No.9ベストアンサー
- 回答日時:
Gです。
この質問をお立てになってからもう2年もたっているのです。 何かもっと護身術と言うものへの理解がお分かりになってきましたか。
日本の武道で言う「活人」は護身術を高めるものであるものの「相手を倒す」ことを修行に入れなくては結局奇麗事になってしまうのです。
しかし、護身術は武道(もちろん何でもありの武道の事であって、自称武道ではありませんね)が出来れば護身術は副産物です。
しかし、護身術と言うものを武道を習わなくても身につけられるものです。 そして、実際に使える護身術を教える事の出来る指導員がいれば誰にでも十分な護身術は出来るのです。
なぜ、アメリカで護身術の指導員養成がこれまで必要になっているかと言うと、まず、護身術の指導員と言うもの自体を十分理解している指導員があまりにも少なかったのです。 そして、実際に使える護身術と言うものの理解すらなく、何か東洋武道・武術に関連していると信じている自称護身術家がいるわけです。
世界からの警察のエリート護身術指導員が私たちのセミナーに来るのか。 それは、護身術のレベルをもっと上げなくてはならない理解が必要である事への認識が法的義務が警察に向けられてきているからでもあり、性犯罪的や暴力犯罪的の攻撃のレベル自体が一般的に知られている「護身術」を知っているからなのです。
私が単なる日本武道を教えているからと言うだけでは世界中の護身術指導員エリートが使える護身術を習いに来るわけはないのです。
自分だけの身を守れるだけの実力では護身術業界を変えることは出来ないのです。 変えられないという言う事はすなわち「向上を続けている」犯罪者から身を守る自分と生徒たちを作り出す事は出来るわけはないのです。
と言う事で逃げる事が護身術だと思っていること自体おかしいことですが、護身術は個人で使えるものでなくてはならないと同時にそれを自分たちにもまた国民にも使える様に指導する警察でも必要だと言うようになってきたわけです。
また、武術「武器」を「自分の実力を磨く道具」と理解しないと何のための武術武器なのだ、と言う理解が深まってきている事は喜ばしいことでもあります。
すでに、2年も経っている質問です。 護身術へのご理解が変わってきていることを願っているGです。
Gさんありがとうございます。
いやー最近さらに解らなくなりましたよ。
健康増進の為に通ってる人がいるのですが(3年前付き添いが
無くては歩けなかった人で、今では付き添いが無く歩けるように
なっています。)その人が妙な自信をもちゃったんですよね。
自信を持つのは良い事なんですが、師がその人に合わせて練習を
していたらその練習がぬるま湯であることを自覚して
なかったんですよね。
それ以外にも色々有りましてね。
No.8
- 回答日時:
それほどまでにリアルファイトと道場稽古とのあいだに溝が出来たということのようです。
本来殺戮を目的としていた武術と護身は不即不離の関係であったはずなのですが、分派を繰り返し形骸化した現在では、あろうことか「護身」を別枠で取り上げなくてはならないのです。特に得物系の剣道・杖道・居合道などは体術を無視していますから、深刻だとは思います。No.7
- 回答日時:
私見で定義を述べます。
護身術…護身のための技術。広くは、危険なところに近づかない技術とか、危機にあっても平常心を失わないようにする技術など精神的・実生活的なものも含まれる。狭義の護身術、いわゆる暴漢撃退術に限定するなら、身を守るための闘争技術。必要以上に相手を打ちのめすものではないので、危険な技・習得にかなりの鍛錬を要する技はあまりない。相手を制するという性質上、格闘技や武術の技術と直結している。
武術…素手か重火器以外の武器で、相手を殺傷する技術体系。効率的に殺傷するために、かなり習得に鍛錬が必要だったり、危険な技もある。武道の術の部分という見方もある。練習の一環として試合を取り入れているところが多い。しかし、あくまで本質は練習にあり、定義から厳密に言うと試合がメインではない。しかし、今日では、技術を手にしても実際に課外できるわけではないため試合で使うためのものと意識する人も多い。
武道…武術に(おそらく普及目的で、古くは江戸時代に)精神性・護身のためというものを付け加えたもの。人格形成の手段として行われる武術とも言い換えられる。そのため、儀礼などを重んじ、実践ではまずあり得ない状況の技も稽古される。武術同様、試合はあるが、メインではない。世の流れで格闘技化しているものも多い。
ついでに
格闘技…球技や陸上と同じスポーツの一分野。とっくみあいをして勝敗を決めるスポーツ。とっくみあいをするスポーツであるため、人体を破壊や制する技術に直結する。スポーツであるため試合がメインとなる。
護身術は学びたいけど…ということは、相手を制する技は学びたいけど、儀礼のための技とか礼はいらない。プロになってチャンピオンを目指すわけでもないから試合にあまり熱心に打ち込む気はない。というところでしょうか。現代人を象徴するような、実用のためのものしか求めない人なのでしょう。
No.5
- 回答日時:
Gです。
私の言う副産物とは、「当然できるようになるもの」「当然護身術の全ての要素を含んでいなくてはならない」と言う意味です.
