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「私は犬よりも猫の方が好きです」という日本語を英語に訳すとき、

1. I like cats better than dogs.
2. I like cats more than dogs.

1と2のどちらが正しいのでしょうか。
また上の2文は意味の違いがあるのでしょうか。

A 回答 (7件)

こんにちは。



I like dogs. の時、それを強める言い方は、I like dogs very much. になるのに、なぜ、比較した時、I like dogs better than cats. のように、much の比較級more を使うよりも、well の方を使うのかという点ですよね。

well には、二つの意味があって、一つは、「詳しく」とか「親密に」のような副詞としての意味。もう一つは、「健康である」というような形容詞としての意味です。この両方に共通するのは、「良い」という感覚だと思います。「彼を詳しく知っている」は、「彼をよく知っている」となりますし、「僕は健康だ」は、「僕はいいよ」になりますから。

「僕は犬がとても好きだ」という時、「とても」は、単に、「好き」の程度を言っているに過ぎませんし、「好き」と言う言葉自体に、対象を「良い」と思うと言う感覚が組み込まれていると感じます。つまり、I like dogs very well. と言ってしまうと、「頭痛が痛い」のような二重表現になると感じるのではないでしょうか。だから、「良い」つまり、wellを使うのを避けて、単に程度がより強いと言う意味の、very much を使うようになった。

それに対し、二つの対象を比べる時は、どちらか一つをもう一つのものよりも「よりよく」好きだという一種の強意表現が好まれて、better を使うようになったのではないでしょうか。つまり、better は、wellの比較級ですから「よりよく」という意味になるのに対し、moreは、「良い」という感覚を含まない。

でもI like dogs more than cats. も辞書を見ると載っていますし、正しい表現だと思います。そして、Which do you like better, A or B? の時は、moreではなくて、better が選ばれるようです。同様に、最上級もmost よりは、bestが、like との組み合わせでは好まれる傾向が強いですね。What kind of book do you like best?
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この回答へのお礼

まさに、私が疑問に感じた点をご理解頂けたようで本当に嬉しいです。
有難う御座います。much の比較級である more を使うのが自然と思うのですが、ご説明の通り考えると、この場合は well-better を使うのが良さそうですね。

お礼日時:2008/01/29 15:20

まだ締め切っていないのですね。

なにか、まだ、疑問な点があるのでしょうか。

比較を表す文章表現のときに、いつも感じるのは、日本語と英語の違いです。

「彼は賢いと言うより利口だ。」は、He is more clever than wise. となりますが、more を使い、cleverer を使わないのは、面白いことです。日本語の発想ですと、He is clever than wise. とでも言いたくなるのですが、more clever となるのはなぜでしょうね。
This lense is thickest in the center.と他者との比較ではない場合はtheが付かないということもあり、英語と日本語は比較の時にそれぞれ独特の癖があるように思えてしまうのです。
1.日本語は、全ての修飾が前置になることから分かるように、全てのものは了解済みのような意識があり、比較の時も、それがそれ自体の比較、つまり単なる強意表現なのか、それとも、他者との比較なのかの区別を、表現上はつけていない。例えば、「僕はりんごがすごく好きだ。」、「僕はミカンよりもりんごが好きだ。」、「僕は果物の中ではりんごが一番好きだ。」で、「りんごが、、、好きだ」という部分は構造的に変化しません。
2.英語は、物事を対立的に捉えるため、どうしても自他の区別をしたがる傾向があります。その例が、上に書いたような、He is more clever than wise.とか、This lense is thickest in the center. です。前者は、clever とwiseを区別し他者との区別ではないわけで、単に、cleverの要素のほうが多いと言っている訳ですし、後者は、他のレンズとの比較ではないのでthe thickest のようにはならないわけです。つまり、他者との比較ではない時は、表現が弱めになるというか、theを付けることはしないし、比較級も単に程度が高いと言う意味のmoreを使うわけです。

このことがあるため、他者との比較でない時は、 I like apples very much. のようにmuch を使い、他者との比較の時は、I like apples better than oranges. のように、better を使うと言うことではないでしょうか。そして、それが典型的に現れているのが、複数からの選択の時で、必ず、like... better,bestのように、better,bestを使うことになる。
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この回答へのお礼

詳しいご説明を有難う御座いました。
まだ教えてgooの初心者なので、ルールをあまりわかっていませんでした。これで締め切ります。

有難う御座いました。

お礼日時:2008/01/31 23:35

Gです。

 補足質問を読ませてもらいました。

>私がこの質問をした最大の意図は「同様の質問が生徒から出た時、生徒を混乱させないためにどのように回答するのが一番良いのか」という点なのです。「betterでもmoreでもどちらでもいいよ」と答えるだけで良いのでしょうか。アドバイスを頂ければ幸いです。

