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なぜ日本の音楽教育はクラシックを重要視するのでしょうか?

私はクラシックがあまり好きではありませんでした。
ポップスやジャズ、ゴスペルなどを学校で学べたらもっと楽しい音楽になるのでは、と思います。

クラシックのどういった点が教育に役立つのでしょう?
クラシックを学ぶことによってどのようなメリットがあり、子供たち(中学生)にどのような影響を与えるのでしょう?

ぜひ皆さんの意見をお聴かせください。

よろしくお願いします。

A 回答 (15件中1~10件)

正直なところは解りませんが、西洋の文化に明るい=文化人??と日本人は西洋文化に対するコンプレックスがあったからかも?



クラッシックは曲によって情操教育に良いとか?そんな説も聞きます。母の胎教はどうだったか?知りませんが、私はクラッシックが好きです。だからと言って思慮深く、落ち着きのある賢い子でもありませんでした。今でも。

今は日本文化を知る事や、日本古来の音楽や楽器を継承する意を込めて、雅楽や三味線とか、もっと多く聞く機会が増えたほうが良いと思うのですが…。
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この回答へのお礼

なるほど・・・そういう見方もありますよね。
ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/31 23:40

私の知る限り、ほとんどの国の中学(に相当する学校)では、「音楽教育」といえば基本はクラシックです。



最大の理由は、ポップス、ジャズ、ゴスペルといったサブカルチャー的な音楽が本来、「教育」するものではないからです。どちらかというと、ストリートで自然と身につけるのが王道です。また、その分、「学問」としてじゅうぶんに研究され尽くしていないというのもあります。

反面、クラシックのプロとなるには、ちゃんとした師匠や学校での「教育」が必要です。その先にあるのは「音楽大学」だったりします。独学でジャズの達人になる人は五万といますが、独学でクラシックの達人になる人は非常に稀です。

また、何世紀もの歴史があるので学問として研究が重ねられ、よって教えやすい仕組みもできています。それに、一口に「クラシック」といっても、実を言うとその中身は軽く4世紀分はあります。早い話が、「これまで世界の人類が称賛し、受け継いできた音楽」を教わり、受け継がれているだけであり、ポップスやジャズやゴスペルだって、いずれは「クラシック(古典という意味)」になるのです。現に、20年前のロックの曲を「クラシック」と呼ぶ場合もあります。

ただ、50年前には、うるさくて邪道な音楽と言われたポップスやジャズやゴスペルも、40年ほど前からは、中学校の教科書で徐々に取り上げられるようになりましたよね。そもそも、多くの中学で力を入れているというブラス・バンド。演奏曲はたいてい、ポップスやジャズやゴスペルだと思うのですが。

余談ですが、最近は邦楽も必修化され、小学校で琴などを教わったりしますよね。ついでに言うと、中学あたりでクラシックを教わっておかないと、一生、クラシックを聴かない人が、近年は多いと思います。
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この回答へのお礼

クラシックは様々な音楽の土台となっているのですね。
わかりやすく、また丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2008/07/31 23:40

クラシックはすべての音楽の基本となっているからでしょう。


ジャズが弾ける人はクラシックも弾けます。でもクラシックは弾けてもジャズは弾けない人はたくさんいる。
音楽を学ぶという入り口に立った時、実は一番易しく学べるのがクラシックだと思いますよ。
音楽の素養のある人はクラシックをすぐにマスターしてポップスやジャズを受け入れて行けますが、そうではない人には逆に難しいジャンルだと思います。
つまり音楽センスがなくても取っ付けるのはクラシックだと思うのです。
また、ジャズやポップスのプロのアーティストは決してクラシックを軽んじてはいないと思います。
ポップスはクラシックの焼き直しと思われる曲がたくさんありますしね。

世界各国で時代を越えて共有できるのがクラシックですから、教養をつけるという意義が強い学校教育でクラシックを基本とするのは致し方ない常識だと思います。
なんと言っても他の音楽とは歴史が違うのですから、それを学ぶことには相応に価値があると思います。
楽しむための音楽なら学校を卒業してからいくらでも親しめますからね。
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この回答へのお礼

世界各国で世代を超えて共通するのがクラシックという考えは思いつきませんでした。
基本である、ということくらいしか・・・
新しい発見です。ありがとうございます。

お礼日時:2008/07/31 23:40

個人差もあると思いますが、クラシックはポップスなどにくらべて、聴き込んで始めて良さが分かる音楽、すなわち教わらなければ取っつきにくい音楽だからではないでしょうか。

