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ウィキをみたのですが、
共和制のところは記述が少なくて、わかりませんでした。

民主制にも、
間接と直接の違い。

大統領制など、

違いを教えてください。

A 回答 (6件)

ANo.4です。


色々と疑問が提示されてるみたいなので、補足を。

>直接民主制をしている国はないのですか?

現在の国家レベルでは、ほぼ無いと言っても過言ではないでしょう。
殆どの国は、君主制であれ共和制であれ議会を持っており、国家の意思は議会が行います。
ただ、地方自治レベルでは行われているところもあります。
turukame2005さんの挙げておられるスイスですが、こちらも議会がありますので、直接民主制ではありません。
ただ、重要な議題については国民投票で決定しますので、「直接民主制に近いシステム」を持っていると言えます。
「直接民主制」と「間接民主制」を取り入れたシステムですね。
日本でも、最近可決された「国民投票法案」の運用・拡大しだいではこうした道もありますが、ソレを上手く機能させられるかは国民の力量しだいですね。(個人的には、人口が多く国土もそれなりにありますので直接民主制は向かないと思いますが)
直接民主制のデメリットは、政治的議案を討議する度に国民全員が拘束されるため、生活が制限されてしまい、現実的でないという事でしょう。
あとは、扇動に弱いという事でしょうね。

>>国民により行政府の長が直接に選挙される

>これは、直接民主制、とは違うのですか?
>直接選挙と、直接民主制はどう違うのですか?

直接民主制というのは、「議題について、一人一人が投票する」という事です。(国民投票を行い、その結果が政治的決定となる)
首長を選ぶ選挙は、「行政(政治)を任せたい人を選ぶ」という事で、その選んだ人を通して政治的行動を行うので「間接民主制」となります。
つまり、「議題」と「意志決定」の間に「代表者」を挟むので「間接的に意志決定をしている」という事になります。
なので、「大統領」などを選ぶことも「間接民主主義の手続き」という事になります。


>日本が共和制になる可能性はありますか?
>それから、直接民主制に変わる可能性も。

日本は「立憲君主制」ですが、「共和制」と言えなくもありません。
元々、「立憲君主制」というのが「君主制」と「共和制」の折半案なのです。
この事を示すために、以下に少し整理してみます。

●君主制の場合
・国家の代表=君主
・国家の意思決定=君主

●共和制(直接民主制)の場合
・国家の代表=国民全員(正確には、必要な時に選ぶ)
・国家の意思決定=国民全員

●共和制(間接民主制)の場合
・国家の代表=選挙で選ばれた代表者。(大統領・総理大臣など)
・国家の意思決定=選挙で選ばれた人々(代議士(議会議員))


●立憲君主制
・国家の代表=君主
・国家の意思決定=議会を構成する人
         (民主制の場合は、間接民主制の共和制と同じ)

と、まぁこんな感じでしょうか。
国家の代表というのは、(形式的な意味での)国家元首を指します。
つまり、その国を代表する第一人者という事になります。
「立憲君主制」や「象徴大統領制」の場合、政治的実権は握っていませんので、典礼などの行事の時に国を代表すると言うことになります。
で、この「元首」の下に実権を握った「首相」が置かれることになります。
「首相」というのは、「議会を代表する人」と言ったら良いかもしれません。
米国のような場合は、「元首」と「首相」を兼ねていると言えます。(厳密には違いますがややこしくなるので、、、)

>日本は、直接民主制に変わる可能性はありますか?

先にも書いたように、人口が多く現実的でないため難しいと思われます。
ただ、国民投票法案の運用の仕方では、それに近いシステムを作ることは可能です。
まぁ、それが上手くいくかは国民一人一人の努力にかかってきますが。(直接民主主義は扇動に弱いので、これを克服できるかが要です。)

※「投票システムで賛否を決める」という制度を念頭に置いて回答していますが、細かくみると「投票で決める」意外にも「全会一致でないといけない」というシステムもあります。
ただ、現実的ではないので単純化する意味で省いています。
また、同様の意味で念頭に置いてる国は
古代ギリシア・近世ヨーロッパ・現代では、日本・英国・ドイツ・イタリア・米国etc,,,です。
共和制の所には、「寡頭制=国家の意思決定に関わる人が制限されている共和制」とも言うべきモノがあるのですがこれは割愛しています。
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ANo.2です。



他の人も書かれているように、共和制というのは、たいへん広い概念です。

だから、たとえば、「日本国」を、現在の政治体制のまま、「日本共和国」に国名変更しても、文句を言う外国はないでしょう。
日本人としては、相当に違和感がありますが。

直接民主制は、たしか今でもスイスがそのはずです。
ここ2~30年の間に変わっていなければ、間違いありません。
小さい国ですから、そういうことが可能なのでしょう。
ただ、代議員というのはいて、細かいことは、彼らに任せているようです。