このカテに一番今の学校での英語教育の改革が必要だとぎゃあぎゃあこの6年間このカテで言ってきました。

教壇に立つと言う原状からすれば、まず、学校としてはこの点はどういう解釈をしているのか、どういう教え方をしているのかを知る必要があると思います。 教本的なガイドブックがあるのだと思いますが、なければ先輩の英語教師に聞いてみてください。

学校の英語教育方針に基づいて生徒には教えるべきでしょう。 そして、moreはだめだ、と言うのであれば、生徒には理解してもらうことになると思いますよ。 英語教師はつらいよ、と言うところです。

かつてこのカテでこの点について質問がありましたが、現役の教師の方が言うには、自分では間違っている、不十分だと分かっていても何も出来ない状況がある、と言っていました。

現状とはそういうことなんだと思います。 正しいことを教えたいけど教えられない、のは英語教育に不満を持っている英語教師としては「つらいところ」なのではないでしょうか。

しかし、中一に教えるのと高三に教えるのではまったく違うと言うことも知っておいてください。

一応これが原則だと中一には教えることが出来ても高三では受験などで、実際に使われている表現を習得するよりも試験問題でいい点を取らなくてはならないと言うおかしな現状が彼らにはかぶさっているのですね。

教室で教える自由があるとするならばやはり生徒のレベルと受験とのかかわりを考えながら、ヒントとしても、実際に使われている表現も紹介しておいて言いと思いますし、英語教育にある程度の方向性がよくなってきていると言う事実からしてみれば、いつか必ずmoreも使えると教えるようになると思います。

私が教壇に立つと言う立場になるときには必ず私考えを学校側に伝えそれが出来ないのであればその学校では教えないと決めるのではないかと思っています。 学校側では欲しくない人材になるかもしれませんね。<g>

戦場に立つにはまず現状を知ることから始まると思います。 moreを教えたいのであれば、今はそれなりに支持する知識を持っておくのもいいと思います。
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この回答へのお礼

現場の実情を踏まえることが一番大事なのですね。
自分の意思を通せないことが多々あるということですね。
ここからストレスが溜まっていくのでしょうね・・・

ご返信を有難う御座いました。

お礼日時:2008/01/31 23:30

どちらも正しいけれど、学校で教えるのは1の方のなので1が無難です。


意味の違いで言えば、質と量の違いでしょうか。

蛇足ですが、こういうのは preferを用いて
“I prefer cats to dogs.”と言った方がスマートなんですがね。でも特に中学校では 語彙の絞り込みと比較の構文を反復練習する配慮からか、preferという単語はなかなか登場しないようです。

参考URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
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この回答へのお礼

なるほど、prefer とは盲点でした。
有難う御座いました。

お礼日時:2008/01/29 03:02

アメリカに住んで40年目になりました。

 私なりに書いてみますね。

>「私は犬よりも猫の方が好きです」という日本語を英語に訳すとき、
1. I like cats better than dogs.
2. I like cats more than dogs.
1と2のどちらが正しいのでしょうか。

何を持って正しいか正しくないかを判断する事になると言うことなのでしょうが、もし学校で1)は正しくて2)は正しくないとすればその基準からは1)しかないと言うことでしょうね。

しかしその基準が「使われていて問題があるかどうか」「2)を使ったら誤解が起きるかどうか」と言う基準で言えばどちらも正しいと言うことになります。 そしてこの場合「正しい」と言う表現は避けるべきなのです。

どちらが一般的かどうか、と言う表現もよく使われますね。 それも、表現によって、世代やおのおのの社会によってどちらが一般的かと言うことも変わる事もありますね。

今回の場合、どの世代でも社会でも両方問題なく使われます。 どちらがその世代や社会でより一般的かと言うと大きな問題とはならないでしょう。

しかし日本の「学校での英語」社会であればbetterの方が一般的といえるのではないかと思われます。 しかし、学校で、moreは間違いだというのであれば私はそれを批判します。 なぜなら英語を使えるようになるためには実際に使われていて問題のないものを間違いとするのは、試験文法でよくある事ですが、使えるようになる教え方ではないだろうし、英語を母国語として使っている人たちに向かって「あんたの英語は間違っている」と言っている事になるからです。

外国人が「全然は否定文だけに使われあなたが今言った前々おいしい世と言う表現は間違っている」とあなたに言ったらどう思いますか?

全然と言う表現だけでなく、他の一般的に使われている表現を持ち出して、極端な例として、その外国人が受けたえ日本語教育自体が間違っていて、あると言う表現は間違っていてありますと言う表現が正しい、と言うようなせりふをあなたに言ったらどう感じますか?

