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今、研究で傘業界はなぜ一つの会社がほとんどのシェアをとることができないのかというのをやっているのですが、なるべくたくさん情報を入れたいので、なにか意見をくださる方お願いします。傘業界は傘と言われて思いつく会社がある人は少なく、CMなどもありません。逆に傘業界で大量のシェアを獲得できる方法があるかもしれないので、そういった意見も聞けたら嬉しいです。

A 回答 (8件)

#3です。



私の勉強不足かもしれませんが、
そもそもBtoCのコモディティで、
シェアを独占(とまではいかないまでもかなりのシェア)している製品があまり思い浮かびません。

BtoBならいくらでもありますし、
BtoCでも特許に守られているような製品や、
特別な用途の製品なら独占に近いシェアを得ることは可能だと思います。

コピー用紙のシェアを独占するのは難しいですが、
トレーシングペーパーなら一定以上のシェアを得るのは可能かもしれない、というようなことでしょうか。

しかし、こと傘となると、
いつ、どこで買うのか、
誰が使うのか、
いくらのモノを買うのか、
どんなデザインのモノを欲しているのか、
など、ニーズが拡散されすぎていますよね。

いつ買うのか(目的を持って買うこともあれば、必要に迫られることもある)
どこで買うのか(買いたい傘があれば売り場を探すが、買いたい傘がなければ近場で買う)
誰が使うのか(傘を持って歩ける年齢ならば、年齢性別国籍その他を問わない)
いくらのモノを買うのか(モノに価値を認めるか、機能に価値を認めるかで払う額がバラバラ)
どんなデザインのモノを欲しているのか(デザインは価値であるものの、機能に価値を置くならデザインはあまり気にされない)
など、あらゆるエレメントにおいてまんべんなく該当する傘が存在しています。

実際、シューズセレクションは機能面やデザイン面で、
いろんな傘をラインナップしていますよね。
傘の世界においては、シェアとラインナップ数がある程度の比例関係にあるはずです。
製品面と流通面と、絨毯爆撃のように駆逐していけばシェアは伸びるのでしょうけれど、
その方向性こそ、シェア獲得コストと売上による利益が見合わなくなるのでしょう。

たとえば(極端なたとえではありますが)、
シェア99%から100%にするコストと、それによる増益を想像すれば、
損益としてまったく見合わないだろうなということは容易に理解できますよね。

同じことはシェアの数字がもっと低い状態でも言えるはずです。

シェアが少なすぎても美味しくないし、
シェアを獲得しようとしてもいつかコストと見合わなくなる、
ほどほどのシェア獲得コストでおいしい果実を得られる結果的数字が「シェア17%」、
ということなのではないかと勝手に想像します。

たとえば自動車で言えばトヨタは50%程度のシェアを獲得しているそうですね。
この数字の違い、傘の数字の低さは、傘というコモディティの上記条件に起因しているとは思います。

ちなみにマツダは2%程度のシェアだそうですが、
そのシェアを拡大するよりも
「2%の熱烈なファンを獲得すれば勝てる。シェアを伸ばすのではなく、2%のユーザーにもっとファンになってもらう」
というようなことを言っています。
私はそれはなかなか勝算のあるビジョンではないかと思いますし、
その意味でもシューズセレクションはすばらしいと感じます。

まったくの私見ですが、ひとつの考え方としてご理解くださいますと幸いです。
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この回答へのお礼

素晴らしい回答ありがとうございます!例があってすごくわかりやすいです。さらに質問なんですが、傘業界でやっていくメリットってなにか思い浮かぶものはありますか?

お礼日時:2017/02/05 19:27

基本的に、長い傘と折り畳み傘だけど、この半年で、コレはと思う傘を2つ見つけた。

俺が知らなかっただけかもしれないけど。
1つは、長さ13cmくらいの折り畳み傘。今までで一番小さかった。開けなかったから傘自体が小さい可能性あり。
もう1つは、雨に濡れると模様の色が変わる傘。
自分は多少の雨ならめんどくさくて傘ささないタイプ。持ち歩くのが嫌なの。
それ故、発見した傘も購入しなかった。

実は、自分で持ち歩きの時に両手があく傘は作成済み。日曜大工好きなもので。機能優先の手作りなので、カミさんには見た目が不評。

次は、超薄いゴムでコンパクトになり、アウトドアのテントみたいに、一瞬で開く傘が作れないか、考えてます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ボタンで一瞬で開く傘は既にありますよ。しかし必然的に少し重量が重くなってしまいますが。ゴムで傘を作るという発想はあまり無かったので参考にさせていただきます。

お礼日時:2017/01/26 17:56

誰でも製造できて、それほどの技術も知識もノウハウもいらない、つまり差別化できる要素のない製品は、どうしても参入者が増え、市場に溢れ、高いシェアは取れません(ボールペンも同じようなものです)。

