DV夫が22歳妻を殺害 「別れ話がもつれ...」という悲惨な事件がまたおきてしまいましが、なぜDVは

DV夫が22歳妻を殺害 「別れ話がもつれ...」という悲惨な事件がまたおきてしまいましが、なぜDVはなくならないんですか？
夫が妻に暴力を振るうって話は、近所の住人や学生時代の同級生の親がそうだったなど、よく聞いたり見たりしていたけど、さすがに殺害までは無かったですよね？
亭主関白な旦那が妻に暴力を振るったり、逆に旦那が一生懸命働いてるのに、妻はだらしなく掃除も洗濯もせず愚痴や文句ばかり言って旦那に殴られたって印象が私には強いです。
要は、妻とか旦那とか身内って立場になってしまうと、お互いに支配欲？所有物みたいな感覚になってしまうからなんですかね？
そういう人って他人(職場の人や近所の人)には暴力振るわないですからね…
皆さんは今回の事件どう思いますか？

No.4 回答者： Yusura 回答日時： 2019/11/22 14:48

>さすがに殺害までは無かったですよね？

これはあなたがご存じないだけで、統計上、女性が殺人の被害者になる例で最も多いのは加害者は夫・元交際相手だそうです。
どちらも、現代の法では扱いは違いますが、原始的な感覚では「元・配偶者」ですね。（石器時代には婚姻制度なんかないですよね？私たちの頭の中にまだ残っている動物の感覚としては、という意味です。）

どこの統計かというとここ数十年の日本国内の統計になりますが、全世界で同じ傾向が見られるそうです。分解人類学者によると。

これは男女の性差に起因すると考えられています。

男性はより闘争に適応した性です。
肉体的には女性よりも背が高く（闘争に有利）、筋肉量が多い（闘争に有利）です。
内面も適応しており、より攻撃性が高く、直接的攻撃を問題解決の手段として好み、筋道を作って攻撃する特徴を持ち、根拠なしに自己評価が高く、共感性が低く、短期の爆発的な集中力に優れ、長期的視野は狭く、人間関係を横ではなく縦でとらえ、社会的地位の向上を目指す性向が強い

そして、人類共通で、自分と他者をグループ分けして自分の属するグループを優遇する考え方をする性質を持っているんですね。学者は「われわれとやつら」と呼んでいますね。
（男女の争いではありませんが、個人的にはこの心理を学ぶための本としてサム・キーンの「敵の顔」をお勧めします。）

たとえば、友人同士とそれ以外の人々、若者と老人、自国人と外国人、といったふうにです。
で、男女というのは人類最大のグループ同士です。

つまり男性というのは、何かあれば女性を攻撃しやすい性といえます。だから男性にのみ「女を殴るな」と言われるのです。子どもや老人に対しては言われませんよね？成人女性のほうが幼児より体力があるのに。
特に女性は「男に暴力をふるってはダメだ」と戒められませんよね？女にもDV加害者はいるし、だれかを殴ることなどできもしない男性だって多いのに。
でも全体的には、子どもや老人に対する攻撃は利益がないけれど、男性は「女を殴る」ことで得をする場面があるので言われるんです。

これについて話をします。
男性と女性では最適な繁殖戦略が違います。
かんたんにいうと、よく「男の浮気は立派な男の証だが、女がやるのはただのふしだら」みたいな風潮あるでしょう？あれです。

男性は自分は多数の女性と子づくりしつつ、その相手女性には自分と同じことをさせないよう、性的自主決定権を剥奪するのがベストな繁殖戦略になります。
これはもちろん女性は損をします。自分に最適な相手を選べないのですから。
（ここでいう繁殖戦略というのは生態学などでの用語です。興味がわけばお調べになってみてください。）
人類は歴史の間を通じてずっと、男性にとってだけ最善の戦略が社会制度として採用されてきました。
ウィキペディアのヒトのページでも、「メスの意思は二の次」とか「メスの意思は無視される」といった記述が散見されます。ウィキペディアは正確性に疑問のつくページもなくはありませんが、このヒトのページは参考になります。
特に生殖と子育ての、規範的配偶と非規範的配偶をご覧ください。短縮URLで恐縮ですが。https://bit.ly/37sUaiE