例えると、漫画と文学のようなものだと思います。国語の教科書に漫画なんて載っていないですよね。漫画の場合はわざわざ教科書に載せなくても、子供でも自分で買って来て読むわけです。でも、小学生の会話に、最近話題の「カラマーゾフの兄弟」や「蟹工船」の話なんて出てこないですね。でもこれらは間違いなく名作ですから、教科書に載せれば名作に触れることが出来ます。

学校というのは、ものを学ぶところですから、音楽に限らず、習わなくても自分で勝手に覚えるようなものを教えるより、名作を学んだ方がいいと思います。

クラシック音楽というのは、類稀な凄い作曲家の作品であり、また「歴史のふるい」にかけられて本当の名作しか残っていません(当時は超有名人で何百曲も作曲しているのにもかかわらず、現在演奏されるのはほんの数曲という作曲家もざらにいますし、音楽の神様と賞されるベートーベンでさえ、駄作ということで忘れ去られている曲も沢山あるわけです)。その名曲を「聴かず嫌い」で聴かないのはもったいないと思いませんか?

>ポップスやジャズ、ゴスペルなどを学校で学べたらもっと楽しい音楽になるのでは、と思います。
ポップスは学校で普通に教えていますよね。というよりクラシックの歌曲を習った覚えはほとんどない(「オーソレミーオ」と「帰れソレントへ」くらいでしょうか)ので、教えているのはポップスと日本の歌が中心だと思いますけど。
現状はともかく、学校でクラシックと並んで教えるべきは、ジャズやゴスペルではなく、日本の音楽ではないでしょうか。私個人の意見としては、ポップスはべつにわざわざ教える必要はないと思いますが、歌を練習するという意味では良く知っている曲を練習用として使用するのは有りかとは思います。

>クラシックを学ぶことによってどのようなメリットがあり、子供たち(中学生)にどのような影響を与えるのでしょう?
メリットは上記の通りです。影響は、名作を聴くための入り口となることではないでしょうか(私がクラシックを聴くようになったのも、中学の時の音楽鑑賞で、ムソルクスキーの「禿げ山の一夜」に衝撃を受けたのが最初です)。
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この回答へのお礼

歌曲だけでなく鑑賞曲として魔王や春など、クラシックが多いですよね。
歌うものはまだ活動が伴うからいいのですが、聴く授業だとなかなかクラシックには食いつきが悪いような気がして。
学校はモノを学ぶところ、ですか、その通りですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/31 23:40

音楽を娯楽ではなく学問としてとらえているからです。



クラシックの世界は歴史も深く、和声学などとってもみてもその知識は体系化されています。譜面もクラシックを幅広く伝える為にほぼ今のスタイルで普及しました。

理論や様式がしっかりと研究され体系化されているからこそ普及し易く学問としては理解し易い形態になっています。
ロックやジャズの歴史、形態はそれほどは研究・体系化されておらず、学校の先生はクラシックの教育を受けて育った人なのでジャズを教える事は出来ません。




>ポップスやジャズ、ゴスペルなどを学校で学べたらもっと楽しい音楽に
>なるのでは、と思います。

その通りです。最近はそういう傾向にありますよ。
サザンの曲も教科書に載っていますし。
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この回答へのお礼

音楽も学問、か、そうですよね。
音楽を楽しむことしか考えていませんでした。
ありがとうございます。基本ですよね。

お礼日時:2008/07/31 23:40

明治時代になって、西洋の先進諸国に伍するには進んだ西洋諸国の教育を取り入れる必要があると政府は考え、音楽も西洋音楽が「一番いいはず」と考えられたらしいです。


音楽教育の頂点にある音楽大学から、西洋中世クラシックを全面的に取り入れた体制ができました。結果として、日本古来の琴や三味線は排除され、ピアノとオルガンで音楽が教えられました。
それ以来、音楽の先生は基本的にクラシックしか教わらないので、ポップスで教えることはできません。
インドの音楽はクラシックに劣らず体系化された音楽ですし、ジャズだって歴史は浅いものの、理論は体系化されています。クラシックだけが飛びぬけているわけではありません。


団塊の世代で、ロック音楽を当初から体験しました。当時は不良の音楽と白い目で見られましたが、「こんなに楽しい音楽が不良で、つまらないクラシックを学校で教えているのはおかしい」と感じていました。

ピアノ調律師(今は転職)になり、音楽教室の現場を長く見てきました。生徒はみな、中高生になるとロックやフォークに関心が移って、ピアノ超室をやめます。調律に行くとユーミンやサザンの曲集がピアノの上に置いてありました。
音楽教室をポップス中心に展開するよう助言しましたが、当時は理解されませんでしたし、教師もいませんでした。学校でも同じでしょう。

