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日本語を勉強中の中国人です。ビジネス日本語についてお伺いします。ビジネスメールの本文の冒頭に【どの会社の誰へ】の正しい書き方は何でしょうか。主に下記の疑問があります。

1、「ABC株式会社営業部 中山太郎部長様」、「ABC株式会社 中山太郎社長様」のように、相手の役職が付いている場合、「様」がまだ必要なのでしょうか。

2、1のように、フルネームの「中山太郎」を示す必要がありますか。「中山」でもよろしいでしょうか。

3、1を例に、スペースの開け方について教えていただけませんか。社名、部署、苗字、名前、役職、様の間のスペースは普通どのように配布されていますか。

4、質問文の中の【どの会社の誰へ】の箇所に「宛先」という日本語を使ったら、同じ意味になれますか。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

1.二重敬称云々よりも、漢字本来の意味といいますか使い方で考えられれば宜しいでしょう。


「様」や「殿」「さん」は人間に対してつけられる敬称です。
中山太郎部長様と書かれると「中山太郎部長」という個人名を持った人ということになります。
「太郎部長」という名前の人ではなく「太郎」であって「部長」は組織上の肩書きであれば、間違いだ、ということになります。
これを混同しないように、他の御回答に見られるように二段書きします。

ABC株式会社営業部 部長
中山太郎様

名前を少しずらした方が見た目に落ち着きます
ABC株式会社営業部 部長
 中山太郎様

営業部という組織に対してメールを送る場合には
営業部御中
として御中を使います。
この場合には個人の名前は書きません。

便利な言葉です
ABC株式会社御中
としても使えます。
担当者の名前が分からない場合によく使われます。

2.中山様とするか中山太郎様とするかについては厳密な使い分けはありません。
中山太郎様とすると、より改まった感じに受け取られます。
苗字のない「太郎様」だけはビジネス文書では使われません。

3二段書きにされればスペースは余り気にされる必要はないでしょう
部署名と肩書きの間を開けるかどうかだけです
最近は年寄りが増えてきた結果「部長」と「部 部長」と使い分けている会社がありますので注意して下さい。
「営業部長」は従来通り部の最高責任者としての肩書きです。
「営業部 部長」は給与等の社内での扱いは部長級ですが、組織上はあくまでも「営業部長」の部下です。
仕事上も部の最高責任者である「営業部長」の許認可を必要とする立場です。
これをうっかり間違えるとおもわぬトラブルに巻き込まれますので注意して下さい。

ABC株式会社営業部 部長
 中山太郎様

ABC株式会社営業部長
 中山太郎様
とでは権限が全く違うということです。

このトラブルを回避するために
ABC株式会社営業部
 部長 中山太郎様
という書き方があります。
「営業部長」であれ「営業部 部長」であれどちらにでも使えます
肩書きと苗字の間を少しスペースを設けて書きます。

部長でも取締役が兼ねているような場合には

ABC株式会社営業部
取締役 中山太郎様

ABC株式会社営業部
取締役営業部長 中山太郎様

という書き方になります。どちらでも失礼にはなりません。

これに対して
ABC株式会社営業部 課長
 下山次郎様
と書いても特に失礼にはなりません。
課の正式名がわかれば正式な課名を書いて下さい。
「課長」とするか「課 課長」とするかの扱いは上記の部長と同じです

ABC株式会社営業部 第一課長
 下山次郎様

4.同じ意味として通用します。
同じ意味になれますか→同じ意味になりますか、とした方が日本語として自然な感じになります。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。本当に複雑な仕組みですね。外国人はびっくりしました^_^。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:39

元来、役職名に「長」が付く場合は、役職名そのものが敬称とされています。


役職名の下に「様」を付けるのは「二重敬称」となり、却って無礼に当たります。
職場などでは「課長さん」とか「所長さん」等の呼びかけをよく耳にしますが、本来は「さん」は不要です。
1.肩書きから改行して、個人名の下に「様」を付けるのは構いません。
2.職場に同姓の人が居る場合が少なくありません。持ち場が違っても同姓の課長が居る場合もあり得ます。
「中山様」だけでも事足りますが、通常は下の名前まで書くのが礼儀ではないでしょうか。
3.所属部署(役職名付きの場合も)と、個人名は改行する方が読み取りやすいし、礼儀を失することもありません。
4.親書の類いに「宛先」の文字は使いません。部署名と氏名が即ち「宛先そのもの」ですから。
往復ハガキや返信用封筒の宛先には、自分の名前または職場名の下に1文字分スペースを空けて「宛」もしくは「行」の一字を加えます。返信者はその文字を二重線で訂正して「様」「御中」等の敬称に改めるのが礼儀です。
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございます。いろいろ勉強になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:34

私は、メール、封書郵便の封筒 の両方で同じ記載方法です。



ABC株式会社 営業部
 部長 中山 太郎様

と、2行で記載します。
社名が長い企業でも、大丈夫です。

XXXリサーチ&コンサルティング
営業本部第一営業統括部金融営業部
 部長 近差留 上手様
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。いい勉強になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:30

3番について補足ですが、会社名を書いたら行を変えて役職名以下を書くのが綺麗になると思います。


その時は会社名より役職名を下げて書き始めます。
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この回答へのお礼

再びありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:29

1、役職自体が敬称なので、「様」を重ねて付ける必要はありません。


ただ、郵便の場合宛名は役職名を先に書き、敬称として様を付けるのが一般的だと思います。
つまり「ABC株式会社 営業部部長 中山太郎様」というように。

2、フルネームの方が丁寧な印象ですが、名字だけでも失礼ではありません。

3、社名、役職名、個人名の間は大きめに空け(一文字分)、個人名の名字とファーストネーム、敬称の間はその半分空けます。

4、宛先より宛名という言葉の方が適していると思います。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。いろいろ参考になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:27

(1)


ABC株式会社営業部 中山太郎部長
ABC株式会社営業部長 中山太郎様
ABC株式会社営業部部長 中山太郎様
どれかです。様を役職につけるのは正式ではありません。

(2)
フルネームを知らないのであればしようがありませんので、苗字だけにします。
知っているのであれば必ずフルネームにします。この場合に苗字だけにするのは略式のときです。

(3)
既に(1)のところで書きました。苗字の前に一箇所だけ空白を入れます。

(4)
同じ意味にとります。しかし、宛先のほうがもっと一般的に使える言葉ですから「どの会社の誰へ」だけでなく、「誰へ」の代わりにも使えますし、「どの会社へ」の代わりにも使えます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:26

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