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私は小説家の佐藤愛子さんの大ファンであるため、彼女の著作から、前世というのはあるのかも、というスタンスでいる者です。彼女の霊障害にお力を尽くされた江原さんでおなじみのスピリチュアル関係も、自分自身が謙虚でいるために、否定はしないといったところです。

最近、前世を見るカウンセリングに行ったという漫画家さんのレポート漫画を3つ、読む機会がありました。漫画だからオーバーに表現をしてるというのを差し引いても、ずいぶんといいかげんなモノもあったようです。

大体、この前世を見せるという商売は、何のためにあるのでしょうか?単なるエンタテインメントで、来場者を楽しませるためのもの?それとも、現在苦しんでいる方に、なにがしかの指針を示してあげるセラピーのようなもの?だいたい、施術(というのかナ?)する方は何の資格もなくやっているのでしょうか?それを言ったら、占い師とうのも、無資格無許可で出来るのか?次々と疑問が湧きます。

この前世を見せるという商売、占いという商売の現状を、どなたか教えてくださいませんか。私自身はどちらも見てもらう気はありませんので、のめり込んでいる訳ではありません。ただ、真面目に頼ろうとする人はいるなら、無許可無資格はダメなのではないかと・・・

A 回答 (5件)

スピリチュアリズムには「カルマの法則」というものがあります。

カルマの法則とは、「自分のまいた種は自分で刈り取る」ということで、罪を犯すことと罪を償うことの貸借が精密に正確に営まれているということです。

人間は未熟な存在です。人間生活の中で人間は各々の個性に沿った罪を犯します。そしていつの日か、その罪を償う時が来ます。具体的には、例えば人を殺す罪を犯した人は、逆に同じ動機によって殺されるという被害をこうむることによって罪を償います。これを「カルマの清算」「カルマの返済」などと言います。

世界は波動で出来ています。魂も波動です。魂が世界の波動を何らかの形で揺さぶります。これが罪、または善行です。すると、同じ揺れが魂に返ってきます。カルマの清算はこうしてなされるので、現世の人間の数え方で「一個」「二個」と推し量れるものではありません。見分けがつかないのです。人間は自分が撒いた波動によって、知らぬ間に幸せを感じる環境になったり、苦しみの環境になったりするのです。

この法則があるのは、魂が霊的に成長するためです。魂はカルマの行いと返還の繰り返しを延々と続け、修行を積み重ねて少しずつ神に近付いて行きます。これは魂の願望であると同時に神の願望でもあります。魂は神の一部だからです。全ての魂は合わせて神なのです。その神も、自らの成長を願って、より闇、くすみの強い部分を成長させ、光り輝かせようとします。そのために苦しみの世界である現世を作ったのです。現世は波動の最も凝固した重く、暗く、辛い世界です。魂の故郷、霊界は軽く、明るく、幸せな世界です。霊界は幸せな環境であるために、早い霊的成長は見込めません。魂を飛躍的に成長させようとすると、苦しみの現世に送るのです。これが苦しみの現世に人間が生まれる理由なのです。

ところで、カルマを犯すこととカルマを清算することは、一度の人生の中で完結する場合と、一度では完結しない場合があります。再生(輪廻転生のこと。ただし仏教のものとは内容が違う)をまたいでカルマの返還が起こる場合があるのです。

これを知った人の中には、現在の自分を知るために前世を知ろうとする人も居るのです。カルマの貸借で、今回の人生にまったく覚えがないもの、または、自分の霊性(性格)がこのようになっていること、など、意識の中で自分の現状に釈然としない部分を、前世に理由を求めることで納得しようとするのです。しかし、理由は前世やさらなる過去世にある場合と、気づかぬうちに今回の人生にある場合があります。

彼らは悟りきっているとは言えません。それを知ったところでどうしようもないからです。カルマの清算からは逃れられません。何をどう知っていようとも、カルマの清算はやってきます。諦めと忍耐こそスピリチュアリズムを知ることの本懐でしょう。仮に前世が分かったとして、一時的な納得は得られるかも知れません。しかし、厳しいカルマの清算の前ではどんな知識も効かず、結局は自己の諦めと忍耐の問題になってくるのです。諦めと忍耐が、前世を知ることによってもたらされるなら、それもいいでしょう。しかし、核心は具体的な前世を知ることよりも、今説明しているこの構造を理解することにあるのではないでしょうか。それこそが諦念と忍耐をもたらすのではないかと思います。

