プロが教えるわが家の防犯対策術!

早稲田の人間科学部に合格しました。
まだ商学部や社会科学部の発表が残っていますが、私としては念願の早稲田なので、たとえどの学部であっても行きたいと思っています。
しかし、両親や学校の先生は、人間科学部に行くなら明治に行け、と強く勧めてきます。(明治は一応、法、経営、情コミの合格を頂いております。)

人間科学部の立地が悪いことや、本キャンの学部に比べるとやや差別的な扱いを受けることは存じております。
しかし、それでも早稲田にかわりはないので、私はそこに進学したいと思うのですが、私は間違っているでしょうか。

皆さんのご意見をお聞かせください。

A 回答 (2件)

まずは、早稲田・明治大学合格おめでとうございます。


 企業の新卒採用のお手伝いをした経験がある者です。その観点から書かせていただきます。

 企業は就職試験で学生を選考する際、「その学生がどの大学、学部か」ということと、「社員による評判」を勘案して決めています。
 「その学生がどの大学、学部か」というのは、もちろんその学生の能力を測る物差しとして使います。また大企業では「○○大学○人」のように大学ごとのノルマ(目標)があることが多く、早稲田は早慶の学生内で選ばれ、明治はマーチ内で選ばれていきます。その際、早慶は応募100人採用30人に対し、マーチは応募500人採用10人なんてこともあります。名門大学に合格した人は大凡優秀なので、その人たちが通過しやすいように(内定を取りやすいように)しているのです。
 また、その中で誰を選ぶかという時に、「社員による評判」を使います。これは、面接などで社員がその学生に感じた「評判・評価」はもちろん、ゼミの先輩などによる「内部情報」も含まれます。企業としては、試験を受けている学生の本性は見にくいですが、ゼミの先輩がその企業に社員として働いていれば、その学生の人柄などをその人から聞けます。そうすることによって企業は変な人を取りにくくなるメリットが生まれます。たとえば、同じような果物が2種類あって、片方だけ試食できる場合、その試食できた方がそこそこであれば人間はそっちを選びます。また試食した果物が平均より多少おいしければ、もう片方の方がまずい確率は高くなるわけで、より一層試食できた方を選びます(また、日本人の特性で試食した方が多少まずくてもそちらを選びます)。ゼミ等の縁故採用は、企業側にもそれなりの理屈があります。

 上の前提を踏まえて書くと、早稲田の人科か明治かにするには人によって決定が違うと言えます。あなたがどういう企業に勤めたいのか、どんなことを大学で勉強したいのか(受験している学部がバラバラなのででそうしたことはないと思いますが)、どんな学生生活をしたいかでも違います(これは最後の段落に書きます)。
 早稲田の人科は確かに早稲田であり、マーチとは選考上同じ扱いを受けることはありませんが、先の「内部情報」等においては場合によっては明治より不利になることもあります。OBの数は人科は少なく明治の各学部の方が多いです(情コミ等は別かも知れませんが)。そうなるとやはり不利になります。大企業の選考で早稲田の中で競争している際、メジャー学部のOBはやはり多く、人科は少ないです。そうなるとどうしても早稲田内の競争にあぶれる場合があります。それが明治のメジャー学部ではマーチ内で勝ち残り内定が貰えるという現象が起きる場合があります。こうしたことは、選考に関わる社員の方だけでなく、ゼミの先輩等の話も同様です。
 また、こうした縁故があるかないかは企業によって違いますが、基準として「その企業の仕事内容」で大体の傾向はつかめます。やはり法人営業などの「人付き合い」が多い企業は縁故採用が強く、それよりも「頭がキレるかどうか」が勝負な企業はそこまでではありません。人付き合いがうまくない人がそうした企業に入社しても能力が発揮できないので両者(学生・企業)にとって良くないからです。
 ただ、大学入試の試験問題を見るとやはり明治より早稲田の人科の方が難しく能力の差があるのは歴然です。

