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世界にはたくさんの言語がありますが、もともとはひとつの言語だったのでしょうか?理由を忘れてしまったのが残念ですが、学生の頃に英語を勉強していた時、日本語と英語はもともと同じ言語だったはずだと思ったことがありました。同じ事を思っている人は多いのではないでしょうか?知っている人教えてください。

A 回答 (7件)

 比較言語学という学問があって、いくつかの言語が元はひとつの言語だったという同系性を証明するための厳密な基準を設定しています。

印欧語族はこの基準を満たしており、英語やドイツ語などのゲルマン語族、ラテン語系のロマンス諸語、ロシア語などのスラブ語族、ギリシャ語、ペルシャ語、サンスクリット語とその系列の北インド諸語等々が数千年前にひとつの言語であったことを疑う人はいません。
 ところがこの方法では1万年以上前に分岐した言語の同系性を証明することは困難なのです。アメリカ原住民(いわゆるインディアン)の大部分は2万数千年前に一斉にアジアから移住したことが遺伝学的には明らかであり、当時、言語としては少数、もしかすると一つだったかもしれないのですが、現在のアメリカ原住民諸言語からその祖語を推定することは難しいようです。
 さらにいえば、現生人類は10万年ぐらい前にアフリカから出たと考えられており、その時の人口は数千人規模だったとも推定されています。その時点では同じ言語を話していた可能性もありますが、当然ながらそれを証明することはできません。
 この人たち、およびアフリカに残った人たちは生物学的には私たち現在のホモサピエンスと同じであり、高度な言語を話し、それが生存に有利に働いていたことは明らかです。各地で旧人(ネアンデルタール人など)を圧倒しました。各地で別個に旧人から新人が進化したという考えは現在、生物学的に否定されており、各地で言語が自然発生したと考えるのは無理があります。しかし、元の言語を再構成することはおそらく不可能でしょう(復元したといっている人もいますが、ちょっと信用できません)。
 
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この回答へのお礼

なるほどですね。すごく分かりやすく詳しい説明ありがとうございました(^^ゞ

お礼日時:2008/10/01 08:30

No.6の方が丁寧に説明してくださってるのでただの付けたしです。



(1) 人類はアフリカ起源で、もとは一つの、数百人とか数千人とかの小さいグループだったらしいことが、人類学の方の研究からほぼ確実で、
(2) 現在世界中にいる人類は、見かけの違いこそあれ、生物学上おんなじ「ホモ・サピエンス」の「亜種」で、
(3) そいつらが全部「同等の言語能力」があることが明らか(知られてる限り)なので、

アフリカにおける人類誕生の段階で、いまと同様の言語能力があった、という可能性がとっても高い。

で、そいつらが小さなグループだったということは、たぶん、同じ、一つの言語を話してたと思われる。

ということだと思います。それから、世界中あちこちに人類が広がる家庭で、分岐・統合を繰り返してるので、もうほぼその起源を突き止めるのは、不可能でしょうね。
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念のため…。


チョムスキーは非常に有名で、いろいろな辞書にその名が載っているかもしれませんが、だからと言って彼が提唱したことが正しいとは全く限りません。事実、彼の理論に異論を唱える人はかなり前から数多くいて、生成文法の不備はかなり前から多くの研究者によって指摘されているのです。

有名であることと、学説の正しさは全く関係ないことは頻繁にあります。数多くの論文を出して誰でもその名を知っている人でも、馬鹿扱いされていたり、何度も何度も説を変えたり、いろいろですので。
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言語というか文法は人間の遺伝子の中に組み込まれています。

このような文法を普遍文法といいます。これだけいうと怪しくて眉唾のトンデモ学説のように見えますが、この理論を提唱したチョムスキーも生成文法理論も広辞苑や大辞林に載っています。とりあえずウィキペディアを挙げておきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%88%90% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E9%81%8D% …

さて、なぜ人間なら誰でも言語遺伝子を持っていると考えるのか?
理由1:こどもは3~4歳で完全に文法を習得する。大人になってからでは10年たってもまともに外国語ができないのに。つまり、言語獲得には臨界期が存在する。これは言語獲得が遺伝的に決まっていることの証拠。

理由2:子供は人種に関係なく、何語でも習得できる。生粋の日本人でもアメリカに生まれれば(環境次第で)英語のネイティブになれる。

理由3:遺伝上許されない言語は習得できない。例えば、疑問文は平叙文の語順を逆にする、という言語があっても良さそうだが、そういう言語はないし、子供に教えても習得できない。

理由4:言語を処理する脳の部分は多くの人でウェルニッケ野とブローカ野である。つまり、視覚や聴覚と同じく、脳のどの部分で処理するかが決まっている。これも、言語が遺伝的に組み込まれていることの証拠。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7% …


ここで疑問なのは、ではなぜ各言語がこんなにも違うのか、ということ。でもこれはそれほどの大問題ではない。人間の顔や指紋は人それぞれ全く違うけど、顔を作れ、指紋を作れ、という指示が遺伝子に組み込まれていないという人はいないだろう。

遺伝的に決まっているのは大まかな枠組みで、その中に収まる限り、どうぞご自由に、ということ。だからこそ言語も変化する。わずか千年前の源氏物語が全く読めない。二千年違うと、ラテン語とイタリア語のように別の言語になってしまう。現生人類が誕生してから20万年ですから、そりゃ、顔かたちはもちろん、言語だって違いますよ。
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おもしろい話題ですね。



約数万年前に、人類の祖先自体が、アフリカの陸続きになった大陸に分散していたらしいですね。その時には言葉は持っていないのではないかなぁと思います。骨格からして、猿に非常に近いために言葉を操る程ではなかったと。

分散した後に、進化して人語が形成されて行ったとすると、言葉のルーツというのは一つでない可能性が高いですよね。

そういうときは、一番古い言語(記録されている奴)をそれぞれ比べてみるといいのでしょうね。

文法が一致していなくても、文の主格と、動詞、目的語、修飾詞とカテゴリ分け出来るような言語は、大本は一緒だったかもしれないですしね。文法なんて、所詮はその部品をどういうふうに並べるかですし。なまりによって、読み方だって容易に変わるし。
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私は全くその様には思いません。


各地でそれぞれに進化して行く中で言葉が発生したとすれば、各地バラバラな言葉が出来て当然です。
それが色々な理由で交流が有り、言葉も影響を受けて混ざり合うことでよく似た単語が出てくることがあっても、基本は全く違う物があって当然と思います。

それとも、遥か過去の彼方に、高度な文明を持った何者かが人を作り出し(或いは送り込み)それが各地に分散してそれぞれの文化を持ったとすれば、基本のどこかで共通点が有るのかも知れません。
しかし、私の少ない情報を持ってしても全く根本から違う言語が存在するのは事実です。
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バベルの塔 - Wikipedia


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%99% …

の話?
まぁ、私の方は、信じてませんけどね・・・
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