特に打撃派である空手の場合相手を殺せる物になります.(もちろん他のもそうですが、分かり易いと思い例にだしました) 殺すか殺さないかの判断は技術的なものではなく、当然私たちが適切に決められる判断力を頼らなくてはなりません.
氷でもブロックでも砕く力を持っていれば、当然、何でもありの護身術では、相手の体を破壊する地価も持っているということにもなります. (もっとも、破壊し易く工夫してある為に割る事ができるというレベルの実力では、心配ないですが)
そのはんだ威力は護身術の実力の中に当然入っていなくてはならないものです.
頚動脈や他の動脈を簡単に切ることのできるナイフとか、小さな口径(22口径とか)でも脳や心臓を破壊できる拳銃などでは、其の判断は日本では考えられない事かもしれません. しかし、日本でも犯罪が凶悪化されている事実にもなっています.
アメリカだから危ない、だから、護身術はある程度出来ればいいといっていられるのは今のうち、という気がしますが.いかがでしょうか.
武術が結構一般化するにしたがって、犯罪者も武道から習った護身術のあり方が分かってきています. 護身術としての護身術はそれなりに「実践的」でなくてはならないし、法律的にも「正当防衛」だからではすまない状況も私たちは知らずと作っている可能性もあります。
武道家、格闘家が教える護身術が結局ものになっていないということはこの理由でもあります。
また、体格がよくなってきている若い人たちの運動神経もかなりのものを自然に持っているようになり、また、ファミコンゲーム・またビデオからの影響による、総攻撃を主体としたり、凶暴性に富んだアタックは、ひと昔の武道では防御・反撃が難しくなっている事も考慮に入れなくてはなりません.
更に、暴走族に代表される、集団犯罪も、一対一を重視した今日の武術の弱みでもあります。
これらを乗り越えなければ護身術としての護身術はありえないといっても過言ではない、ということですね。 また、それを教える立場の人の実力も締めている帯の色ではすでは判断できない実情になっているわけです.
この回答への補足
>そのはんだ威力は護身術の実力~
あーこれは、もう護身術では無いんじゃ無いか?っていうのが私の考えです。でも一般ではここまで護身術の意味を求める人が多くて、こういう人が武術武道は学びたくないって言うのが多いんです。で、私としてはここまで言うのであれば武術学べばいいじゃん!!って思うんです・・・。
>頚動脈や他の動脈~
??銃とかは別問題として、武器術って他の所学ばないのかな?私は剣棍刀鎗【金票】九節鞭扇。弟分は棍刀鎗扇ヒ首三節棍使えるから。
>集団犯罪も~
??一対一しかできないの???
No.4
- 回答日時:
「護身術」って聞かれたら、やはり「危険を避けるさまざまな技術」って想像してしまいます。
それで、武道はそういう側面もあわせもってるだろうな、って。でも、
>『護身術は学びたいけど、武術・武道は学ぶ気は無い』
うぁ~・・・、これは、はじめて聞きました。 こんなこと言うひといるんですね。
想像するに、「護身に役立つ拳法の技術は知りたいけど、拳法的世界観(思想観?)=技術体系は、必要ない」ってことでしょうか? う~ん、空手に例えたら「金的の蹴り方は知りたいけど、息吹や、回し受け、歩法、あいさつのしかた、道場訓は必要ない」って感じですかね?
武道や武術は、思想的?な部分もけっこうあるし、どっちかっていえば、保守だったり、「右」だったりする部分もあるから、そういうのがすごく嫌いな人は、こんなこと言うかもしれませんね。
でも、それって、ピザ屋にいって「生地の部分と、チーズはいらないから、トッピングのエビだけください」って言うのに近いようにも感じます。
出来るだろうけど、無駄が多いし、収穫は少ないし。 おまけに店員はいい顔しないですよね(^^;)
この回答への補足
返答有り難うございます。
>思想的?な部分も~
そうなんですよね~。私自身柔道や極真はちょっと敬遠しちゃいますからその気持ち解るんですが・・・。全ての流派となると・・・本心として『なめとんのか!!』と言いたいんですけど・・・。
実際の所護身に使える技術って(表現がおかしいですが勘弁してください)人を制する技じゃ無いですか?そんな技術だけ知って使って良い時と使った後どうしなければならないかのを知らなくてもいいからって言われているように感じて・・・(そりゃ『その辺の奴にも喧嘩吹っかけたいから教えてくれよー』って言ってるのと一緒だろー!!って突っ込を入れたくなります)。
No.3
- 回答日時:
Gです. 本当にお久しぶりですね. (あけましておめでとうございます、です!)
私なりに書かせてくださいね。
昔からの武術・武道と言う事から考えれば、護身術は其の訓練の副産物と言えます. つまり、しっかりとした武道・武術をしていれば自然と護身術になる、ということなんですね.
だからこそ、私は、私が教える物を「使えるから手」と言う表現をしています.
しかし、残念ながら、今現在、この使える、本当の意味での武道を教えてくれるところが殆んどなくなってきてしまいました。
武術・武道は組み手だけでも方だけでもないですね(本当は) 自分の命を引き伸ばし有意義な人生を作るための土台を作るのが武道と信じています.
