)、あくまで訳し方のテクニックであって、英文の形は文法上のルールに則ると形容詞的用法になるのです。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

なるほど!全てすっきりしました。
言葉はほんとに奥深いですね。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/09/30 00:18

 have the kindness to doのtheは、enoughを意味します。


一方、so ... that~構文のsoは、excessの意味を表すほかに、sufficiencyの意味で使われることもあります。soが後者の意味を表し、that節の内容が肯定の場合、enough toを使ってパラフレーズすることができます。He was so kind that he showed me the way to the station.(=He was kind enough to show me the way to the station.)のsoは、excessではなく、sufficiencyを表します。つまり、「親切さの度合いが非常に高かった結果、道案内をした」ではなく、「親切さの度合いが、道案内をしてくれる程度であった」ことを述べています。
 ただし、so ... that~構文のsoがどのような条件を満たすときにsufficiencyを表すのかについてははっきりとしたことが分かっていません。学習者の視点に立ったときには、so ... that~構文のsoは基本的にexcessの意味を伝えるときに使うと考えておくのがよいでしょう。
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(1)英語を理屈で捕らえようとし過ぎると却って分かりにくくなります。


そのまま覚えられた方がいいんですけどね。わざわざ、“He is so kind that he showed me the way~”というふうに置き換えない方がいいと思います。書き換えるとしたら “He is kind enough to show me the way to the station.”です。


(2)このto不定詞は形容詞的用法になります。形容詞的用法にもいくつかパターンがあり、一番多いのは、修飾される名詞がto不定詞の直接目的語のなってパターンですが、ここでは同格用法になっています。

(3)必要です。

(4)なぜ、抽象名詞でいけないかというより、kindnessはkindという形容詞から派生した名詞だからです。
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こんにちは。

8/29のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<確かに直訳は「彼は親切心を持っていた+私に道を教えてくれるほど」
となると思いますが、>

この直訳だとto不定詞の部分の和訳「ほど」の部分を見ると、to不定詞を副詞的用法の「程度」を表す用法として用いていることがわかります。

しかしご質問文のto不定詞は副詞的用法ではありません。


ご質問2:
<(2)to不定詞はkindnessを修飾する形容詞的用法なのでしょうか。>

ご想像の通りです。名詞kindnessを修飾する形容詞的用法になります。

従ってこのto不定詞を形容詞的用法として訳出すると
(直訳)「彼は、私に道を教えてくれるような、親切心を持っていた」
となります。


ご質問3:
<(1)なぜこのような意味になるのかがわかりません。>

to不定詞の訳し方によります。

形容詞的用法のto不定詞は、後ろから訳し上げるもの、という固定観念を捨てることです。英語はあくまで英語で、とっさに日本語に翻訳するのではなく、英語をそのまま受け止めてみるといいのです。

すると、He had the kindnessで始まっているわけですから、話し手はこの主文が一番言いたいことだと受取れます。つまり「彼は親切さを持っていた→彼は親切だった」+(どのように?)「駅までの道を教えてくれるような」

そう考えるとこのto不定詞は、彼がいかに親切かを証明するような、つなぎの働きをしていることが感じ取れます。このto不定詞は、「それで」「というのも」「なぜなら」といった接続詞のような感覚でとらえるといいのです。

わかり易く言えば、「結果」を表すto不定詞のようなニュアンスで、前から訳し下げていくといいのです。
例:
「彼は親切だったので、駅までの道を教えてくれた」
=「彼は親切にも駅への道を教えてくれた」
となります。


ご質問4:
<この英文はHe is so kind that he showed me the way~で言い換えられるということは「とても親切なので道を教えてくれた」となるのでしょうか。>

なりません。この書き換えは、kindnessという名詞をkindという形容詞に書き換えた文ですが、ご質問文の書き換えには正確にはなっていません。

ご質問文をkindを使って書き換えると
He had the kindness to show me the way~
=He is kind to show me the way~
「彼は親切にも道を教えてくれた」
となります。


ご質問5:
<それなら「とても」の意味がどこにあるのかわからず
納得がいきません。>

上記の通り、kindを使った書き換えには「とても」の意味はありません。

ちなみにご質問で提示されたkindを使った書き換えを、名詞kindnessを使って書き換えると
He is so kind that he showed me the way~
=He had the kindness enough to show me the way~
「~するには十分な親切さ」
と、形容詞enough+toを用いた用法になります。


ご質問6:
<(3)kindnessにtheが必要なのか>

形容詞的用法のto不定詞で、kindnessの種類・性質を特定しているからです。形容詞で限定・特定された名詞には、定冠詞がつきます。

抽象名詞だと定冠詞は通常使わないと思われているのではないでしょうか。抽象名詞でも、物質名詞などの不可算名詞でも、特定・限定の場合は定冠詞は問題なく使えるということです。


ご質問7:
< (4)なぜ抽象名詞でないといけないのか>

1.形容詞kindの名詞形が、たまたま抽象名詞だっただけです。
形容詞→抽象名詞の例:
courageous→ courage
happy→ happiness


2.一方形容詞が、普通名詞になる場合も勿論あります。
例:
He had the power to lift it.
→He is powerful to lift it.
(直訳)「彼はそれを持ち上げる力があった」
→(意訳)「彼は力持ちなのでそれを持ち上げた」


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

詳しくて感服しました。文法の醍醐味が味わえた気がします!
納得できました。

このto不定詞は結果で訳せるということですが、
正式に副詞的用法の「結果」と見なすことはできないのでしょうか。

お礼日時:2007/09/28 23:20

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