プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は大学を卒業してから現在まで製造系の会社に勤め、主に設計に携わる仕事を一筋に行ってきたのですが、もうすぐ仕事の引継ぎをすることもあって、今まであまり接することのなかった若手社員達との交流を深めてその人がどれ程の知識を持ち合わせていて、どういう性格をしているかを重点的に見るようになりました。

そこで気づいたことが、今の若い社員達はせっかく会社に入ったのに給料面の問題や仕事内容の難しさにより入社後すぐに辞めてしまう子が近年増加傾向にあることです。
また、特に問題だと感じたのは近年の入社希望者数が年々減少傾向にあることです。これは私の働く会社だけの問題ではなく、近辺の同種の会社でも当てはまるそうです。

つまり、特に工学部出身者が多くなる製造業では時間をかけて難しい設計等をしてもその割りに給料が釣り合っていないという考えが根付いているのでしょうか。
一言に工学部といっても化学や物理学なども扱っているので、一昔前に賞をもらい一躍有名になった工学系出身の人がいたように、将来脚光を浴びれる可能性はあるはずです。
おそらく、賞をもらって脚光を浴びてもほとんどが勤めている会社の利益につながり、個人の利益には繋がらないと捉えてしまう若者が増えたというのも関係してくるでしょう。


そこで皆さんにお聞きします。

この工学部離れを打開するにはどのような対策をしていくべきでしょうか?

私見でいいですのでこれから将来のためにどのようなことをすべきだと考えているのか意見をお聞かせください。

A 回答 (9件)

教育から改革しないと,,ダメでしょう。

。。

いま話題になっていますが,教育制度と教員採用制度ともにギリギリと規制強化で絞り上げられてしまって,青息吐息です。。教員免許を取得するための単位も,,大学の相当早いうちから計画的に取得していかなければならない。。理学系,工学系の学生は,端から教員になる”計画”など,,人生の選択肢に挙げていませんから,,なってもいいな,と思う頃にはもはや手遅れです。

また,実務経験者や,オーバードクターなど,スキルと教育レベルの高い人たちにも,教育界への参加資格は与えられません。あったとしても,大学教授のようなスーパーハイエンドクラスの入り口がかすかに口を開けているだけ....しかし,大学教授のキャリアは”教育”では評価されません。研究実績のみです。

”(義務)教育業界”というのは所詮のところ,規制業界なんです。だから,教員採用試験で不正が大々的に行われる。実質的に統括している教育委員会は事実上クローズドな組織で,,ほとんどが教員OBと公務員OBで構成されているわけですから,自らヤッてきたか,黙認してきた面々でしょう。スポーツもそうですが,非公開なOB組織に事実上の統括権限を与えている団体は漏れなく時代錯誤的です。若者,子供たちは,生まれてすぐから教育の洗礼を受けて育ってくるわけです。そんな大切な次の世代作りが,かくも閉鎖的な”規制業界”に成り下がっている現状は,,真に憂慮すべき事態です。

役人と教員は無謬である,,,日本人にはそういう基礎教育がなされています。市民としては目をよく見開いて,言うベキを言う時がきているのだと思います。

>その割りに給料が釣り合っていないという考えが根付いているのでしょうか。
>ほとんどが勤めている会社の利益につながり、個人の利益には繋がらないと捉えてしまう

ところで,うえのような考え方がどこから”侵入”してきたのか,考えたことはありますか? ちょっと前の時代には,個人の利益を至上とするモラルも,仕事=金とする価値観も,社会的には推奨されていなかったのですよ(ぎゃくに,アル意味卑下されてた筈・・・)。。こうした”価値観”は,幸いにもまだ全世代で共有されているわけではありませんが,とくに若者たちの間で普遍的であるのはなぜか,,,,いつから世相が変化したのか,変化のルーツはなにか,,,ちょっと考えてみてください。
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こんにちは。

体制、制度的な問題も多々あるのでしょうが、根本的には「今の若者達が憧れるような魅力的な工業製品が無い」からだと思います。

私は今35才ですが、私が子供の頃憧れの工業製品といえば車であり、飛行機であり、スペースシャトルであり、少し夢を見るならばガンダムであったりしました。それらを「この手で造ってみたい」と、そういう強烈な願望を抱かせてくれるような製品、もしくは夢の製品が今の子供達にあるのでしょうか?

この数十年で人の持つテクノロジーは飛躍的に進化し、夢と思われていたモノも現実味を帯びてきました。しかし、人々の抱く「夢の生活」はどうなんでしょう?今ほどテクノロジーが無かった昔、科学者やSF作家等がさかんに提示していた「未来の暮らし」は昨今あまり聞かれなくなりました。テクノロジーが格段に進歩したのに、人々の見る夢が大きくなったわけではないのです。ある意味それなりに現状に満足し始めたのでしょう。

私もそうですが、「今より便利な暮らし」を追い求める人は減り、今と同等の生活をよりローコストで、よりローエミッションで、という方向に人々の関心は向いてきました。ですから、今後「エンジニア」と呼ばれる方が脚光を浴びるとしたら、そういう方向での革新的なジャンプアップを果たした時になるんじゃないかと思います。正直言って「地味」なので難しいとは思うのですが、従来の「機械屋」的な職人ではなく、社会的意義や高い環境意識を併せ持った新しい「職人」が定着しないと若者が「カッコイイ」とは思ってくれないんじゃないかと思います。

そういう意味では、漫画、アニメ、小説等を創作しているクリエイターの方々にも、既存の技術を使いまわしたものばかりでなく、空想ならではの破天荒で説得力ある技術を提示したほしいものだと思います。
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現在大学の工学部に通っているものです。



