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ネットで、ハリーポッターの最終巻の日本語版発売日が発表されました。さて、いつもそうなのですが原書の販売から1年です。たかだか600-700ページの本を翻訳するのに1年とは長すぎるように思うのですが、なんでこんなに遅いのでしょうか?いつも原文で読んでいるのですが、そんなにたいしたものでもないし、単純にページ数を営業日で割ってみても、仕事量が1日3ページとは!できあがりの翻訳もごく普通ですし。
海外ではほんの数ヶ月で発売されています。
私も仕事で翻訳や通訳をすることがありますが、それゆえなんだか納得できません。他の洋書の日本語版発売までどれくらいかかるのか分かりませんが、ハリーポッターはちょっと遅すぎないでしょうか?
なんだか、「当然売れるので」あぐらをかいているようで、気分が悪くなりました。
700ページ程度の洋書を日本語にするのに1年というのは、普通なのでしょうか?

A 回答 (6件)

まあ確かに遅いといえば遅いかも?しれませんね。

でも日本語版の発売が遅いのは翻訳者の松岡さんが一語一句を十二分に吟味して作業を進めているからだと私は思いますよ。

私も去年の1月にブログ・サイトを開設してサイトに載せるために日々文章を作っているから判るのですが松岡さんは同じ言葉・単語でも場面に合わせた表現にしようと心がけていたり異なる表現の日本語に置き換えるよう配慮しているようですよ。

J.K.ローリング/リンゼイ・フレーザー共著の「ハリー・ポッター裏話」の中でスペイン語版ではネビルがしょっちゅう見失っているペットのカエルのトレバーが「カメ」と翻訳されているそうです。カエルならともかくカメを見失うのはかなり難しいのでは?とローリングさんも指摘してみえます。

さらにイタリア語版では「ダンブルドア先生」が「シレンシオ先生」と訳されていて、おそらくイタリアの翻訳者は名前の「Dumb(無言)」を取って、ここからそう訳したようですが「ダンブルドア」というのはマルハナバチの古語で、いつも鼻歌を歌いながら動き回っている気のいい魔法使いというイメージから命名したものなので全く相反する名前になってしまっているのだそうです。

もちろん松岡さんの翻訳も完璧というわけではなく「これは誤訳ではないか?」といった指摘もされていますし同じ単語が場面場面でバラバラに訳されていて一貫性がないといった意見を見かけたことも私はありますし「なるほど確かに誤訳かも?」と思う時もありますが総じて著しくイメージを損なうとか重大な誤訳はないと私は思いますよ。

私に云わせればそもそも松岡さんが翻訳した本を読んでハリーポッターに巡り会うことができたのに次巻が出るのが待ち切れずに原書に手を出したら、もう日本語版はいらない!とばかりに松岡さんの翻訳にケチをつけたり、あれこれ文句を言うなんて私は「恩をアダで返す行為」だと思いますよ。質問者さんは違うみたいですけどね。

私の知り合いの自称出版業界通から聞いた話によると「ハリー・ポッターと賢者の石」は何故か?出版直後に大きな書店の一番目立つ場所に「平積み」で置かれていて、その知人は「何でこんな本が!こんな所に平積みで置かれているんだ?」と思ったそうです。

ハリーポッター・シリーズは映画化もされていますし、おそらく普通の出版社から経験豊富な人の手で翻訳されて発売されていれば「そこそこ」は売れていたでしょう。でも松岡さんが翻訳して静山社から出されていなければ日本の書店業界の救世主と言われるほどの大ベストセラー本になっていたでしょうか?

翻訳者としての力量は「?」でも松岡さんが出版社の経営者として優れた能力を持っていたからこその今なのではないか?と私は思いますけど。
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ハリーポッターの翻訳はよくできてると思いますよ。

私は読んでいてよくクスッと笑ってしまいます。原文ではどんな表現がしてあるんだろうかとかおもいます。物語の翻訳と通訳の違いは面白さではないですか。通訳は意味さえわかればいいと思いますが、物語の翻訳は面白くないと誰も読みませんよね。たとえば、詩なんてそのまま英語に訳しても何の面白みもないと思いませんか。

と言いましたが、翻訳や通訳を仕事にしている人にえらそうでしたね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに翻訳はよくできてるとはおもうんですが、原書がおもしろいからで、…要は普通だと思います。

