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スペイン語の文法、未来完了と過去未来完了形の違いについて教えてください。
違いがわかりません。例えば、
「どこから風が入っているのだろう?」
とスペイン語で言う場合、下のどれが正しいのでしょうか?

¿Por dónde esta entrando el viento? :現在進行形
¿Por dónde habrá entrado el viento? :未来完了形
¿Por dónde habría entrado el viento? :過去未来完了形

どれが正解で、日本語で訳する場合どういう違いがあるのか教えてください。
お願いします。

A 回答 (2件)

以下のとおりお答えします。



>スペイン語の文法、未来完了と過去未来完了形の違いについて教えてください。
⇒まず、次のことを確認しておきましょう。
(1)未来形には、「現在形の代りに用いて現在の推量を表す」機能がある。
(2)過去未来形には、「過去形の代りに用いて過去の推量を表す」機能がある。

(ご質問とご回答)
>違いがわかりません。例えば、
>「どこから風が入っているのだろう?」
>とスペイン語で言う場合、下のどれが正しいのでしょうか?
⇒まず、各文の訳を考えます。

>¿Por dónde esta entrando el viento? :現在進行形
⇒¿Por dónde entra el viento?「どこから風が入るか?」に対して、このような進行形(ただし、esta→estáと訂正)にすると、「どこから風が入ってきている(きつつある)のか?」といったニュアンスになります。

>¿Por dónde habrá entrado el viento? :未来完了形
⇒この文は、上の(1)から、現在完了形¿Por dónde ha entrado el viento?「どこから風が入ってきたか?」に推量の要素を加えた表現になります。「どこから風が入ってきたのだろうか?」といったニュアンスです。

>¿Por dónde habría entrado el viento? :過去未来完了形
⇒この文は、上の(2)から、過去完了形¿Por dónde había entrado el viento?「(あのとき)どこから風が入ってきてしまったのか?」に推量の要素を加えた表現になります。「(あのとき)どこから風が入ってきてしまったのだろうか?」といったニュアンスです。

ここで最初のご質問に戻りますが、「どこから風が入っているのだろう?」という文の意味がいまいちはっきりしませんが、これを「現在の推量」とみなしますと、上記3つの文はいずれも合わないように思います。

もし、「現在の推量」にしたい場合なら、
¿Por dónde entrará el viento? 「どこから風が入るのだろうか?」
と未来形で言うのがいいでしょうね。

また、「現在進行の推量」にするなら、
¿Por dónde estará entrando el viento? 「どこから風が入ってきているのだろうか?」
と未来の進行形で言うのがいいと思います。

以上、ご回答まで。(さらにご不明な点などがありましたら、補足してください。)

この回答への補足

詳しく説明していただきありがとうございました。
理解は出来るのですが、使いこなすのはまだまだ難しいです。
スペイン語だけでなく日本語も混乱しそうです。

とりあえずは未来形に変形させることで、
その時制に推量の意味を付加させることが出来るということですよね?
この解釈で合っているのか、もう一度質問させてください。
例えば、
未来完了と過去未来完了形に関して言えば、

試験を終えて落ち込んでいるミゲルを見て、
「ミゲルの試験はどうだったんだろう?」
という場合は、現在完了の推量ということで未来完了
¿Qué habrá pasado con el examen de Miguel? (現在完了+推量=未来完了)

*ちなみに現在完了は
「ミゲルの試験はどうだった?」
¿Qué ha pasado con el examen de Miguel?


大学試験に合格したミゲルを見て、
「(あのときの)ミゲルの試験はどうだったんだろう?」
という場合は、過去完了の推量ということで過去未来完了
¿Qué habría pasado con el examen de Miguel?(過去完了+推量=過去未来完了)

*ちなみに過去完了は
「(あのときの)ミゲルの試験はどうだったのか?」
¿Qué había pasado con el examen de Miguel?


この解釈で合っていますでしょうか?
申し訳ありませんがもう一度教えてください。

補足日時:2015/01/24 03:02
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この回答へのお礼

本当にありがとうございました。
早くNakay702さんのスペイン語レベルに追いつきたいです。
またご教示ください。

お礼日時:2015/01/25 22:52

「補足コメント」を拝見しました。



>この解釈で合っていますでしょうか?
⇒はい、すべておっしゃるとおりだと思います。実に見事に整理なさいましたね。

ついでですので()補足されたことで添削等は何もありませんので、少しそれますが、蛇足を追加します。

(1)完了時制は、「相対時制」とも言われるように、(文面に現われないまでも)必ず対照されるもう1つの時が背景にありますね。例えば、
Cuando Miguel llegó a la estación, ya había / habría salido el tren.
「ミゲルが駅に着いた時、すでに列車は出てしまっていた/いただろう。」

(2)過去未来形は、推量文では過去の推量を表わしますが、婉曲文では現在形の代りに用いて語気を緩和します。質問や依頼の表現で多用されます。
Deseo / Desearía hablar con usted por un rato.
「ちょっとの間あなたとお話したい/したいのですが。」

(3)通常、推量文では未来形や過去未来形が用いられますが、疑惑文では接続法が用いられます。「事実性」に対する確信が低く、疑いの気持ちが入る場合です。
Tal vez será / sea verdad lo que dice Miguel.
「ミゲルの言うことは多分本当だろう/本当かもしれない。」

以上、再伸まで。
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この回答へのお礼

Nakay702さん、本当にすごいですね。
どんな文法本よりもわかりやすく詳しい解説ありがとうございました。
また補足までしていただき、未来形に関する文法知識を改めて理解することが出来たように思います。理解は出来るのですが、使いこなせるようになるにはまだまだ厳しいです。
今後はアウトプットの練習が必要かなと思っています。
また行き詰った際にはご教示ください。

お礼日時:2015/01/25 22:47

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