直接民主制は、結論的には、国民投票を意味します。
だから、実質的には、日本のような、人口が1億を超えるような国では、コストがかかりすぎて、不可能です。
今後、信頼できる形で電子投票の仕組みが整備されれば、直接民主制に近づいてゆくかもしれません。
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共和制というのは、君主制の対義語として言われる政治形態の概念ですね。



君主制・・・政治のトップに一人が君臨し、終身であること。その君主の称号によって「帝政」「王政」「首長政」「僭主政」などと呼称される。また、世襲によって継がれる形と何らかの方法によってトップが選ばれる方法がある。

共和制・・・政治のトップは複数人いて、その人々の話し合いで「政治的決定」がなされる政体。トップを構成する人は選挙で選ばれる場合もあれば、終身世襲制である場合もある。「貴族制」「寡頭制」「議会制」など、こちらも幾つかのシステムがある。

まぁ、大雑把にいうと「政治的判断を一人が行う=君主制」か「政治判断は複数人の話し合いで行う=共和制」です。
この二つの政体は、古来から対立しながら存在していました。
で、その対立を超えて生まれたのが「立憲君主制」という今の英国や日本のような政体です。

立憲君主制・・・国を代表するのは「君主」だが、政治的な決定を行うのは複数の人間である。「君臨すれども、統治せず」というヤツです。

で、民主制というのは「民主主義」とほぼ同義語です。
(但し、「貴族制」などを否定し、身分・富などによって権利が制限されない場合は「君主制」「その他の共和制」との対立概念となることもある)

民主主義・・・政治的決定の正統性は、国民(古代ギリシアやローマでは市民と言われる)にある。よって、国民が政治的決定を行うこと。その行い方によって以下の二つに分かれる。

1、直接民主制・・・政治の「議題」について、一つ一つ国民(市民)全員が直接関与して決定すること。

2,間接民主制・・・政治の「議題」について、「間接的に」国民(市民)が関与して決定すること。多くの場合、選挙で選ばれた代表(いわゆる代議士)に権力を委ねて行われることが多い。別名、「代表制」「代議士政」「議会制」などと呼称される。

1は民主主義の原点であり、その典型は古代ギリシアの「アテネ」です。
ただ、現在の「国民国家」では規模が大きく、政治決定に全ての国民が直接関わることは現実的でないため、2の間接民主制が取られています。


「民主制(民主主義)」は「君主制」の対立概念と考えられがちですが、必ずしもそうではありません。(また、これが「民主制」と「共和制」をごちゃ混ぜにする原因ともなってます。)
現在の日本や英国は「君主制民主主義」の国であり、「君主制」と「民主制」は共存関係にあるといえます。(ただ、「象徴天皇制」は「君主制ではない」との見方もありますが、、、。個人的には「君主制」だと思っています)
よって「民主制(民主主義)」には「君主制民主主義」と「共和制民主主義」があると言えます。


次に「大統領」についてです。
「大統領」というのは、共和制の国で君主と同じ立場の人間(国家元首)です。
君主制では国家の代表は「君主」一人ですが、共和制では複数の人間がいるため君主に変る「国家の代表」を決めています。
と、同時に米国のように「行政のトップ」として君臨する場合と、ドイツやイタリアのように「国の象徴」として君臨する場合があります。
前者は、「(従来の)君主制の君主」に当たると考えられ(但し、権力の座に就ける期間がある)、
後者は、「立憲君主制の君主」にあたると考えれば分かり易いかとお思います。
んで、直接国民から選ばれる事になります。

一方で、日本の「総理大臣」のように「首相」を選ぶのが議会であり国民が直接選べない場合は「議院内閣制」と言われています。
先のドイツやイタリアも「議員内閣制」です。
ただ、「象徴」としての「元首」が、日本の場合は君主である「天皇」であり、ドイツやイタリアは民衆が選ぶ「大統領」という事になります。
米国のように「大統領」が「国家元首」でもあり「行政のトップ」という「大統領制」もあります。


と、まぁこんな感じかと思います。
色んな定義づけがなされているので、異論がある場合やもっと細かく分けられる場合もありますので、完璧な説明とはいきませんが、参考になれば幸いです。
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共和制という概念はとても広いので、一義的に応えることは難しいという前提をまず理解してください。



政治学の分野における一般的定義では、君主制を採用していない国の政治体制を共和制としています。
君主の有無により、共和制を採用しているか否かが分かたれるわけです。
民主制と共和制の区別について疑問をもたれるかもしれませんが、民主制はイギリスや我が国(日本は海外文献では通常君主制に分類されています)のような君主制と相反するものではありません。
国民の意思に基づく政治の運用がなされていれば、それは民主制なわけで、この意味において、民主性か否かは君主制を採用しているか否かとは基本的に無関係です(君主に実質的かつ強大な権限がある国は別です)。