日本人には日本語を背景にした音楽が、江戸時代までは生活に根ざしていましたが、クラシック教育の弊害でこれらはほとんど放置状態です。

故、小泉文夫教授の著書「おたまじゃくし無用論」「空想音楽大学」などに、日本の音楽教育の問題点や経緯などがわかりやすく解説してあります。目からうろこが落ちますよ。
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この回答へのお礼

新しい観点からありがとうございます。
紹介していただいた本、非常に気になります。読んでみますね!
丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2008/07/31 23:40

 


 Global standard ~ 国際標準規格としての五線譜 ~
 
 国語教育が、発音・文字・文法を教えるように、音楽教育は、楽譜の
読み方・歌い方・法則を教えるのが目的です。数学が公理や方程式を、
理科が化学記号や化学式を教えるのと同じ理由です。
 
 たとえばNHK交響楽団は、ジャズやポップス、たとえ河内音頭でも、
編曲者が譜面を配布すれば(世界共通の五線譜さえ見れば)特別な練習
をしなくても、ほぼ忠実に模倣することが可能です。
 
 クラシックのオーケストラは、あらゆる楽器、いかなる民族音楽にも
たちまち対応できます。ニューヨーク・フィルでは、武満徹に委嘱して、
尺八と琵琶を交えた《November Steps, 1967》を初演しています。
 
 同じく西欧の軍楽隊スタイルの吹奏楽団なら、国賓のための歓迎式典
で《君が代》はじめ、世界各国の国歌を、ただちに演奏できます。
 しかし宮内庁の雅楽部や京劇の合奏団では、交響曲を演奏できません。
 
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この回答へのお礼

そうなのですか!少しクラシックをうっとおしく思ってしまっていましたが、そう聞くとやはりすばらしいものなのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/07/31 23:40

日本だけではなく、海外も本格的なピアノ・レッスンは全てクラッシックが基本ですよ。

一番違うのは和声です。バイエルなどの教則本やモーツアルトやバッハやチェルニーやベートーベンなどは基本和声(伴奏をするにしても音がにごらない和音があるでしょう??)や基本ポジション、奏法を網羅しているのです。モダンやジャズはわざと和声を崩してみたり、装飾アレンジを加えたりしていますが、それだって基本の奏法の応用でなんとかなります。カッコいい微妙なリズムだって、クラッシック・ピアノで習う譜読み(各音符や休符の音価-長さを正確に取る)ことで簡単に弾けますしね。スイミングでもクロール・背泳ぎ・バタフライ・平泳ぎの4種目やれば、後はアレンジでいいでしょう??(メドレー、ターンの方法を代える、趣味で泳ぐときは平泳ぎを少し崩して犬掻きみたいでも、十分実用に値する、など)その4種目に値するのがクラッシック・ピアノの奏法なのです(^_^)
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この回答へのお礼

何事も基本が大切ですもんね。基礎がしっかりしていればあとはいくらでもアレンジがききますもんね。
わかりやすい言葉でありがとうございます。

お礼日時:2008/07/31 23:40

追伸 ポップスやジャズやゴスペルはお遊びとして最近少し教科書に登場していますが、ポップスやジャズの奏法をすべてやったからといって、綺麗な和声や音感、テクニックが身につくとは限りません。

(ちなみに10数年前でさえ大草原の小さな家、シルクロードのテーマ、ブルーハ-ツのトレイン・トレイン、マンボNo5とポップスが合奏でかなり出てきていた。小学校上級生でですよ?。中学はクラス合唱用楽譜集の方によくポップスが入っていました)学校の授業がきっかけとなり、将来音楽家になる子も現れてくるでしょうから、できるだけ表現豊かで良質な音楽体験をさせるのが音楽教育ですよ。世の音楽家・演奏家はどちらにしろ基本和声を中心に作曲をしたり、アレンジを加えたりするものですしね。
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この回答へのお礼

できるだけ表現豊かで良質な、ですか。そうですよね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/31 23:40

図画の時間にマンガの書き方をあまり教えないのと同じでしょうね。



私は、クラシックファンですが、演歌やジャズの良さもよく分かっているつもりです。しかし、私の周囲にいる演歌ファンのほとんどは、クラシックのクの字も理解していないように思われます。
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この回答へのお礼

クラシックは、やはりすべての音楽の根底にあるのですね。
そう考えるとやはりきちんと学んでおかなければなりませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/31 23:40

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