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どうして日本人はディズニーよりジブリが好きなんですか?


洗脳されてますか?
金曜日ロードショーのおかげ?
日本人が作った作品じゃないと見ない主義者?
異国の文化は嫌いなの?日本人は?
外国人が作ったやつは外国人という理由で、共感できないから?
愛国心ってめんどくせぇ~な〜

「どうして日本人はディズニーよりジブリが好」の質問画像

A 回答 (4件)

海外ではどうなの?と思ってネットで調べました。



2015年に質問者さんと全く同じアンケートを「世界でもやった」という様な記事を見つけました(元の動画が削除されていて信憑性は保証できません)。ただし結果に対してコメントがいくつかあって参考になりました。

「海外ではジブリ53%で勝利。だいたい半々くらいである」

以下は長いのでお暇なときにでもどうぞ。

質問者さんのデータを見ると日本が大きく偏っているというのは確かなようです。それでもコメントではジブリ勢が狂信的に推しているようなので、海外のアニメファン(人口比ではかなり少ないと思われます)はジブリに投票し、そうじゃない人が「どちらでもいいんじゃ?」程度で割れているという感じですかね。

理由に関しては「ジブリの方が内容が濃い。ディズニーは勧善懲悪のパターンばかりで面白くない」と言う意見がありました。この意見をピックアップしたのは私も米国産の映画は「勧善懲悪」の良さを訴えるものが多いからです。日本ではアニメやマンガも勧善懲悪では売れません。どうも日本人の好みが昭和から平成にかけて変化したようです。

昔のアニメは全て勧善懲悪でした。しかし、昔のロボットアニメの中でも敵の中に人情が描かれていたり、敵と友情や愛情を交わす作品も増え、これらがアジアやヨーロッパで受けたという話もありますね。

そういった事情を考えると、

「海外では娯楽の多様性に飢えを感じていたのに、
 それを満たすものがあると期待していなかった」

と言うのがあるんでしょう。日本では「もっと欲しい」「もっと作るよ」と言う感じです。もはや当たり前になっているため、その方向性で不可逆であるのだと思います。米国産の娯楽は「娯楽はしょせん娯楽である」という主張があり、日本産の娯楽は「娯楽も人生である」と言う吹っ切れた部分がありますね。しかし、もともと日本はそうでは無かったわけです。

そこから考えると、

「もう昔に戻りたくない」

と言う意思が日本人にあるんでしょう。

日本にとって勧善懲悪の時代を象徴するのがディズニーなんでしょうかね。一方で世界中で二極化が起こり、僅かな人が富の殆どを独占するという不可思議な状態が続いています。

「正義が勝つのであれば、貧困に喘ぐ人たちは悪なの?」

と言う疑問が生じますよね。

このアンケートを取ったとき日本と海外で大きな差が出ると分かって居ますでしょうか? 日本ではそれらを受け入れる人はいないでしょう。日本人はそれら(富を持たない者が悪である)に対する怒りが(海外よりも)強いという事です。海外では正に半々なんです。

これは私たち日本人ですら気が付いて居なかった真実に思えます。

「海外経験のある人は貧富の差、経済格差に対してドラ
 イであり、貧困層を憎む傾向がある」

これは本当です。貧乏=能力が足りない=やる気が無い=ダメな人たち。と言う決めつけに近い割り切りがあります。私は引いちゃいました。凄いですね。日本の様な「判官贔屓」は独特の性質の様です。勿論、弱者を応援する気持ちは日本人と同様にありますが、一方で「君らは努力が足りないだけ」と厳しい視点も持っているわけです。

「貧乏な人が身を飾ったり、贅沢を望むというのが許せ
 ない。ダサい服を着て下を向いて生きるべき」

これが海外の良識だと思いましょう。感覚としては「生活保護を受けながら贅沢をしたいと望む人」を見た時のネット民の反応を思いだしてみましょう。だったら働けば?みたいな冷たい気分を思い出してください。貧困層に対してはそういう憎しみを向けているわけです。

海外では格好良くて実用性の高い品物は高い値段で金持ちに売り、格好悪くて質の悪い物は貧乏な人でも手が届くように安く売る(これが慈善の心であり、救う代わりに『尊厳を差し出せ』と唱える)という常識があります。稼げない人はダサい服を着ざる負えないんです。そのため委縮してしまい自己主張が出来なくなります。

「これがほんとのシンデレラストーリーです」

ロンドンのシティでハンカチを買ったら1万円を超えました。これで汗を拭くわけです。相当稼いでいないと生活できません。一方で裏通りの路地ではダサい服やカバンが1,000円以下で売られていました。もし自分が留学などをしたら、これを使わざる負えないだろうと思いました。生半可な日本の中流家庭では留学した子供を経済的に守れないでしょうね。・・・と思った時、海外の社会構造が理解できました。

海外の人が日本に来ると「日本は金持ちばかりだ。ブランド品を着て歩いている」と驚きます。安くて格好いい物が海外では存在しないのです。日本の安い服がブランド品に見えるという哀しい話なんです(ブランド品を実際に身につけて歩く人も多いですけど)。

「安くて格好良くて良い物を作るのは日本人だけである」

日本人は(敗戦の影響なのか)「貧乏人は格好悪く生きるべき」と言う思想に強く反発しています。つまり勧善懲悪のコンテンツは「勝ち組は勝ち続ける」と言う逆転不能な社会構造を肯定するものであり、二極化した社会の富裕層には受け入れやすく、そうでない方々には辛いんでしょう。

「海外では貧困層が恥ずかしそうに生きる事を強いる圧
 がありこれが凄い。これが伝統文化と言わんばかり」

日本文化が海外に受け入れられているのは、日本人が「貧乏であっても人生を楽しむべき」と強く思っているからであり、私たちにとって当たり前になっているので気づき辛いのです。これは世界の中では異質なほど(飛びぬけて)弱者保護に偏っているんです。

「だから海外にあわせて貧困層に厳しくしても良いよね?」

という発想もあります。「日本は甘すぎる」系の話はやはり蔓延しています。しかし今後の日本のアドバンテージを考えると、その異質な部分を武器に個性を発揮して欲しいと思います。

こう思って質問者さんのアンケートを見直すと、日本人の全てがNoと言っている様に見えますね。

「富を持たない者、負け組が居てもいい。
 ただし人生を同じように楽しめるように、私たちは安く
 て質の良い、格好いい物を作り続けるべき。例え働きす
 ぎだと言われても・・・」

働き過ぎの部分はリモートやAIなどを活用して緩和できるはずです。

私たちは「負ける人」に対して、世界でも「飛びぬけて優しい」んですよ。だからジブリ一択なんです。日本人が自分で気づかなかった個性は意識して大事にしたいですね。

以上、ご参考になれば。
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ジブリ作品がディズニーの劣化版である事を証明できれば愛国心を理由に挙げても良いと思います。

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何か勘違いしてるようですが、「どっちが好き」という名目だからこうなっているだけで大抵の人はジブリもディズニーも好きなんですがね。

どちらかだから見やすい方が好まれるのは至極当然な話でしょう。
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日本人の監督が作った作品なのだから、日本人の心に響くようにされているのは当たり前なわけで。


ディズニーは世界を相手取るので、万国受けの作品が多いんだと思いますよ。
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