プロが教えるわが家の防犯対策術!

2/12(土)深夜にNHK・BS2で放映された映画『大通りの店』。
1965年のチェコスロバキア映画で、その年のアカデミー外国語映画賞受賞作です。

未見だったので前から楽しみにし、実際録画したものを楽しんで観ていたのですが、録画時間を短く設定してしまったからか?
(Gコードで録画したので最後が切れるハズないと思うのですが。。。)残り5分ほどのところで録画が終わってしまい(DVD残量時間はたっぷりあるのに。。。)、ラストが気になっています。

ドアを開けるとおばあさんが倒れていて、主人公がオロオロ動揺している場面で止まりました。

その後(ラスト)はどうなったかご存知の方がいらしたらお教えくださいませ。

A 回答 (1件)

『大通りの店』は「プラハの春」の時代の、古き佳きチェコ映画でしたね。


監督のヤン・カダールとエマール・クロスは
後にアメリカで『カッコーの巣の上で』や『アマデウス』を撮った
ミロス・フォアマン(チェコ名:ミロシュ・フォルマン)と同世代の作家だと思います。

さて、ご質問の件ですが残り5分は下記のようなあらすじになります。

おばあさんは実は主人公が押した際に死んでしまったらしく、
主人公はそれを知って非常にうろたえます(ここまではご覧になったかもしれません)
そしてその挙げ句に茫然自失し、店の鎧戸を閉め首つり自殺をします。
台にした椅子が倒れたことで主人公が死んだことが示唆されたシーンに続き、
カメラは今閉められたばかりの鎧戸にズームアップするのですが、
鎧戸は自然に開きまばゆいばかりの光が外から差し込んできます。
すると今度は店の外からのシーンになり、
主人公とおばあさんとが手を繋ぎ正装をして飛び出してくるのです。
そう途中にちょっと出てきた幻想のシーンの出で立ちでです。
露出を大きく飛ばした白っぽい画面の中を
二人が小走りでモニュメントの前を通り過ぎて行き、
カメラはそのままモニュメントの前で楽隊が演奏するシーンにパンして
そこでエンドクレジットが流れます。
なおラストの幻想シーンはスローモーションです。
とってもとっても素敵なラストシーンでした。
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この回答へのお礼

parole1961さん、早速のご回答、ありがとうございます!こんなに早く回答を頂けると思っていなかったのでとっても嬉しいデス!

実は、天井からモノを吊るす為の釘?のようなものを眺めている処までは観れたので、「もしかして自殺かも。。。」と、とても後味の悪い思いをしていました。でも「それだけで終わる映画じゃないハズ。。」とも思っていたので、あの正装した微笑ましいシーンで終わったと知ってすごくホッとしました。

この質問をする前、HPでストーリーでも出ていないかと調べたとき知ったのですが、あのおばあさん役の女優さんはその年のカンヌ映画祭(だったハズ)で主演女優賞を取られたのですね。
たしかにとてもいい味を出されていました。また、他の役者さんも皆良くて、こんな「人間力たっぷり」の作品は、この1965年頃までで、今の時代ではもうゼッタイ(監督、役者ともに)作れないナと思いました。
あの「エッセンス」という犬も、本当に何年もあの主人公の家で飼われている感じが出ていて、随所で監督のエスプリを感じました。
ご丁寧な回答、本当にありがとうございました!

お礼日時:2005/02/18 11:09

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