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小紋には名古屋帯と教えてもらっていたのですが、最近雑誌に小紋と袋帯との組み合わせが載っていました。
この組み合わせは大丈夫なのでしょうか?

A 回答 (2件)

はい。

大丈夫ですよ。
ただし、どんな組み合わせでも大丈夫という事でもありません。
小紋とひとくちに言っても微妙に格の違いがあります。
まったくの普段着向きのものと少しよそ行きに着られるようなものとです。
どこでそれを分けるかという事に定義はなく、要するによそ行きの雰囲気があるかどうかなんですが。
たとえば小紋の中でも有職文様や吉祥文様をモチーフにしたものなどはあまり重すぎない袋帯を締めて軽めのパーティーで装うのに向くでしょう。
また、染めに凝った上等の小紋でしたらよそ行き小紋として扱うにふさわしいでしょう。
合わせてみてちぐはぐに感じられるものでなければ、大丈夫という事です。
しかし訪問着に合わせるような重厚な袋帯ではやはりちぐはぐになりますので、あくまでも軽めの柄ゆきであまりキラキラと光らないものが向くでしょう。

一方で袋帯の一種にしゃれ袋帯というのがあります。
これはフォーマル用ではなく普段着用で、金銀の織りや染めの入ってないものが一般的です。
そういった物でしたらもっと自由に普段着としての小紋に合わせられます。
染めの袋帯というのがまれにあり、しゃれ袋帯の一種ですが大変に通向きでオシャレなものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とても参考になりました。

お礼日時:2008/10/15 22:03

>小紋には名古屋帯



もともと、名古屋帯というのは、なかった。
小紋は着物が生活の中にあったときからあった。

袋帯が帯の原型です。
これに「生地・織り・染め」などで格が決まるだけ。
木綿もありだし、錦というのもあり。

名古屋は袋帯のインチキバージョンだと思えばいい。
ソレを気取って格上げ、「袋帯企画」としてするほうが実は邪道。

帯が名古屋か袋かというより、
帯の柄・質(金銀が多いかどうか、柄がくだけてないか、
コレを、振袖に、あるいは留袖にしたらどうなの?)という
ところが境目です。

袋帯というだけなら、木綿でもありです。
常識で考えて、デコラティブできらきらな(袋)のはちょっとね、
儀式、今ならパーティ?向きだから、
普段の小紋には不向きというだけ。

本来、帯は財産と見る向きも古くからありますので、着物より、
帯を格を一つ上げるというのはありなんです。

昔(着物生活をしていた時分)は、帯だけ、格をあげて、そこそこの
きれいな普段着?間に合わせるということもしました(庶民は絹物なんかもってませんから)。
男性で言うなら、「ジャケット着用レストラン」感覚での
帯を上等に・・・で、気取りを表現する。

それ以降(明治)は、女性も黒の紋付羽織で間に合わせるようになった。

名古屋がどうとかというのは昭和に入ってからです。

時代劇で、「あれーお代官様・・・」と帯をくるくるするのは
名古屋じゃないでしょう?

面倒なことを言うのは昭和以降、着物が生活文化とかけ離れてきて、
作られた作法だからです。

普段から着物を着ない生活が定着して、
売る人が、商品を開発して「常識」を作って売った。
「小紋を着用するには名古屋が必要、袋帯では重たい、格があわない」
で、名古屋が売れるわけです。

ま、お太鼓だけなら、袋帯より名古屋のほうが扱いやすいからともいえる。

ただし、このお太鼓も、実は明治以降です。
ソレも、芸者結びから発祥です。

浮世絵ではお太鼓してないでしょう?

というわけで、あわせてみて、おかしくないなら、
問題ないです。
名古屋は、売るために開発された「形」です、ま、それなりに便利ですが。
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