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芥川賞や直木賞の選考委員には、その賞を受賞した作家が多いですね。
その結果、受賞した作家の傾向が次の作家の傾向を育てている、ことになります。
ノーベル文学の選考委員には、受賞した作家はいない、と思いますが。
質問は、芥川賞や直木賞の選考委員には、なぜ、受賞した作家が多いのですか?

A 回答 (5件)

直木賞を受賞していない選考委員のうち17名が20回までに就任しています。

この人たちは直木賞ができたときにはすでにプロとして活躍しており、候補者から除外されていたと思われます。直木賞の候補に挙がったことのない選考委員24名から、この17名を引けば残りは7名です。

以上のことを考えれば、直木賞の選考委員は過去の受賞者が多いと考えて差し支えまりません。これは芥川賞も同様です。


では、なぜ選考委員に過去の受賞が多いのか。実力ある小説家の作品を評価し賞を与えてきた歴史があるから、過去の受賞者が選考委員になるケースが多いのだと思います。選考委員になるような小説家はたいてい受賞者だってことです。

選考委員が高く評価するのは、自分と同じ作風とは限りません。むしろ、よく分かっているだけに厳しくなることもあります。逆によく知らないタイプの作品を、新鮮味を感じて高く評価することもあります。また、評価は時代や社会からの影響を受けますし、選考委員も幅広く読書をしていますから、必ずしも受賞した小説家の傾向が受け継がれるわけではありません。

世界を相手にしているノーベル文学賞と、日本国内だけの文学賞では、規模が違うのですから比較はできないと思います。


直木賞選考委員リスト
https://prizesworld.com/naoki/sengun/

芥川賞選考委員リスト
https://prizesworld.com/akutagawa/sengun/
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
実のあるご説明を拝読いたしました。
1.過去の選考委員には<直木賞ができたときにはすでにプロとして活躍しており>ですね。
2.<実力ある小説家の作品を評価し賞を与えてきた歴史があるから、過去の受賞者が選考委員になるケースが多い>のですね。ただし、ノーベル賞の選考者には、実力ある文学者がいない(?)ようですが、芥川・直木賞>をではあえて<実力ある小説家>を選んでいるのですね。(選考方針が違うというのであれば、納得せざるを得ないですが)
3.<選考委員が高く評価するのは、自分と同じ作風とは限りません。むしろ、よく分かっているだけに厳しくなることもあります。逆によく知らないタイプの作品を、新鮮味を感じて高く評価することもあります。>ですね。

お礼日時:2020/06/11 16:53

補足しておきます。



ノーベル賞は世界中の人たちを対象にしたものですが、文学賞に限らず、スウェーデン国内で選考が行われます(平和賞は除く)。ノーベル文学賞の選考に当たっているのはスウェーデン・アカデミーの会員であって、世界中から集めているわけではありません。スウェーデン・アカデミーの会員がどのように選ばれるのかは知りませんが、スウェーデンの実力ある文学者が多数含まれているのは想像に難くありません。つまり、一つの国の文学者が世界中の文学者の中から選んでいるのだから、選考委員に受賞者がいないのも不思議ではないと思います。

ウィキペディアで調べてみたところ、スウェーデン人のノーベル文学賞受賞で生存中の人はいませんでした。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
スウェーデンという<一つの国の文学者が世界中の文学者の中から選んでいるのだから、選考委員に受賞者がいないのも不思議ではない>のですね。
(あとは、質問に関係ないのですが、スウェーデン1国からでなく、多数の国々から選考委員を集めたら良いのにな、と思っています)

お礼日時:2020/06/13 18:49

一概に受賞した作家が多いとは言えません。

 直木賞の場合歴代の選考委員59名の内24名は直木賞受賞どころか候補に挙がったこともありません。 それでも、候補にあがったり授賞した人が35人もいるのは多いということなら、そうかもしれませんが。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<一概に受賞した作家が多いとは言えません。>ということは、質問の出発点が誤り、ということですね。

お礼日時:2020/06/05 16:12

他の賞受賞者より作風が解ってるからでしょう。

なんせ自分がそれで受賞してるわけですし。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<他の賞受賞者より作風が解ってる>>ですね。
身内・仲間・同類の作風が、ということですね。

お礼日時:2020/06/05 16:10

スポーツ競技や試験結果などと違って文学作品は客観的な優劣の見極めが出来ません。

ですからその手の専門家つまり受賞者が選考するという訳です。
他にも写真コンテストや新体操などの演技競技などもそうですよね?
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<その手の専門家つまり受賞者が選考する>になるのですね。
<客観的な優劣>・客観的な点数が付けられぬジャンルのせいなのですね。

お礼日時:2020/06/05 16:07

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