そのために、打つ、蹴る、投げる、締める、押さえる、など技術的なことと同時に、自分を常に向上させる意欲を持ち、向上する可能性を信じ、常にチャレンジを受け、自分の弱み(戦うだけのもでなく)を知り、チャレンジを作り、当たる壁は向上の機会と思い、体力を上げ、体を鍛え、精神を鍛え、危機と言うものを知り、危険を感じる能力をつけ、自分の持っているもの(技術・精神力)を武器をして使えるようにし、などなどなど(3回書きました)、を訓練する事が武道と呼ばれるものと私は信じています。 これらを私は275K(275,000項目の習うべき事)と呼んでいますが、これらを身につけることによって、自然と武道が護身術という副産物が出来上がるわけです.
しかし、武道と護身術とは全く違う物だと言う事を知らなくてはなりません。 武道は武道なりの教えがあります。 レーピストから、強盗から、喧嘩から、犯罪から
身を守ると言う観念からすると、武道はあまりにも直接的でないことを訓練します.
ですから、私の道場では、ある程度のレベルの弟子に空手から分かれた「護身術のクラス」を別に教え、武道に全く興味のない人のための「護身術のクラス」も教えています. 言ってみれば、全く違う教え方をするクラスが二つある、ということです.
防具だけでは十分でない事が分かりきっていますので、SWATチームには、それなりの「彼らのための」護身術も教えているわけです.
さて護身術ですが、これは、まず、自分の弱みと言う物について知ることから始まります.
性的に不利な点(体力、筋力、筋肉使用用法などですね)
体格的に不利な点(体長、体重、などですね)
年齢的に不利な点(子供、中年・老人などですね)
運動神経、運動力、そして、護身術の知識レベル、等が含まれ、これに更に、生活環境(通勤・通学行路、職場・キャンパス環境、DV環境(家庭内暴力)等の危険性への考慮、などが追加されます.
まず、自分は大丈夫だと言う考えを捨てる事から自分を見直し、これらを改良できるのであれば、意識的に改良する努力を始め、さらに再度見直し改良を続ける事が必要になります.
これだけでも、一般人には十分危険から見を守る事が出来ます.
あとは、技術的なものがはいってくるわけですが、武道でならる、続に言う「技」は使えないもの、という観念を私は持っています. 「技」は「技」が持っている「習わなくてはならない「要素」を知るためのものである、と信じるわけです. (ご質問とは離れますので、一応これで終えておきます)
護身術という言葉の中には、まず自分の身を守る、守る為には何でもあり、ということが基本の基本となります. 相手を殺す事になるかもしれない、ということを十分理解しなくてはならない、ということです.
拳銃・ナイフを使った犯罪が日常に起っているここでは、それらの武器に対しての護身術を知る必要があります. (去年、そんなことできるはずはないと起こってしまった質問者がいたのを覚えています<g>)
日本の空手の試合でいくら勝った所で、護身術にはならない、という理由があるわけです. 何でもありの攻撃に対しての何でもありの防御・反撃をできる実力を持たなくてはならない、ということでもあるし、其の実力を持っていなければ、いくら武道連盟が高段位を授けても、ここでは教える事が出来ません.
と言う事で、護身術で逃げるが先、という人はいますが、いつ逃げなくてはならない状況にいるかを知る能力、逃げ道に対する知識、速く走る実力、などなどなども護身術の非常に大切な訓練項目にもなるわけです.
護身器具に対しても、持っていれば大丈夫だと言う過信を持つのではなく、たぶん使えるだろうではなく、どのようにして使ったら一番有効的に使えるか、見せて脅かしたらいいのか、それとも持っていない振りをした方が良いのか、大きな決断力が必要となります. 使うタイミングは. 自分のリーチは、使った後どうする、効かなかったらどうする、などなどなど、訓練点はたくさんあります.
また、反撃するタイミングを逃してしまった時の次のプランは? 犯罪人の心理状態は? 振りをする演技力、絶対に負けないと言う精神力、犯罪人の心理状態の変化を知る能力、急所攻撃の後に続く反撃力、などなどなどの精神面の訓練には多くの時間をかけて、知識としてではなく、無意識にできる「実力」をつけなくてはならないわけでもあります.
と言う事で、うわべだけの護身術、知識だけの護身術、実力の伴わない護身術では、つかえる護身術にはならない、と私は信じているわけです。
また、長くなりましたので、この辺で終えておきますが、分かりにくい点がありましたら、どしどし補足質問してください。
この回答への補足
おひさしぶりです。
じっくり考えさせてもらいました。
Gさんのおっしゃってる事が一般で言われている護身術なんでしょうけども・・・。
副産物か~武道武術の副産物とはどうしても私自身考えられないな~。やっぱ考え方古いのかな~。人を制する術を使う事の意味にこだわるからな~。
あ、それから、試合の事はこの場合省きましょう。それも含めちゃうと話し長くなっちゃうし・・・。
私自身護身ができる技術がもう武術武道って思ってますし・・・。
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