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生物学関連の書籍を読んだのですがうまく説明できません。

A 回答 (9件)

 「メンデルの進化説」ではなく、「ダーウィンの進化論」ですね。

メンデルは遺伝の法則を発見した人です。

 回答としては、「チーターは足の速い個体が選択されたから」で良いと思います。
 チーターの遺伝的多様性の"少なさ"("ない"わけではない)の理由は、個体数が減って近親交配を繰り返したからと言われていましたが、1万年ほど前に、チーターが激しく個体数を減らしたことが判っていますから、「現在のチーターの遺伝的ルーツが極端に少ないから」という考えの方が的を得ているように思えます。

 ただ、そのチーターが絶滅しかかった時に「足の速い個体」が「選択」されたということでしょう。
 その後1万年の間には数千世代を経ているわけですから、変異も起きて遺伝的多様性は増加の方向に向かっているはずです。
(減少の方向に向かっているのなら、従来説のとおり「近親交配」が遺伝的多様性の少なさの原因という推測が可能でしょう)
 そうやって遺伝的多様性が増せば、やがてまた何かの遺伝子が「選択」されることになるでしょう。

 環境の変化がチーターの生存に適さない場合は、チーターは絶滅の方向に向かうでしょう。これも「自然選択」の結果です。

 進化論での「自然選択」について誤解されている方が多いのですが、この「選択」という言葉は必ずしもヒトが家畜を品種改良する際に用いるような"積極的な選択"を意味しているわけではありません。
 生物は方向性を持たず、"あらゆる方向に進化"して遺伝的多様性を増し、自然はそれを絶えず"選択"する、というのが進化論の骨子です。
 その「選択」とは、別に優れた遺伝子をピックアップしているわけではなく、その環境に素晴らしくマッチした形質を持つ集団は栄えるでしょうし、著しく不利な形質を持つ集団は衰退し、滅びるかもしれません。そしてその中間の「少し有利」とか「少し不利」あるいは「別に有利でも不利でもない」大多数の形質も生存していくわけです。

 そしてその「形質」が、独立した集団を形成した時に、それを「種」と呼ぶわけです。

 サバンナで肉食の生物が生存するために「有利な形質」は、別に足が速いことだけではなく、チームプレイをする社会性でもよかったわけですし、それこそ直立二足歩行して「手で道具を使う」方向も正解だったわけです。

 ヒトだって元々の遺伝的ルーツは10万年前の一集団でしかないわけですから、1万年後の遺伝的多様性は現在のチーターと同程度だった可能性もあるわけです。
 ですから、チーターだってこれから時間さえあれば、また遺伝的多様性を増していくでしょう。その前に絶滅する可能性も高いですが。

 結局、進化論は「生物はあらゆる方向に進化を続け、それらが常に自然に選択されて絶滅したり栄えたりしながら現在に至っている」ということなのですから、ちょうちんアンコウのちょうちんだって進化論で説明できるわけです。
 つまり、たまたま魚類が発光体を持ったらけっこう具合が良くてそれが生き残った→発光体の形状が改良を重ねられた結果、現在に至る、というわけです。
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チーターは比較的小型で他のねこ科の動物との競争を勝ち抜いた(生き残った)のは俊足の個体だった。

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ダーウィンの進化論じゃなければいけないのでしょうか?



進化に関する研究はもっと進んでいてダーウィンの考え方のなかでも正しいと思われる点、違うのではないかと思われる点が出てきています。
ですから、ニューダーウィニズムを調べられたほうがよいと思います。

簡単に言いますと、皆さんが仰ってるように、もともとは足の速いチーターも遅いチーターも集団のなかにはいたのです。そのなかで足の速いチーターが環境的に子孫を残しやすかった、プラス偶然性で、集団の中で足の速いチーターの占める割合が世代を経るごとに増えていって最終的に全てのチーターが足が速くなったということで納得できませんでしょうか?
ではなぜ人間は足が速い人が多数派にならないかというとそれが生存するための重要な要素ではないということですね。それぞれの種によって要素が違うわけです。だから、それぞれの集団そのものに個性が生まれるわけです。

あと、まだ皆さんのご意見でていない点で言いますと、「ウィルス進化説」というのがあります。
つまり、キリンの首が長くなったのが高い餌を取れるほうが有利だったためだんだん長くなったという今までの説は間違いで、あるとき突然、首が長くなる病気になってそれが集団に感染して固定化されたというものです。これですと、首が長くなっている途中の中間種が発見されない説明がつきます。
つまり、ある日突然、世界中で三つ目の子供が生まれる病気が流行って何世代も経ったら全ての人間が三つ目になる可能性が未来にはあるということです。

なので、チーターも足が速くなる病気になった可能性もありますよ。チーターの場合はきっと違うと思いますが。
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普通に考えれば「足の速いやつの方が生きていくのに有利だったから」で十分かな.