次に、間接民主制と直接民主制の区別についてですが、これらは国民が代表者を選んで国政を運営させているか否かによって分けられます。
我が国の制度にみられるように、国政の最終的正当化・決定権限である主権を有する国民が、自らを代表する国会議員を選んで、その議員によって政治(厳密には立法)が行われる体制を間接民主制といいます。
一方、直接民主制は、国民が自らの代表である議員に国政を運営させるのではなく、自分たちで国政に関する意思決定、実行をする体制をいいます。
イメージしにくいかもしれませんが、小さい村の寄合のような感じです。
実際、直接民主制を採用している国は皆無といってよいでしょう。
一般的には、直接民主制を支持したとされるJ.J.ルソーでさえ、「直接民主制はすばらしすぎて人間にはふさわしくない」というようなことを言っています。

最後に大統領制ですが、現在の政治学、憲法学の分野においては、国民から国の行政府の長が直接選ばれている場合、その制度を大統領制といいます。
我が国の採用する、国会議員の中から行政府の長たる内閣総理大臣が選任される議院内閣制と比較するとわかりやすいかと思います。
具体的には、大統領制の特徴として、一般的に、(1)議会による大統領の不信任(弾劾は除きます)や、大統領による議会解散権がないこと、(2)大統領は議会議員との兼職が禁じられること、(3)国民により行政府の長が直接に選挙されることといったものが挙げられます。
大統領制は、共和制、民主制といった問題とは基本的に無関係であって、行政府の長をどのように選任するかという観点から論じられるものです。
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この回答へのお礼

勉強になります。
>直接民主制はすばらしすぎて人間にはふさわしくない

悔しいですが、同感・・です。
人間はどうしても、結果として愚かな選択をしてしまう。

直接民主制をしている国はないのですか?

>国民により行政府の長が直接に選挙される

これは、直接民主制、とは違うのですか?
直接選挙と、直接民主制はどう違うのですか?

お礼日時:2008/02/14 14:42

「共和制」は、世界最古の歴史書、ヘロドトスの「歴史」にすでに出ています。


古代ギリシャ諸国(地中海諸国)では、「君主制」か「共和制」かを、国民が選んだようです。
「共和制」は町の有力者の話し合いで政治のかじ取りをしますが、議論が沸騰するような重要な問題だと、なかなか結論が出ない。
「君主制」は、いわいるトップダウンで、政治が効率的に行われますが、一度君主を決めてしまうと、国民は君主に支配されることになります。
君主を決める経緯というのはいろいろあるようで、国のために大きな貢献をした英雄が、自分を王にすることを要求して受け入れられた、とか、共和制がうまくいかないので、国民が優秀な人に王になることを依頼した、というようなこともあったようです。
君主制の問題として、君主がくたびれてしまったり、期待したほど有能でなかったとしても、なかなかやめさせることができない、ということがあります。
ヘロドトスの「歴史」にも、どこかの国で、国民が王を退位させようとしたら、王は代償として、莫大な金品を要求した、という一節があります。
とはいえ、退位の余地があるという点で、「神の子孫」であることを権力の源泉とする「絶対君主」とか「封建君主」とは違い、むしろ大統領制の原型とみたほうがいいのではないでしょうか。

ちなみに、同時代のペルシャ帝国やエジプトは、王朝の交替はありますが、絶対君主制です。
ペルシャのダレイオス王は、「歴史」では、3人の英雄の中で、「明け方、神馬のそばに行って、神馬がいなないた一人が皇帝になる」という神籤で、インチキをやって神馬をいななかせ、皇帝になったと書かれています。
これも、「神の意思に沿う選択をする」という意味で、ギリシャの「君主制」とは違います。

「歴史」は、歴史的価値の高さだけでなく、面白い話満載ですので、一度読んでみるといいと思います。
昨年、公開された映画「スリーハンドレッド」も、「歴史」の一節を映画化したものです。
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この回答へのお礼

日本が共和制になる可能性はありますか?
それから、直接民主制に変わる可能性も。

お礼日時:2008/02/14 14:33

共和制は、君主制の反対語で、世襲君主がいないタイプの民主主義だと思えば良いでしょう。

共和制という語は、共産主義系国家で使われることが多いのですが、広い意味では、フランスやアメリカのような資本主義国にして世襲君主のいない直接投票制の大統領制も、共和制に含まれますし、イスラムでも政教分離のトルコは共和国です。共和国は英語ではrepublicですが、これはローマ時代のres publica(公共物)という語から派生しており、ローマ研究家はこれを共和国ではなく国家と訳します。

民主主義でも、日本やイギリスには形式上、君主がいるので共和制ではなく、立憲君主制であり、間接民主制であり、議院内閣制に分類されます。国のリーダーは直接選挙ではなく、国会から間接的に選びます。ちなみに、日本国憲法では国会が国権の最高機関と規定されていますので、理論上、実は日本で一番えらいのは総理大臣の福田ではなく、衆議院議長の河野です。
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この回答へのお礼

立憲君主制⇔共和制
間接民主制⇔直接民主制
議院内閣制⇔???

ということですか?

議院のない国はありますか?
日本は、直接民主制に変わる可能性はありますか?

お礼日時:2008/02/14 14:29

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