>また上の2文は意味の違いがあるのでしょうか。

皆さんもおっしゃっているように、very muchのフィーリングがあるときにその比較級はbetterと言うことになるのですが、そのvery muchと言う「他と比べかなり」と言う程度の差が大きい事を出している表現だからこそbetterが使われやすい、と言う事なのですね。

つまり、moreは「比べると」と言うフィーリングを感じ、betterには「排他的に」と言うフィーリングが強く出ていると私は感じるからなのですね。

ですから、同じlikeを使った表現でも、一年前よりも今日のほうが,と言うような場合、I like cats today more than a year ago.と言う表現になりがちでI like cats today better than a year ago.で表現するときは一年前より「すごく」好きになった、あまり好きじゃなかったけど好きになった、と言うフィーリングがmore today thanより出ていると私は感じます。

しかし、これは、「違いってあるのかな、あるしたらなんだろうな」とこだわってやっとこういう違いもあるかなと感じるだけのことです。

私のIDの「がんばってるよ」と「がんばっているよ」の違いは? 「テレビをみた」「テレビを見た」とひらがなのままにするか漢字を持ってくるかの違いは? 「好きです」「すきです」「スキです」ですの違いは? 「朝飯」と「朝ごはん」の違いではなく「朝ごはん」と「朝食」の違いは? 「コンピューター」と「コンピュター」の違いは? などの違いと同じように私には感じます。

と言うことで、英語の担任先生がbetterじゃないといけないといったら、試験ではbetterにしておいた方が身のためと言うことになり(試験社会の原則)であり、どちらでもいいと言う先生であればどちらでもいいわけですね。 敬語と同じですね。 敬語にこだわらない上司であればそれほど気を遣うことはないでしょうが敬語にうるさい上司では注意した方がいいですね。 これも敬語が正しいと言うことではなく、それぞれの上司が牛耳る社会の文法に沿って部下としての言葉遣いをするわけです。

この使い分けは日本では学生であればしなくてはならない英語力の一つとなるのでしょうね。 残念ながら。

と言う事は、無難な英語の道を行くのであれば(今のところは)betterに絞って表現し、もし誰かからmoreじゃだめなのかと聞かれたら、両方とも問題なく使われているようだよ、位に留めておいていいのではないかと思うわけです。

まったくの私個人の感想を交えて書かせてもらいました。

参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
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この回答へのお礼

アメリカ生活40年(!)ですか。
尊敬致します。私の海外生活はせいぜい3年半程度(英国)
のものでしたので。
丁寧なご回答を有難う御座いました。

私はこの4月から中高一貫校の英語教師として教壇に立つのですが、
私がこの質問をした最大の意図は「同様の質問が生徒から出た時、生徒を混乱させないためにどのように回答するのが一番良いのか」という点なのです。「betterでもmoreでもどちらでもいいよ」と答えるだけで良いのでしょうか。アドバイスを頂ければ幸いです。

お礼日時:2008/01/29 15:33

「私は犬よりも猫の方が好きです」という日本語を英語に訳すとき、



1. I like cats better than dogs.
2. I like cats more than dogs.

1と2のどちらが正しいのでしょうか。
また上の2文は意味の違いがあるのでしょうか。

【回答】
もっともな疑問だと思います。英語の先生でもこの質問に答えられ人はそういないと思います。

私も同じ質問を以前したことがあります。その時の回答は

like ~ very much の時だけは、普通の変化ではなく、特別な変化をするということでした。なぜかは答えられませんが、決まった形で覚えてください

very much(原級) better(比較級) best(最上級)
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この回答へのお礼

有難う御座います。
実は4月から英語教員になるのですが、
「特別な変化」をするということで、生徒に
説明したいと思います。

お礼日時:2008/01/29 03:01

学校文法では,「より好きだ」は like ~ better,「一番好きだ」は like ~ (the) best と教わり,more, most には触れられません。



多くの先生が more だと誤りだとするのではないでしょうか。
最近の生徒は more ではないの?という疑問に思う子は少なく,そのまま流してしまうことが多いとも思います。

I like cats very much. のように,好きな程度は much で表されるため,比較級では more になる,と考えるのが自然です。

実は,大昔の英語では It likes me well cats. のように,like は well で修飾していました。
そのまま better - best で比較級・最上級にしていました。
その後,I like cats very much. のような言い方が普通となりましたが,なぜか比較級・最上級は昔のまま残っています。

like ~ very much は使っても,
like ~ much とか,How much do you like ~? とは言わないあたり,もともと like と much は結びついていなかったとも言えます。

ご質問の回答ですが,more でもややかたく感じられるかもしれませんが,十分通じます。

ただ,日本人が英語を使う場合は better にしておいた方がいいでしょう。
受験文法がちがち,というのでなく,実際,慣用的に like ~ better が普通に用いられている英語だと思うからです。
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この回答へのお礼

ご回答を有難う御座いました。
とてもわかり易いご説明です。
さて、学校文法として中高生に教える場合は、
どのように教えるのがベストなのでしょうか。
「動詞がlikeの場合は moreでも使えるが、betterの方で覚えておいて下さい」と言えば良いでしょうか。
ご意見を頂ければと思います。

お礼日時:2008/01/27 11:40

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