話を戻して、このように男女の最適な戦略はお互いの利益に相反することがあります。
そしてその場合、男性はその自分の「攻撃に適応した性質」のため、女性を攻撃するケースが女性が男性を攻撃するよりも多くなるのです。


ご質問には「別れ話のもつれで…」とありますね。
ほぼ確実に、別れを持ち出したのは被害者である女性側でしょう。
私はここ十年ほどずっと、「別れ話のもつれから」と書かれたニュースで男女どちらが被害者になり、どちらが加害者になったか注意しながらニュースをチェックしていました。

なぜかというと、十年ちょっとまえ、こうしたことを研究する研究者から聞いたことがあるのです。
「別れ話のもつれでって書かれている暴力事件の場合、必ず男が加害者になる。
　男には女が『もはや自分のモノではなくなる』となると攻撃する、可能なら殺す、という性質があるから。
　独占欲の現れ。なぜかというと、死んだらもうほかの男の子どもを産めなくなるので、潜在的にライバルのチャンスを潰す適応的行動になるから。」
といったような発言でした。

その後ずっと、同様のニュースを見てきましたが、この人の言う通りでしたね。
必ず女が男に別れ話を切り出して被害にあっていました。
そしてこれからもそうなんでしょうね。
背景には、男性が進化の過程で獲得した性質があったというわけです。

その後、この行動が「配偶者防衛」と呼ばれることを知りました。哺乳類の場合、メスが妊娠しますから、オスは自分の子を妊娠する（かもしれない）メスからほかのオスを遠ざけようとする性質を持ちます。これが妻子を守るという行動に現れることもあれば、メスの意思を無視してメスの行動を制限したり、暴力を振るって言うことを聞かせようとする行動に現れることもあります。


長い回答になりました。きっと長さに驚かれていると思いますが、次から「別れ話のもつれで…」のニュースを見かけたらチェックしてみてください。
そして、どうしたらこういう悲劇を防げるか、少し考えてみてほしいです。


以下はご参考まで、興味があれば。
家庭内暴力の実態と対策に関する研究-殺人・傷害致死事例の分析から
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT …
今週のテーマ「男と女はどこが違うんですか？」
https://www.j-wave.co.jp/original/growingreed_pa …

No.3 回答者： toshipee 回答日時： 2019/11/22 12:20

そのまた上の親から見て学んでいるからです

No.2 回答者： はむまろん 回答日時： 2019/11/22 09:46

人はある程度の距離を保つことで相手を冷静にみたり自分自身を振り替えることが出来るのではないでしょうか。

限られた少ない人数や閉鎖的な空間の中では独自のルールやパワーバランスが働き、個人の考えが強くなり冷静な判断が出来なくなってしまうんじゃないでしょうか。
今回のDV夫がそうかわかりませんが、自身が子供の時に暴力を受けた影響は少なからずともあり、他人に対する暴力への抵抗感も感じにくくなっていることは否めないと思います。
なぜ事件に至ってしまったかについては、それぞれお互いの主張や考えがあるのでなんとも言えません。
ただ全てを解決出来るわけではありませんが、やはり早い段階で相談や距離を取り第三者に仲裁に入ってもらうことでそれ以上状態を悪化させないようにするしかないのではないでしょうか。

No.1 回答者： kyoromatsu 回答日時： 2019/11/22 09:05

>なぜDVはなくならないんですか？

正解はありません
いつの世にも、色々な人間が一定数存在するというだけのことです。

>皆さんは今回の事件どう思いますか？
人の噂も75日　すぐ風化するだけの話