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落語のマクラに桜鯛というのがあります。

殿さまが食事をしていました。
鯛を一口食べて言いました。
殿「代わりを持て」
殿は贅沢なので一口食べただけでお代わりを要求します。
われわれ庶民のように眼肉をせせって食べるようなことはしません。
しかし代わりの鯛の用意がありません。
なぜかというと、その鯛は”贅沢の象徴”みたいなもので、お飾りで置いてあるので、お代わりの用意が無いのです。
しかし殿の要求に「できません」「ありません」などの返事は許されません。そんなことを言ったらたちまち切腹です。
もたもたしていると殿のご機嫌が悪くなります。
機転の効いた家来が言いました
家来「殿、庭の桜が満開できれいでございます」
殿「うむ、まさしく今が盛りと咲いておるな」
殿が庭を見ているそのすきに家来が鯛をひっくり返します
家来「殿、代わりの鯛をお持ちしました」
殿「うむ、よろしい、早かったな」
殿が一口食べて、また言います。
殿「代わりを持て」
もうひっくり返してごまかすわけにはいきません。
殿が言いました。
殿「代わりはまだか? ならばもう一度桜を見ようか?」

以上が桜鯛です。目黒のサンマのマクラに使われることが多いです。
******

これについて友人と話をしたら、解釈が割れました
1 殿というのは大抵バカ殿なので、家来が鯛をひっくり返したことに気づいていない。
 「桜を見ると、すぐに代りの鯛が出てくるものだ」
 と思い込んでしまった。
普通の人間ならそんなことは思わないのだが、バカ殿なのでそう考えてしまったのだ。
殿ってバカですね。
という意味

2 殿は鯛をひっくり返して代わりの鯛にしたことをちゃんと見抜いていた。
そして機転を利かせて無理難題を即座に解決した家来のことを”それなりに優秀な家来だ”とも思っている。
しかしいたずら心で
(もし、もう一回、”代わりを持て”と言ったら、どうやって解決するかな? この家来の問題解決能力を試してみよう)
と思った。そこで
「代わりを持て」
といったところ、家来が困っているので
「もう一度桜を見ようか?(お前のやったことはちゃんとわかってるぞ。でもその解決方法は1度は効いても二度目は通用しないから完璧な解決方法ではないね)」
といったのだ。
殿という者は人の上に立つだけあって、観察眼が鋭いですね。
という意味

3 それ以外

どれが正しいのでしょうか?

A 回答 (1件)

>1 殿というのは大抵バカ殿なので、家来が鯛をひっくり返したことに…



これはないでしょう。
歴史的事実として、幼児のうちから殿様に祭り上げられたり、成人していても少々知恵遅れ気味の殿様はいたのです。
特に有名なのは徳川13代家定公です。
そんな殿様を面白おかしく落語にしたりしたら、お奉行さんのお縄がかかりかねません。

>でもその解決方法は1度は効いても二度目は通用しないから完璧な解決方法ではないね)…

だからいろんなやり方を模索しないといけないと言うことを、教訓にしなさいと言う意味じゃないですか。
現代のサラリーマン社会でも、朝礼の一言スピーチで十分通用する話と思いますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

>だからいろんなやり方を模索しないといけないと言うことを、教訓にしなさいと言う意味じゃないですか。
現代のサラリーマン社会でも、朝礼の一言スピーチで十分通用する話と思いますよ。

なるほど、そういう風に考えられますね

お礼日時:2022/01/13 17:47

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