また、正確な前世を霊視出来る人など稀有です。現世に居ながら、波動を一時的に霊界まで高め、被写体のまばゆい光の中を深く探らなければ、その記憶を感じることは出来ません。現世と霊界には相当の隔たりがあるのです。その隔たりを飛び越えて視聴覚を発達させるのが霊能者ですが、前世とはあの世の中でも遠い光の先にあるので、そこまで見られる霊能者は天才の中の天才です。そこには特別な任務があり、商売で前世セラピーと謳っているものに信用性はありません。おおむね被験者か遂行者の潜在意識による思い込みです。

日本政府が前世を認めている訳ではないので、許可も資格もある訳がありません。国家でなければ誰が資格を与えるのでしょうか。それ自体大きな問題です。ただし、イギリスではヒーラーやミーディアム(霊媒)が認められており、学校も資格もあるそうです。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

ずいぶんと深い知識をお持ちなのですね。佐藤さんの著書「私の遺言」を思い出しました。過去世のカルマの構造を知り(回答者様のおっしゃる厳しいカルマの清算)諦念と忍耐を実行しろというのは、私には正直納得のいくものではありません。江原さんも同じことをおっしゃっているようですけれど。想像を絶する悲惨な人生を送った方や子供達に、そんな事を言えば侮辱でしょう・・侮辱だろうがそれが真実だと言われても、それならば、人生で努力する気力すら無くなってしまいます。生まれてすぐ虐待され殺された嬰児の人生の意味は?はてしない拷問の末に惨殺された人の人生の意味は?私は、その人のカルマの清算だったなんて思いたくない。回答者様のご意見を否定するようで、申し訳ありません。でも、全てを否定しているのでは無いのですよ。

「意識の中で自分の現状に釈然としない部分を、前世に理由を求めること」これも、考え方によっては弱い人間の逃げみたいに思える自分がいます。連綿と連なる前世を前提としてしまうと、アイデンティティーとは何ぞや?という感じもします。

前世セラピーとは、日本においては単に施術者の確信の下に行われているようですね。まあ、需要と供給があっていれば良し、という事なのでしょうか。

お礼日時:2011/12/04 21:22

資格って誰がどう与えるんでしょうか。

その基準が無いのだから逆に資格商売といういい加減な商売が成り立ちます。

宝石の鑑定も一種の証明ですけど、案外いい加減な鑑定書が多いですよね。
資格でも各団体で出しているものなどが多く、実際には何の役にも立たないもの、
逆に漢字検定のように、みんなが根拠もなく利用して一件権威があるように見えるけど、創始者の争いで右往左往しているものなどがあります。

今でもコンピュータの技術には多くの資格がありますが、実際には何の役にも立たないものが多い。資格があるから一定の技能があるというものではないことは論より証拠です。

私はいい加減なマッサージ有資格者などより勉強熱心な無資格でもできるカイロなどの方が効果があると実感しています。

未だ霊というものの定義すら確立されていない現状で、誰がどうやって資格を与え、その責任を取るのでしょう。
いちおう江原さんは神職の資格もあり、スピリチュアリストの学校も出ています。でも彼の言動は神社本庁の指針にも無い事や、独自の解釈が多すぎ、はっきり言ってでたらめも少なくありません。
今では流行りに乗って世間では常識化している事も多いですが、だから正解ではないんです。

世間で科学者と名乗って博士号などの資格を持ってデタラメを広めているものの以下に多いことか。

資格は時として、逆に世間に嘘を広める元凶でもあります。
私は無用の長物だと思いますね。
資格や役職で信用するのは非常に危険です。
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合理主義だけでは世界を語りきるのに無理があるというのはその通りだと思う。

理屈は所詮道具だ。

BUT!
信仰心や精神世界に対して全く否定する気はないが、
前世が見えるとか、詐欺かどうかはおいておきあんなのビジネスにすぎない。100%絶対見えていない。
人間が、不安解消の為に、そういう未知なパワーを欲する為、そこをついた嘘つきビジネスに過ぎない。
見えているという人がいたら頭狂ってる人だ。(それ繰り返しているうちに何かイメージが連想されて出てきやすくはなるだろうが、それは誰がやってもそうなる程度の話。)

まあ、人一倍人生経験を積み学習すれば、ある程度の人間の傾向は感じるだろうさ。
でも、前世だぜ。
よく真面目な顔してやれると思うわ。
そんな次元のパワーがあったら、ビルゲイツ以上に大金持ちになってるわ。

ただ、やっぱり人間は、不安や判断の迷いがある。特に人生のターニングポイントには。
自分の行動力をサポートするパワーとしてそういう類をうまく利用するのはいいんじゃん。


だいたい神様とかどこいるねん?
そんなん犬も虎も虫もどいつも神様なんか信仰してないぞ。
人間が後付けでつくりだした概念に過ぎない。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

rfrfr111さんのおっしゃる事も良く理解できます。前世なんて信用しないが、前世という概念を自分が必要とする時だけ、うまく取り込んで困難を乗り越えればよいというのは、私も大きくうなずく所です。

