プロが教えるわが家の防犯対策術!

看護師です。
患者様の体重1kgあたりTV(1回換気量)は10mLが目安で、体重50kgの患者様ではTV500mLと習いました。
しかし開始時は重かった体重も途中から痩せていってしまった事例では
例えば開始時50kgでも40kgに落ちた場合・・・
設定TVも400mLに減量されるべきなのでしょうか?
痩せるとTVも減るのでしょうか?
おしえてください!

A 回答 (3件)

 体重が50kgから40kgに減ったからといって、すぐに1回換気量設定を変える必要はないと思います。

そもそも体重1kgあたり10mlという基準は、体脂肪率とか筋肉量などの患者さん個々の状態を無視した目安としての値でしかないでしょうから。身長160cmで体重70kgの人と、身長180cmで同じ体重の人がいた場合、胸郭の大きさ・肺活量は異なると思いませんか?そして同じ人であれば、体重が10kg程度変わったからと言って、肺の容量がすぐに変わるわけもありませんよね。

 1回換気量の設定は体重50kgの人であれば最初は500ml程度に設定しておいて、気道内圧や血液ガス所見をみて微調整していく必要があると思います。また、起動内圧が上昇して肺に負担がかからないように、1回換気量は低めに設定しておいて、呼吸回数を増やして呼吸させるという方法もあります。
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この回答へのお礼

大変勉強になりわかりやすく理解できました。
気道内圧やガス所見などデーターを見ながらその患者にあった量なのかアセスメントしていかなくてはいけませんね。
単に量の問題ではないのですね。病棟でも生かせるように頑張ります。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/28 14:29

結論から言うと400mlも500mlも大差ないと思います。

No.1の方も答えておられますが、肺機能はその人の体格によるので、体重の減少が即Tvの減量にはつながりません。

Tvは参考程度で、目安とするのは気道内圧とSpO2です、私の場合。
最近は従量式より従圧式が主流です。
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この回答へのお礼

単純に考えすぎていたと反省しました。
目安は気道内圧とSpO2。勉強になりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2009/08/28 14:30

というか、どういう患者に人工呼吸器を使用しているかでも違ってきます。

例えば、ARDS患者にPEEPをかけて10ml/kgの一回喚起量を設定すると#1さんがいうように人工呼吸関連肺損傷をおこす確率が高まりますので、ARDSにおいては6ml/Kgくらいにして、#2さんのいうようにプラトー圧を30cmH2O以下になるようにします。この場合の体重は実際の体重ではなく理想体重です。
このように病態で違うので、あまり単純化しないほうがいいかと思います。
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この回答へのお礼

まだまだ勉強不足でした。病態に応じた設定条件をアセスメントしなくてはいけないのだなと改めて感じました。
ありがとうございました!

お礼日時:2009/08/28 14:32

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