なぜ私が工学を志したかというと私がちょうど小学生のときにはやった「ミニ四駆」でした。自分で取り扱い説明書とにらめっこして必死で組み立ててモータが音を立てて回転し、走りだしたのには感動しました。さらにどうしたらコースアウトしないのか、どうしたらスピードがでるのかと考え、わくわくしました。

こういう小学生でもわかる工学的なものが最近はないんですよね。

今身の回りにある電気機器や機械はどれも複雑でブラックボックスのようです。どうやって動いているのかな?と不思議に思うことはあってもまったく動作原理なんか理解できません。たとえば今、若い人の一番身の周りにある電気機器といったら携帯電話でしょうか。はじめて携帯電話を触ったとき、感動はあるでしょうが、どうやって動いているんだろうな?と思うには敷居が高すぎます。結局それ以上興味を持つことはないです。

こういった理由で工学離れが起きているのではないでしょうか?
もっとローテクで中身が見えて、分解できたりできるものが回りにあればなあと思います。
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以前、塾講師をしていた者です。


現場の事やお仕事の構造などは、全くの素人で分かりませんが・・・工学部に行く前の、中学校辺りの教育を見ていると、理科の実験がまともに出来ていない学校が多いようです。
数学も教えていましたが、学校(公立)での授業が成り立っていない=塾で、やり方だけ教わる=数学の面白さ迄行き着かない。
こんな、実態を見てきました。

理科、数学、の答えだけでなく、そこに至るまでの試行錯誤(実験の面白さも含めて)は、塾では、出来ない事なのです。
この辺を、学校は税金で、施設も充実しているのですから・・・教員の方々に頑張っていただきたいなあ~!と思います。
中学で好きになった科目は、大抵、高校でも得意科目になっている。と言う現実を、知って貰いたいですね!
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現場から離れて上位の役職に就かなければ収入が上がらないという


仕組みが改められない限り(技術職のままで高給を得られない限り)、
状況は変わらないと思います。
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社会が『待つ』ということを覚悟することです。



人が育つのを待つ。
教育の効果を待つ。
よりよい設計や製品を待つ。

社会が若者に対して即戦力を求めすぎれば、
試行錯誤を積み重ねて、知識を知恵にしなくてはならない分野より、
置き換え可能な情報の検索力だけでも、
表面的には通用する分野に流れるのは、
むしろ必然です。

ある落語家に弟子入りした人が言いました、
「自分には芸の素質が無い」
師匠は言いました。
「十年続ければ、誰でも上手くなる」

これは、形だけでも一人前になるには、十年かかると言うことと、
その間、その弟子に食い扶持を与えて待つという覚悟なのです。
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アメリカナイズされた優秀な人材を、理系の道に進ませるような対策をとること。

彼らは外国での技術者の優遇も、日本の富裕層は文系出身が多いことも知っているからです。日亜のニュースでこれらの人たちは絶望したのではないですか?あ、これが技術者の、会社における地位なのか、と。「仕事の難易度と地位・名誉、それと給与が一致しているかどうか」これが大事なのだと思いますよ、彼らにとって。そう考えると、技術者とは名ばかりの、将来の展望も無い、言わばメーカーの土方というべき仕事は、魅力に欠けるのです。残るのは物好きなオタクだけでしょう。(工学部に所謂オタク系が増えているのはご存知ですか?)
理系が進む仕事は、成果に応じた賃金差が生じない、しかし成果主義にすると基礎研究がおろそかになる、といった難点を抱えていると思われます。またメーカー系ですと外国に比べあまりに早い製品サイクルのため、「研究」を目指す人にはイメージギャップが生じると思われます。この構造的欠陥はカイゼンのしようがないと思いますが…
即急な対策としては、ワークシェアによって残業を無くし、休日を増やし、それを求人でアピールする。まず今の技術者が、楽しく働いている姿を見せなければいけませんよ。また大学の工学部の今のイメージは、「他の学部に比べて大変だ、帰りが遅くなる、学生時代は辛いものとなるが、就職は楽そう」だと思います。教授たちはもう少し、研究と教育のバランスを考え、厳しいけどためになるような大学生活を送らせるようにしなければなりません。
以上、白昼夢の愚考ですがあしからず。
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「特に工学部出身者が多くなる製造業では時間をかけて難しい設計等をしてもその割りに給料が釣り合っていないという考えが根付いているのでしょうか。


まさに、これですね。
技術者は、ある程度収入あればいいと考えている人も
多いのですが、金融業とこれだけ収入の差があると。
しかも、経営トップに銀行屋が入ってきたりして。

まずは、技術系の会社を強くしないと駄目です。国策として。
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確かに理系離れの傾向があるように思います。


1.数学や理科の授業をもっと増やすことです。中学、高校生を見ていると数学苦手、物理・科学苦手、という比率が高い、これは小学校から数学の時間や理科の実験の時間が少なかったからと思います。小学校では、ゆとり教育や週休2日や総合の導入で主要5科目をやる時間が減少しています。そのためじっくり数学を解く時間が減っています。ゆとりは辞めましたから、今後もう少し数学、理科好きが増える可能性あるかと思います。

2.大学の授業に1年~専門を加え、4年でも十分社会人になってやっていけるようにする。現在の工学部は7割以上が大学院進学です。それに伴う学費負担や大学院2年分の時間等 親にも生徒にも負荷をかけることになります。比較的裕福な家は大学院までokでしょうが、それほど余裕のない家は、4年で働く=文系=理科離れ、メーカー離れ、となります。大学は4年で工学教育を終わらせるようもっと責任を持つべきだと思います。

まだまだあると思いますが、私の意見です。
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