とはいえ #6 がいうように, 「ヒトを含めたあらゆる生物は『空飛ぶスパゲッティ・モンスター』が作った」という考え方は十分検討する価値があるのかもしれません.
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「興味深いことに、生命について学べば学ぶほど、生物学を学べば学ぶほど、ダーウィン主義の矛盾に気づくようになり、設計があったということが明らかになる」(微生物学者Michael Behe)



「最も単純な細胞についてであっても、化学進化を起源とすることはまったくできない。」(生化学者Dean Kenyon)

幼い頃から進化論を学校やTVで繰り返し叩き込まれれば、単なる一仮説に過ぎないものを真実だと信じ、疑うことができなくなるのは無理も無いとおもいます。
わたしもそうでした。私も進化論を”信仰”しておりました。いや、信仰させられていたと言った方が正解かもしれません。


「有利な突然変異」がある固体に遺伝子レベルで偶然に起こり、その固体と全く同時期に全く同じ「有利な突然変異」を成し遂げた異性と出会い、その子孫がまた同時期に「有利な突然変異」で自分と同じ能力を獲得した異性に出会い子孫をつくりそれをくり返す・・
これはもう確率的に限りなく「無」に近いといえます。
「中立な突然変異」の積み重ねにしても同じことです。
チータが速く走れるように進化するというのは、100mを14秒で走ってた人が、鍛錬して100mを12秒で走れるようになったというのとわけが違います。
骨格、筋肉、神経など体のあらゆる臓器の大改造が遺伝子レベルで進化し、偶然に同じ進化を成したメスと出会わなければなりません。

また、ご存知のようにあらゆる中間種が発見されていません。
無数にトライアンドエラーを繰り返し環境に適応したものが生き残ったならば、その何十倍、何百倍の多種にわたる環境不適応種の化石が発見されなければなりません。

共産主義の台頭と進化論の流布は見事に一致しております。
進化論が実はカルト宗教的なものであり、神を否定させ、ヒトはデラックスなサルだとして人間の尊厳をおとしめ、伝統から引き剥がすための思想的な策略だと私が理解できたのもつい最近です。

けして無理じいはいたしませんが、世の中には進化論を信じている人もいれば信じていない人もいるのだということです。
お互い不倶戴天、相容れないものなので討論しても平行線でしょう。
ですが既成のものや常識を疑ってみるというスタンスはとても大事なことだと思うのです。
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課題でしょうか。

課題だとすると先生に引っかけられたのですよ。

チーターは遺伝的多様性の無い種です。個体間の皮膚移植が可能なほど遺伝的にはほとんど同じ個体の集団です。これは何らかの自然現象でチーターはかって絶滅しかかりましたが,狭い地域のわずかな個体が生き延び,今日のように生活域が広がったのです。このような現象を遺伝的ボトルネック効果といいます。チーターの足が速いのは,たまたまその時生き残ったチーターの足が速かったからかも知れません。

メンデルの進化説は,自然選択説が基本的な考えです。この自然選択は多様性のある遺伝子の中である遺伝子が選択されるわけです。しかし,チーターは遺伝的に同じ個体ですから,選択圧があろうと無かろうと,遺伝子は選択されません。つまりメンデルの進化説に従えばチーターは進化しないことになります。多種との競争に勝てずに絶滅あるのみです。現実的にもチーターはほとんど絶滅に向かっているようです。
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この回答へのお礼

チーターも絶滅に向かってるんですか・・
ありがとうございます。

お礼日時:2008/05/13 22:51

ダーウィンの進化論の重要な部分は、自然淘汰説と呼ばれるものですね。


つまり、生物がもつ性質は、同種であっても個体間に違いがあり、それは親から子に伝えられたもの。
そして生存競争により有利な形質を持ったものが生き残り、子を残すことになる。
その蓄積が進化である。
ざっとそういうことでしたよね。

ならば、サバンナでは早く走れるチーターが足の遅いチーターより獲物を捕らえる確率が高いので生き残りやすく、足の遅いチーターは淘汰され結果として足の速い遺伝子が子孫に伝えられることになるのではないでしょうか?

ただ、進化論ですべては説明できませんよね。
ちょうちんアンコウのちょうちんって、進化論でどうやって説明します?(笑)
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この回答へのお礼

うーん、確かにちょうちんはわからないです(笑)

お礼日時:2008/05/13 22:50

× 走ることが重要なジャングルでは・・・


○ 走ることが重要でないジャングルでは・・・
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この回答へのお礼

走ることが重要なジャングルではチーターの足は速くなり、重要でないジャングルでは速くならないということですよね?

お礼日時:2008/05/13 18:22

先週だったかTVでダーウィンの進化論を特集していましたよね。



番組では、「自然選択」という考えが進化論の核心と述べていました。

あの広大なサバンナでは、足の遅い動物は生き残れないでしょう。
あの広大なサバンナでは、足の速い動物は生き残れるでしょう。
走ることが重要なジャングルでは、樹木上を移動できる術にたけた動物が生き残るでしょう。
ですから、

× チーターがサバンナを速く走れるのはなぜか?
○ サバンナをより速く走れるチーターが生き残った。

と、問いの角度をチト変えれば、普通に「自然選択」という考えで説明がつくと思いますよ。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/13 18:21

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