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テレビドラマの脚本の書き方

長いこと物書きをやっているんですが、脚本というものを書いたことがありません。

いつも不思議に思うんですが、なぜテレビドラマというのはストーリーが時間の尺ジャストに収まるんでしょうか?

私も何冊か脚本の書き方に関する本は読んでいて、「大体原稿用紙一枚当たり何分」とかいう目安はわかるんですが、そんなことをいったって、ト書の内容ひとつとっても、一瞬で終わる演技もあれば数分かかるアクションだってある。

ラジオドラマみたいにセリフだけなら原稿からおよその時間は割り出せるけど、テレビだと難しいと思うんです。
あれは、やはり長い経験から直感的に「これなら大体一時間だろう。あとは監督に微調整をおまかせ」とかいう感じなんでしょうか?

A 回答 (3件)

>脚本はあくまでも素材に過ぎない



脚本は素材ではなくて設計図と考えていいのではないでしょうか。

工業製品の設計図ほど厳密ではありませんが、やはり設計図的存在だと私は考えます。

日本は脚本に映像の演出が含まれていない(というか演出は監督の役割で脚本が口を出すべきじゃないと思われている)ので、すべて台詞で説明することになります。

この意味では厳密な設計図ではないかもしれません。

ちなみに、だから日本のドラマも映画も説明っぽいシーンが多くなりがちといわれています。


>多少エピソードを多めに入れといて、削られるくらいがちょうどいいとか?

朗読原稿は400文字で1分といわれていますが、脚本も一般的にはト書きを含めると400文字が1分という目安だそうです。

脚本家によって個人差はありますので、脚本家自身が経験値を元に決まった尺に照準を合わせて書いているはずです。

特に映画などは未公開シーンというのもたくさんあって、編集が冗長と感じたシーンは削除するといったこともあります。

昔はVHSのビデオで販売しやすくするために、劇場公開映画であっても、何としてでも120分以内に納めろと言われたようですし、それでカットされたシーンも多いそうです。

エピソードを削れるかどうかとか、その辺は脚本と監督の権限とか力関係もあるはずなので、一概には言えませんが。。。
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この回答へのお礼

なるほど、よくわかりました。
どうもありがとうございます。

物書きになったからには、一生に一度くらいは、テレビドラマ、本当は映画のシナリオを書いてみたいものです。

お礼日時:2022/07/24 13:34

>一生に一度くらいは、テレビドラマ、本当は映画のシナリオを書いてみたいものです。



素敵ですね。

「カメラを止めるな」なんて制作費たった300万円程度だったそうですから、少しのお金と(猛烈に)強いモチベーションがあれば、全然ハードル低いですよ。

昔と違って撮影機材も安いですし(iPhoneだけで撮影した映画もあるくらいですし)、映画制作はどんどん簡単になっています。

脚本がかけるなら、ご自身の手で映画化を手掛けてもよいと思いますよ。

余談で失礼しました。
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この回答へのお礼

ゆめのあるお話、ありがとうございます!

お礼日時:2022/07/24 13:58

監督が撮影したものはあくまで素材でしかなく、その素材を1本の映像として完成させるのは編集です。



そして微調整を担当するのも編集です。

映像編集は演出にも大きく関わる重要なプロセスです。

黒澤明監督が撮影後に編集室に閉じこもって編集作業をしていた話はよく聞きますね。

編集は監督による演出と同じくらい重要です。

あるいは北野武監督が、撮影してみたら尺が全然足りなくて、苦し紛れに主人公が歩いているシーンをところどころに入れて尺を水増ししてたらそれが評論家に好評だった、みたいな話もありましたね(もちろん評論家は水増しだと思ってはいませんが)。

日本と海外とでは少し違いますが、脚本が骨格を書いて、それに沿って監督が演出して撮影して、その演出を理解した編集が最終的に1本の尺にします。

もちろん監督が編集に関わることもあるし、あとから編集に口を出すこともあります。
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この回答へのお礼

ということは、脚本はあくまでも素材に過ぎないので、あまりに内容が少なすぎても困るが、あとはだいたいでよく、尺合わせは監督や編集にぶん投げるというイメージでOKですか?
多少エピソードを多めに入れといて、削られるくらいがちょうどいいとか?

お礼日時:2022/07/24 13:10

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