詩は、またちょっと違う類のものと思います。
でも面白い比較でした。ありがとうございます。

翻訳の仕事をしている人は、世界中のあらゆる国にいます。
ハリーポッターを訳した世界中の翻訳者は、それは苦労したと思います。どの言語でも同じ条件なはず。
その中で、日本の翻訳者は、他国の倍かそれ以上読者を待たせていて平気な顔をしているわけじゃないですか。で、翻訳は大変だ大変だと。どこの国の人だって大変だったと思うんです。
まあ、もうこれで最終巻なんですから、スピンオフみたいなのが出て、これがまたすごい評判になるとかいうことが発生しなければ、ここの出版社の仕事の遅さにイライラしなくて良いとは思うんですが。

お礼日時:2007/12/04 03:07

補足ですが、この本は発行部数が多く予約価格の変更は影響が大きいので、価格を決めて予約受付が始まったということは、翻訳作業が一段落し

てページ数がほぼ確定しているのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そういうものなのですか。
でも要は翻訳が遅いと思うんですよ。
あの原書3ページ分を翻訳、って高校生の宿題でも楽勝だと思うんです。
うまいか下手かは別ですが、でも本職ならいいスピードでいい訳出してくるのが当然でしょうし。

お礼日時:2007/12/04 02:53

一度、翻訳した後で、時間をかけて手を入れているのだと思います。


外国のことば遊びのジョークを日本語のダジャレにおきかえたり、作者の造語を翻訳というよりどうネーミングするか検討したり、方言や辞書にない言葉が多い作品なので大変だと思います。
特に児童書なので、子供にもわかるように表現を変えたり、単語ひとつひとつ気をつかって言葉を選ぶのは大変な作業だと思います。
あと、子供がページ数の多い本を読むのに支障のない様に(学校を休んで、書店にならんだり、読んだりしないように)、たとえば5月中旬に出版できるけれど夏休みにずらそうとかいう配慮もしていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
翻訳は大変な作業なのですが、それはどこの言語に置き換えるのも同じ事だと思うのです。世界中の他の言語は販売になってるのに、日本語版だけ他より半年以上待たせて平気な訳者というのはどういう神経なのかしら、と思うわけでした。休みにずらすのであれば、遅くずらせて冬休み、クリスマスプレゼントとしてもいいくらいの程度だと思うんですがね。

お礼日時:2007/12/04 02:47

翻訳だけをして生きているわけでもありませんし、仕事のペースなんてひとそれぞれ、別に構わないのではないでしょうか?


確か訳者は、経営者ではなかったでしたっけ。

個人的には、特に急いで読もうとは思っていませんし、これが5年後だったとしても困りません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「仕事のペースはひとそれぞれ」でやっていけるというのが、あぐらをかいてるな、と思うところです。
私の下で「これだけやってるわけじゃないし」と、(割り振りとか、人を使うとかして)出来るはずの仕事がだらだら終わらないようであれば、契約打ち切ります。
私は原書で読めるので特に急ぎません。
なんだか発売の遅さからして、この翻訳者の仕事に対する常識的モラルがちょっと欠けてると思うのですが、みなさんはこれをどう思われるか、というのが質問の趣旨でした。
税金逃れとかも追徴課税されましたよね。住んでいない国に住所移すってことしてまで税金払いたくなかったみたいですし。

お礼日時:2007/12/04 02:43

こんにちは


翻訳の速度はともかく、
日本語に訳してからこんどは
組版・ゲラ刷り校正・製版・製本するわけでしょう?
ハリーポッターならばなまじっかな冊数ではきかないことはあきらかですよね。
予約数からいっても何百部ではなくて「万」の桁になりそうですね。
印刷会社だってそれだけの仕事を横から入れられても予定があるのではないですか?
英語圏ならばそのまま版刷に出せば済むからでその分有利ですよね。
売れるとわかっているものを売るのに経営者ならのんびりなどしてないとおもいますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いえ、それこそこの仕事は横から入ってくるといった類のものではないと思うのです。どう考えてもメインでしょう。
他のいろいろな言語の翻訳バージョンはもうとっくに販売になってるわけだし、ハリーポッターに関して、あらゆる言語の訳本で一番発売が遅い国はどこ、と比較した場合、断トツで日本なんじゃないかな、と思うのです。
売れるというのが分かってるからこそ、原書が読めない人が多いことが分かってるからこそ、そこにあぐらをかいてるんだな、と思ってしまうのです。映画だったら、すぐじゃないですか。
私が作者だったら怒ります。

お礼日時:2007/12/04 02:29

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