新空手のルールについて

打撃系格闘技・新空手のルールについてですが、添付画像のルールの失格の所に、
「ｆ失格： 偶発的な金的攻撃で、30秒の休憩後、試合が続行できない場合」
とありますが、偶発的な事故であっても金的された方が失格負けとなってしまうのでしょうか。
ノーコンテストが妥当だと思うのですが、詳しい方教えていただけないでしょうか？
故意か偶発的な事故かを見極めるのは難しいと思いますが。空手道の精神に不適切な言葉になりますが「やったもん勝ち」みたいな所も。
男女の対戦なら不平等では？

No.1 回答者： whitelily77 回答日時： 2022/03/09 01:31

ある立ち技系の格闘技をしています。

空手には多くの流派がありますよね。
条件、状況等により、金的攻撃を認めている流派もあります。
偶発的な金的攻撃を受け続行不能の場合、失格というルールで試合をしたこともあります。
最初はびっくりしましたけど、以下の説明を聞いて、納得して試合に臨みました。

金的攻撃は大きな苦痛と屈辱を与えるものであり、およそ人の行為ではない。
それ故、基本的には反則だが、全ての場合を反則にすると、全く防御をしない者も現れる。
それは実戦的ではないし、己の大切な部位を平然と危険にさらすのは未熟者である。
防御を疎かにした者の未熟さもあるので、偶発的な場合に限り、金的攻撃を容認する。

但し、受けた者の相当な肉体的精神的苦痛を考慮し、30秒内の休憩は与える。
休憩が30秒超に及ぶと、スタミナ等の回復にも影響する。
それは本来の金的の苦痛緩和と趣旨が異なる。
そのため、30秒経過後も続行不能の場合は失格とする。

というものでした。
印象的でしたので、よく覚えています。

金的攻撃は、特殊な条件下で認められている場合を除き、ほぼ偶発的なものです。
格闘技をしている者が故意に非道で非難される行為をすることはまずないからです。

ただ、偶発的な場合は容認されると、当ててしまうことに躊躇はなくなりますね。
「当てること」ではなく、「当ててしまうこと」にですよ。
微妙なニュアンスの違いですが、ここは大きな違いです。
ご理解いただけますでしょうか？

「やった者勝ち」という言葉は不適切ですね。
断じてそんなことはないですし、あってはならないことです。

あえて言うなら、「やられても仕方ない者負け」ですかね。
金的攻撃に耐えかね、諦めたら負けという意味です。
でも、格闘技をしている者なら、金的攻撃を受けて、引き下がることはほとんどないです。
大切な部位を痛めつけられ、泣き寝入りする屈辱に耐えられないからです。

私は女ですが、女でも苦痛ですし、なにより屈辱です。
男と変わらないですよ。