
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
「大納言殿」(尊敬語ー名詞)、「参る」(謙譲語ー動詞)、「給ふ」(尊敬語ー補助動詞)
この言葉の書き手(=話し手=清少納言)からの敬意を表しています。誰に対する敬意かというと、
「大納言殿」(中宮定子様の兄に当たる人であり、大納言という地位にあるから当然敬意を持ってそう呼びます。)・「参る」(宮中に参上するという意味の言葉で、謙譲語ですが、宮中に行くときは常に使います。一般的には「帝」への敬意ですが、この場合は「中宮」のところへ参ったので「中宮」に対する直接的な敬意です。なお、大納言は中宮の兄なのですが、たとえ兄妹であっても、帝の后である中宮のほうが格が上なので「大納言殿」が「中宮」のもとに参上したと考えるのです)大納言に「謙譲語」を使いましたが、それとは別に、大納言に敬意を表すのに、すでに「(大納言)殿」という尊敬語を使っていますが、更に「給ふ」という尊敬の補助動詞を使いました。その結果「謙譲語」と「尊敬語」を続けて使いましたが、この時代にはよくあった使い方です。
さて、敬意の対象者は「中宮」「大納言」でしたが、誰の敬意なのかというと、(既に言ったように)書き手の「清少納言」の敬意です。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
古文の、「口語訳」と「現代語...
-
「また」、「そのほかに」と同...
-
神璽・宝剣について
-
有明、暁、曙、東雲の区別がわ...
-
なぜ清少納言は『枕草子』で、 ...
-
口語訳と現代語訳の違いを教え...
-
「〜なのだけど」
-
古文の解説をお願いします
-
枕草子についてです
-
枕草子の百七十七段「宮にはじ...
-
すいませんでした? すみません...
-
我須らく之を官に訴ふべし の口...
-
短歌なのですが・・・
-
枕草子の現代仮名遣い
-
枕草子と成立時期が最も近いの...
-
中国語で
-
土佐日記の「門出」で、「二十...
-
古典の口語訳(急ぎで・・・)
-
枕草子で分からない訳があります
-
明日清少納言の枕草子暗唱テス...
おすすめ情報