

色々と節操なく本を読んでいますが、以前に比べて読書にかけられる時間が少なくなってきました。
そこでハズレを読まなくていいように、オススメの本を教えて欲しいのですが、何でもよいわけではなく、こんな感じのもので、という希望があります。参考までに申しますと当方30代男性です。
・内田百ケンの随筆のような、著者の人柄の偲ばれる、なんとなくおかしみのあるもの。でもあまりに内容の軽すぎるエッセイはちょっと避けたいです。
・ジョン・アーヴィング「ホテル・ニューハンプシャー」ようなどことなく大人のファンタジー色のあるもの。うまく伝えられないのですが、純然たるファンタジーではなく「これって一種のファンタジーだよな」という感じのものです(分かりにくいですよね)。
・短編もしくは中篇集。薫り高いハードボイルドみたいなものか、哀愁漂う刑事モノ。国内外問わずです。原リョウなんかは長編中篇共に面白く読みました。
出来ればこんな作家がいたのか、という驚きがあるとうれしいです。文学については初級レベルですので誰を出されても感心すると思います。
注文が多いですが、よろしくお願いします。
No.5
- 回答日時:
条件1.
『編集兼発行人』山本夏彦(中公文庫)
一冊選ぶとすればこれになると思いますが、他の作品も読んでください。
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=311 …
条件2.
『バルタザールの遍歴』佐藤亜紀(文春文庫)
とても日本人の作品とは思えない。第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作だが、純然たるファンタジーではないと思います。
http://esbooks.yahoo.co.jp/books/detail?accd=308 …
条件3.
短編もしくは中篇集では思いつきませんでした。申し訳ありません。
翻訳ものならローレンス・ブロックのアル中探偵マット・スカダー・シリーズか、ドン・ウインズロウの元ストリート・キッドの探偵ニール・ケアリー・シリーズがお薦め。
日本のものでは矢作俊彦の作品。(タイトルでそれとなくわかります。)
それでは、次の紙飛行機をお待ちください。
知らない本を沢山紹介いただきありがとうございます。
「バルタザールの遍歴」は手に取ったことはあります。題名が印象的だったので。アマゾンのレビューを読んだ感じではとても面白そうですね。
次の紙飛行機はいつまで待てば届くんでしょう。
No.4
- 回答日時:
既に愛読されているかもしれませんが、早川のミステリマガジンを読むと大体この中のどれか(特に最後)にあたるような気がします。
(私の愛読していたのは数年前ですのでちょっと自信がないですが)おかしみのあるのは、阿刀田高のエッセイどうでしょうか。聖書、古事記、ミステリなど幅広いです。
マンガですので全然関係ないかもしれませんが、少年ジャンプに連載中の「デス・ノート」は刑事の哀愁を最近一番感じました。
回答ありがとうございます。
阿刀田高さんは、読んだことないです。ちょっと調べたところとても幅広いジャンルで書かれているようですね。特にこれは押さえておけ、というものがありましたら是非教えてください。
No.2
- 回答日時:
最後の条件にはあてはまりませんが、前二者にあてはまる作品として吉田健一の『金沢』(講談社文芸文庫)や『酒に呑まれた話』(ちくま文庫)などをおすすめしておきます。
随筆ではありませんが随筆みたいなものですから、志賀直哉の中年以降の作品や、小林秀雄の『真贋』(世界文化社)などもいいかも。この回答への補足
この場を借りて補足します(お礼は後でします)。
条件として出したものは3つのうちどれかに当てはまれば結構ですのでよろしくお願いします。
回答ありがとうございます。
吉田健一さんですか。お恥ずかしいですが初めて聞く名前です。「酒に呑まれた話」というのは題名がユニークなので手に取ったことはあるような気がします。
志賀直哉は面白そうですね。太宰治が戦時中のことを書いた文章なんかも好きでした。坂口安吾とか。
小林秀雄は難しそうなイメージがあるのでノーチェックでした。書店で見てみます。
No.1
- 回答日時:
伊坂幸太郎氏の作品はいかがでしょうか。
代表作は「重力ピエロ」でしょうか。昨年の直木賞候補にあがりました。
個人的には「アヒルと鴨のコインロッカー」が好きです!
(この春発表された本屋さんが選ぶ「本屋大賞」にいずれも選ばれています。
3位「アヒルと鴨のコインロッカー」、5位「重力ピエロ」)
ミステリーです。
薫り高いホードボイルドでも、哀愁漂う刑事物でもありません。
が、しかし、間違いなく新しいタイプの作家だと言えます。
1971年生まれですから、ご質問者の同世代に当たるかもしれませんね。
「重力ピエロ」の帯にある担当編集者の言葉を載せておきます。ご参考までに。
~ 世に面白い小説は多々ありますが、本当に「新しい」ものはそうありません。
奇をてらったり、変に前衛的は作品は、すぐに色あせてしまいます。
もっとこう、根本的に今日的な「同時代文学」が読みたいと、ずっと思っていました。
そんな折、預かった原稿を読みながら、僕は知らず快哉を叫んでいました。
「なんだ、小説まだまだいけるじゃん!」と。
気に入った箇所を、何度も読み返していました。
誰かと感想を語り合えないことを、あれほど残念に思った夜はありません。
それが、この『重力ピエロ』です。
これは、小説の持つ面白さ・秘めたる力・無限の未来に改めて気付かせてくれた大切な作品です。
だから、敢えて「是非に!」と申し上げます。
とにかく読んでみて下さい。
小説好きで良かった、と素直に喜べる瞬間に出会えることをお約束します。 ~
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handl …
見事なまでに質問文を無視した回答ですね。でも、ありがとうございます。
それだけ回答者様のお気に入りで、オススメしたい内容なんだということが伝わりました。チェックしてみようと思います。
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