 早稲田の所沢キャンパスの学生と話す機会が以前にあり、そこで感じたのは、「中途半端な自分」でした。ほとんどの学生は早稲田キャンパスの学部に不合格になりそちらにいっているので、どことなく「敗北感」が漂っていました。大学の話をする際にも「早稲田といっても…」という言葉をよく聞きます。マーチの人気学部の人もほぼすべてが「早慶落ち」であるにも関わらず、そこまでの悲壮感はありません。お山の大将でいられることに快感を感じているのか知りませんが、早稲田の場合はキャンパスがメインとはかなり離れたところにあるので、そうした負い目を感じやすいのでしょう。あなた自身が「所沢でも早稲田だ」と思っているようですが、周りにそうした人が多いことは認識しておきましょう。
 ただ、(私自身の個人的見解ですが)早稲田の人科やスポ科等は今後人気が上昇すると考えています。昨今の大学ランキングは「企業の取りたい学生の大学ランキング」になっています。優秀な学生は就職試験に強い大学を選ぶ結果、大学の偏差値が就職に強い大学のランキングに連動しているということです。こうした動きを考えると早稲田の古くからある学部は正直、学生選び(入試)において、受験生の能力を計る問題になっておらず、先生の好きな問題を出題していいます。1950年代の文書を使い、その文の内容の把握能力が将来役に立つと思えません(大多数のサラリーマンになる早稲田生に向けてです、一部の教授志望の人にはいいかもしれませんが)。そうした外部環境を考えない大学は淘汰されていき、そうしたことを考えた大学が生き残っていきます。国際関係に疎かった学習院が皇族にもそっぽを向かれ、国文学で名を馳せた國學院も今では滑り止め校になっています。早稲田の中でもそうした非実学の学部は主に早稲田であり、所沢の学部は実学的であるということから人気が上がるのではないかと考えています(東京理科大は先日、田舎にあった経営学部を都心に移転すると発表しました。経営学部は人気学部になるとふまえて、優秀な文系学生の獲得に乗り出そうとしたのです。ただ所沢では人気上昇もそこそこなので早稲田に移転しないといけませんし、すぐにそうなるわけでもないので、もしそれが現実になったらそれはそれで所沢キャンパス出身者には腹が立つ話です「俺らの時から早稲田にしとけよ」と)。
 まあ、現状所沢で学生生活を送るということは多少の犠牲が伴います。バイトの環境等はやはり早稲田の方が求人が多いのでそうした部分でのデメリットはあります。また就職活動時の移動時間も問題です。早稲田キャンパスなら授業の合間に説明会に行くこともできますが、所沢では難しいです。こうしたことが就職の実績に影響を及ぼしている可能性も十分考えられます。私自身は比較的都心のキャンパスでしたが、そこまで都心にこだわりあはりませんでした。ただ遊びたい人にとっては所沢キャンパスはつらいかもしれません。最後に、私個人は「早稲田の人科」にします(といっても商学部が合格していたら商学部ですし、あなたもそうなるといいですね)。ご参考までに
    • good
    • 6
この回答へのお礼

非常に詳しくありがとうございます。
結局本キャンの学部は全滅し、質問通りの状況となりました。
参考にさせていただきたいと思います。

お礼日時:2015/03/02 12:13

大手で採用担当してました。



早稲田の人間科学部とかスポーツ科学部とか、もっと言えば社会科学部あたりも、「早稲田」の一部とは見ていませんでした。政経や法学部とは「別の大学」的に見られていました。なので早稲田のネームバリューだけで勝負するのは厳しいです。

ただあなたがどうしても「早稲田」で学びたいという気持ちが強いなら、それはそれで一つの選択肢です。

と言いながら、明治や法政であっても、それだけでフリーパスと言えるほどの実力はないので、最後は本人の力次第になるでしょうね。
    • good
    • 7
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大学名も重要だが、結局は本人次第ということですね。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2015/03/02 12:14

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A