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血圧計で手首式と上腕式ってあると思うんですが、
いったい何が違うのでしょうか?

手首式の方が安いので、測定の正確性は上腕式の方が良いと思うん
ですけど何でなのでしょうか?

A 回答 (1件)

血圧の測定原理は概ね同じですが、実際の測定方法は微妙に違っています。


医師・看護師は普通はマンシェット(加圧する帯みたいなもの)を上腕に巻いて、動脈が抑えられた時の乱流の音を聴診器で聞いて血圧を測ります(手動式?)。
(場合によっては足にマンシェットを巻いて血圧を測定したりもしますが)
なので医院や病院では通常は上腕にマンシェットを巻いて血圧を測ります。

これに対し、手首で測定する自動式では聴診器の代わりにマイクをつけたり(マイクの位置がずれると測定値が狂う可能性有り)、マンシェットに伝わる振動の変化から血圧を算出するようにしていたりします。

なので、原理的には手首式の方が本家本元の上腕式よりも不正確になる可能性がありますが、
実際にはそれほど大きな違いが出ないように手首式自動血圧計も作られているというのが現状です。


それから手首式と上腕式では血圧を測定する場所が違います(当然ながら)。
例えば肘から手首までのところで動脈が詰まっていれば血圧の数値は違ってきますが、
そんな事は稀でして、ほとんどの場合、手首式が使えないほど大きな違いは出ない。

救急隊の人たちが手首血圧計で血圧を測定したときの正確度を調べたものがあるので参考までにリンクをはっておきます。

ただ一般の人が自分で血圧を測定する場合には、手首の方がマンシェットを巻きやすいですよね。
それからセーターなんか着ていると、セーターの袖をまくり上げようとして上腕を絞めてしまって、上腕式で測ろうとしても血圧が測れない事もあるんです。
血圧は元々いろいろな状況で変動します。
医師がはおる白衣を見ただけて高血圧になるひとがいるぐらいで、診療所で測る血圧だけでは十分ではありません。
治療のためには、日々の生活の上での血圧が重要な情報になります。
そのような目的のために、血圧を自己測定する場合を考えると、手首での測定は意味が大きいのですよ。

参考URL:http://ops.umin.ac.jp/ops/paper/051215aeml_data/ …
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