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はじめまして
私は国家試験に受かれば来年四月から放射線技師として病院で働くことになる学生です。
私は今まで海外に行く機会が多々あり英語を話せるようになるために留学をしたいと考えていました。しかし結果的に実らせることができずに就職することになってしまいます。将来は放射線技師という職業を生かして海外に行きたいと考え、日本の病院と提携している海外の病院に行くか ハワイのカピオラニコミュニティーカレッジなどの職業訓練コースに入学できればと考えています。アメリカの大学を卒業することは困難だと聞きますし海外での資格がなくても提携病院で働けるのかという疑問もあります。
どなたか放射線技師の資格を生かしながら英語を学べる方法を知っている方がいれば教えてください よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

たまたま、ご質問を見つけましたので遅ればせながら、ご参考になればと思います。

私も数年前に日本の病院を辞め、ハワイに移り住みました。もちろん日本の放射線技師免許はアメリカではただの紙切れになってしまいます(放射線技師免許制度のない米本土の数州を除く)ので、ここホノルルで一からライセンスを取り直しました。Kapiolani Community Collegeは、全米でもトップクラスの放射線技師資格試験合格率を誇る養成機関です。現在、ハワイ州全体で放射線技師の総数が約1000名。この内、日本生まれの日本人で米国の技師資格を取得している方は私の知る限り数名程度です。

一般のX線検査業務を行うためのRadiographerの試験は、日本の放射線技師の国試レベルほど難しいものではありません。その理由は、治療とRIの領域が試験に含まれないためです。日本の国試の場合、重箱の隅を突つくような理論中心の出題が見受けられますが、米国放射線技師資格認定協会(ARRT)の試験はあくまでも実務中心の出題です。放射線のスペクトルがどうのとか、電子対生成の際の角度がどうとか、そんな日常業務に関係のないものを問われることはありません。(もちろん放物の講義の中では触れられますが。)

このベースとなるRadiographer(過去の日本の診療X線技師とほぼ同じもの)資格を取得後、さらに治療なりRIなりのプログラムに入って上位資格を取得して行く訳です。一般撮影が好きな方はそのままでも構いませんが、専門性が高まるに連れて、給料も上がって行くようにできています。まさにアメリカらしい制度とも言えるわけで、この点、全員が同一資格を取得して同一賃金で、ローテーションによってモダリティーが分けられている日本とは大きな違いがあります。

さて、ここで問題になるのが英語力です。KCCでの講義、臨床実習その後のARRTの資格試験、当たり前ですがすべて英語です。
質問された方も英語には不自由されないかとは思いますが、ここが何よりも、想像を絶するほど大変です。参考までに私の場合、TOEFL CBTで240点ちょっと。英検は準1級程度ですが、なかなか母国語のようには行きませんし、実務上でも依然障害となることがあります。例えば、平常時は大丈夫ですが、一刻を争う場面でER救急医の指示が聞き取れないとか、聞き間違いとか、今から振り返って見ても冷や汗ものの経験あたくさんありました。特にハワイはアメリカでは離島ですので、標準英語ではありません。その点もネックになります。最終的には人命にも関わってきますので、奥が深く幅のある英語力を備えていることは言うまでもありません。

もう一つの大きな問題となってくるのは、ビザです。今現在(2013年5月)放射線技師の有資格者というだけでは、アメリカ国内で就労許可が得られません。以前は時間はかかるものの永住権(グリーンカード)につなげることもできましたが、現在では抽選による永住権を得るか、アメリカ市民との婚姻による場合などを除いて可能性はほぼゼロに近い状況です。H1ビザもKCC卒業の準学士(AS)では、たとえ長い実務経験があったとしても、対象外となるようです。一つだけ望みのある滞在資格としては(ご存知とは思いますが)OPTがあります。卒業後、専攻関連の職場で1年間だけの就労が可能となるものですが、その期間を過ぎると、他の滞在資格を得られない限り帰国となります。

また、近年ハワイにおいても大手病院の倒産や規模縮小などの影響で放射線技師の市場は非常に厳しいものがあり、現地のアメリカ人技師でも特に新卒者の就職は困難を極めています。英語が堪能で、滞在資格を得ていたとしても、かなりの苦戦を強いられるかと思われます。 もし、幸運にも仕事を得られれば、何事にも非常に大雑把で、緻密さに欠けるこちらの技術レベルの中で、日本人技師の持つ繊細な感性と技術は高く評価されるかとは思いますが、なかなかその入り口に辿り着くことが大変です。

状況説明が長くなりましたが、結果として私からアドバイスできることは、日本で最低4ー5年の臨床経験(特にMRI)を積むこと。英語を想像以上に磨き上げること。また、英語圏で永住して放射線技師を続けたいと考えるのであれば、アメリカではなく、就労永住許可取得の可能性が高い他の国々を目指すことを考える、という事になると思います。ご健闘をお祈りします。
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「放射線技師の資格を生かしながら」に固執されているようですが、外国で英語を学びたいだけなら、その資格はなくてもできます。


そしてその資格を生かそうとするときには、英語はすでにできていなければならないと思います。
同時にというのは選択肢を狭めることになり、よけいにハードルを高くするだけだと思いますが、いかがでしょうか。
ご自分の中で、何をいつどうしたいのか、それには何が必要なのか順番だてて、整理する必要があるのではないかと思います。

とりあえず日本の病院には就職するのですよね?それと留学を同時にすることはできませんよね。
将来、外国の提携病院で働くためには、資格の問題の他に、その時点で既に英語での意思疎通に問題がない状態でなければならないと思います。
職業訓練コースで専門的なことを学ぶなら、日本でのその分野での経験もある程度あったほうがよいでしょうね。でも、ここは英語を学ぶところではないです。「職業訓練」ですから。このコースを受けるには、最低限授業を理解できる英語力が必要でしょう。

なお、コミュニティカレッジの職業訓練コースを受けた程度で、現地で簡単に就職先が見つかるとも思えません。現地にはもっと条件のよい、英語も堪能な放射線技師がたくさん控えているでしょう。
外国人には就労ビザがめったに発給されない現実も、ご存知ですか?

いずれにしても、まずは英語習得をいつどこでするのか、考えるのが最初だと思います。
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2015年から規則が変わるようですね。


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