私が読んだ漫画でも全て、施術者が被験者(?)に何が見えますかと答えるまで執拗に問いかけるという形でむりやり前世を語らせる誘導尋問でした。まあ、これらは、余興傾向の所だったのでしょうが・・・

私は人間が犬や猫などの動物より上等な生き物とはどうしても思えないのです。動物達は神様の概念がなくても素朴で気高い・・・神というのは人間が後付けでつくりだした概念にすぎなくても、神様はいらっしゃるという思いは、人間が傲慢になるのを止める大きな抑止力になると私は思っています。

お礼日時:2011/12/05 21:20

しばらくお付き合いください。


私たちがこれまで聞かされてきたことは、
人生はこの一回きりであり、生きていることがすべてであり、
しかも頼んだわけでもないのに生んでもらい、
頼んだわけでもないのに親になってもらい、育ててもらい、
自分で自由にならない運命を苦しみながら生きて死ぬ、
人生とはそんなもんだと人から聞かされてきました。
死んだら終わり、魂なんか存在せず、肉体がすべて、広い宇宙に
人間はたまたま偶然生じた生命で、宇宙には地球だけに生命が存在する
珍しい惑星である、とも聞かされてきました。
あの世は存在せず、あるのは無だけ。
生まれながらに不公平が存在し、人生は思うようにならない理不尽な
ものであるとも信じてきました。
でもそれらが全部真実ではなく、真実は実は、その逆であるとしたら
どうでしょうか。
私たちは誰もが、何百回という人生を経験してきている存在です。
それは覚えていないだけであり、実は私たちの潜在意識にはそれらの膨大な
記憶が保存されています。
そして生まれながらに持つ強い恐怖心や、頑固なこだわりなどが、
実は解決されていない潜在意識にある場合が多々あります。
ヒプノセラピー(前世療法)はそういう人々の潜在意識下を探り、
苦しむ原因を見つけるためのものです。
一方、超能力を持つとされる人々で、人の前世を見ることができる人と、
実際にはできないのに出来ると言う人がいます。
そういう人の中にはあなたがおっしゃるように、怪しい人々がいます。
日本人は特に自分の前世を知りたがるようで、そういう人に、
「あなたの前世はヨーロッパの王女だった」とか、「お姫さま」、
「マリーアントワネット」だったとかと本人が喜ぶようなことを言う人
がいます。
ですから、ただ前世が知りたいだけの人はこういう人の「いいカモ」に
なります。
言ってみれば、どっちもどっちなわけで、単なる占いの域を出ません。
つまり信じるも信じないもお好きなように、ということです。
超能力というものは基準というものがないので、資格制度は不可能です。
しかし、
前世を見てもらった人が占い師から言われた内容を吟味することで
その人が本物の超能力者であるかどうかは、ある程度わかると思います。
長文で失礼いたしました。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

前世を信じておられるのですね。私はどっちつかずの立場なのですが、お話されている事に拒否反応は感じません。ヒプノセラピーという物が確立されているのですね。という事は学術的(?)に、前世は肯定されているのでしょうか。それとも潜在意識を探る時の方便として、前世という概念を利用するのでしょうか?前世を信じない方には施されない物なのでしょうか。

前世が見えるという形でしたら超能力なので、資格制度は不要というのは理解できます。ヒプノセラピーというのは今少し検索してみましたら、催眠療法の事のようですね。その中に前世療法というのもあるようです。前世を信じていようがいまいが関係ないと書いてありました。ITTO(国際セラピストトレーニング協会)認定ヒプノシストなんて肩書きの方も見つけました。どの程度国で認められている資格なのか、見当もつきません。

単に前世占いのような所とヒプノセラピーを施術する所とを区別する表記が無いとすれば、国の資格としては必要ないという事なのでしょうか・・・

お礼日時:2011/12/04 20:03

宗教を行うのに資格は要りません。

その宗教を信じる人たちが、自分たちの中の規律として資格を設けたりはします。

>真面目に頼ろうとする人はいるなら、無許可無資格はダメなのではないか

そこに資格を与える必要があるのは何故ですか?

資格を与えると言うことは、資格を与えた団体が効用を保障すると言うことです。

どこの世界に、それぞれが信じるものを保障してくれる団体があるのでしょう?

ちなみに、前世カウンセリングは心理学ではありません。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

宗教のお話は、今回の質問ではしていないつもりですが・・
私が知りたいのは、前世を見せるという商売は、現在、単なる余興としてされているのか?カウンセリングという形でされているのか?だとしたら資格者がいるのか?という事です。

お礼日時:2011/12/04 19:26

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