CMを幾ら打っても差別化できる「魅力的品質」がない限り、効果はありません。

> 逆に傘業界で大量のシェアを獲得できる方法があるかもしれないので、そういった意見も聞けたら嬉しいです。

品質・機能・性能(デザインを含む)・価格などの面で同業者からは追従されず(=真似できず)、なおかつ世の中にそのようなニーズがあれば、高いシェアを獲得できます。でも、傘なら、品質・機能・性能・価格などの面で他を圧倒する(なおかつ真似されない)ものを創り出すのは現実には無理かもね。
たとえば折り畳めばポケットに入るくらいに小さく収まり、広げれば特大の傘になり、なおかつ軽くて頑丈で強風下で使っても決してラッパにならない、ビニル傘と同じ価格の傘(特許もとっておく)…ができれば、極めて高いシェアが獲得できます。
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#3の方の説明でいいと思いますが、同じことを別の側面から



結局「訴求力」がどこに働くのか、ということになるからでしょう。

傘を選ぶ動機は複数あります。
・雨が急に降ったからすぐに欲しい→値段は安く、そのかわり今の雨がしのげればよい
・お出かけに最適なかわいい傘がほしい→値段はそこそこ、かわいいデザインを優先している
・つねに携帯できるコンパクトな折畳傘が欲しい→値段はピンキリ、それよりも携帯性が優先

これらのニーズは一人の人が3つ全部持っていてもおかしくないし、普段は車で移動して傘をほとんど利用しないならニーズはひとつかもしれません。

このようなマーケット訴求の中で一つの会社が大量のシェアを獲得するなら、これらをすべて満たして安くて・かわいくて・コンパクトな究極の傘を作るか、それともすべてのニーズに対応する商品を多量に出すか、しかありません。

どちらもかなり難しいですし、なによりも傘はものすごく簡単に大量生産できますから、新規参入者を排除するのはかなり難しいといえるでしょう。

シューズセレクション社はたしかに日本で一番のシェアのようですが、それでも17%程度です。
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追記


それを破ってこそシェアがとれるのでは?
それまでは、やはり使い捨てで十分だと思います。
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この回答へのお礼

傘を使い捨てはあまり聞いたことがまりませんねー。あなたは一つに特化するよりバランスタイプの傘を選ぶということですか?

お礼日時:2017/01/31 08:47

シューズセレクションという会社が国内トップシェアでしょうね。


ウォーターフロントというブランドです。
誰でも一度はそのロゴを目にしたことがあるでしょう。
10年前の時点で年間2,000万本の出荷をしてします。

この企業のシェアを高いと見るか低いと見るかですが、
キチンとニーズを把握して商品開発をすれば、
そこそこのシェアが取れるといういい見本だと思っています。

なぜ一企業がシェアを取れないかというと、
あくまで消耗品だからということと、
傘特有の事情として「突発的なニーズが多いから」でしょうね。

あなたはハサミを買うとき、ブランドを気にしますか?
一生使える大事なハサミを買おうとすれば、
もちろんブランドを気にするでしょう。
でも、「急にハサミがほしくなった」ということもあります。
そういうとき「じゃあブランドのハサミを買いに行こう」となりますか?
なりませんよね。

傘もそれと同じです。
急に雨が降ってきたとしましょう。
そのときあなたがほしい傘は、「安くてすぐ手に入る傘」です。
「商品を選ぶ」という欲求は限りなく低くなっています。
となると、商品に購入動機(いい商品だから買うといった動機)を持たせることができなくなります。
商品に購入動機がない以上、
いい商品を作る、売れる、売り場が増える、さらに売れる、
という循環を作れないのも原因のひとつだと思われます。

じゃあ高価な傘はといえば、これはもうファッションと同じであり、
たとえば「Tシャツのシェアを独占できないのはなぜか」という問いと同じになります。
ファッションのシェアを独占するのは無理でしょう。

考えていけばほかにもいろいろな理由を考えつきそうですが、
とりあえずすぐ思いつくのはこれくらいかと。

シューズセレクションは、
そのなかでも廉価な製品を多く揃え、販売先も拡げています。
消耗品である傘業界としては、非常にがんばっていると感じています。
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この回答へのお礼

素晴らしい回答ありがとうございます。シューズセレクションはもちろん存じております。ウォーターフロントはしっかりブランド化されていますよね。でもシェアはせいぜい17%程度。ではそんな傘業界で経営していくメリットはなんだと思われますか?あなたの考えを是非聞かせていただきたいです。

お礼日時:2017/01/31 09:45

傘なんて利用方法が全部同じだし、多少機能(折り畳み式など)が違うだけ。



ものすごい便利ならばみんなそれにするだろうな。

携帯のストラップ並の大きさ。
壊れない(風に強い)

まぁ、壊れてくれないと需要がなくなるのである程度でいいんだけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。サイズが小さければ自己管理ができるので付加価値もつけやすいんですよ。ただコンパクトさと壊れにくさはある程度相反するので、一つの機能に特化しなければシェアを獲得するのは難しいと考えてします。

お礼日時:2017/01/24 10:54

で、あなたの意見は?



全部丸投げで聞き出そうとしてるように、見えるけど (^_^;
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。あえて全部丸投げにして幅広く答えてもらおうとしています。これは研究ですよ?僕の意見なんて述べていたら読む気が失せる量の文章になるので、それくらいは考えて欲しいです。

お礼日時:2017/01/24 10:49

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