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古典について。

今度枕草子の授業を生徒がするのですが、「校異」と呼ばれる、他本との比較をしなきゃいけません。
仕方は分かるんですが、それをして何がわかるのか、なんのためにするのかがわかりません。詳しい方、教えてください

A 回答 (4件)

枕草子には


三巻本
能因本
堺本
前田本
の4系統有るそうです。

図書館に行って、枕草子を全部借り、どの本を底本にしたのか?を調べ、違う系統のものの二冊のうち、好きな段を選び、ノートの真ん中に線を引き、上下に書き写す。
違う部分に線を引き、比較する。
異本によって、部分的に有ったり、無かったりします。
その違いで、本の系統や成り立ちが判ると言う物です。
書き写すと書き損じや誤字が発生します。

私は今、126本の異本を図書館に行って調べています。集めすぎたと反省しておりますが。
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校異とは書物の本文の異同を比較校訂することであってますか?


それでは枕草子の作者と同じ年代の本を比較するとわかりやすいです。
枕草子は所謂平安時代の作品ですよね?だから、平安時代の人気だった紫式部の源氏物語が比較すると面白いですよ?
お勧め文献は漫画の『日本人なら知っておきたい日本文学』か、これも漫画ですが『超訳百人一首歌恋』か、源氏物語なら『窯変源氏物語』がお勧めです。

いづれのおんときにかこういじょごあまたさぶらいけるなかに、と始まるところを、いつのことだったか、もう忘れてしまったー。と窯変されているのでわかりやすいと思います。
質問者さんの質問とずれてしまっていますが、少しでも参考になれば幸いです。
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大学の文学部の話ですよね。

枕草子もそうですが、清少納言が書いたそのままの文章は現存しません。したとしてもほんのわずかです。誰かが書写したものですから、誤写は当然としてその人の価値観で切り捨てたり置き替えたり追加されたりした文や語句・章段がある可能性があります。
校異によって、原初の作品を復元できるかも知れない、また作品への後の時代の評価や、単語が置き換わっている場合日本語自体の変遷までも理解できる、これがその意味です。
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たとえば夏目漱石著「心」の第一部。


雑司ケ谷の墓場で私と先生が出合う場面。
先生が驚いて口にした言葉。
昔の本は『何うして……、何うして……』だが、
今の本は「どうして……、どうして……」に変わっている。
それはなぜか?

そのような類の研究です。

時に文章自体が変わっていることもあり、何らかの事情があったことがうかがえます。
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