A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
No.5 です。
#7さん>「平均率」は「平均律」ですね。
そうです! 誤変換でした。
ありがとうございます。
ついでに、#8 さんが「音程の作り方」を書かれているので、その方法を詳しく書きます。
これは「平均率」ではなく「純正律」の作り方になります。
基準にする「ド」を決めます。「C」である必要はなく、「移動ド」つまり「その調の主音」という意味での「ド」です。
・この「ド」の上でハーモニーが「完全五度」の空虚な響きになる音を探します。それが「ソ」で、周波数的には (3/2) = 1.5 倍になります。
・この「ソ」の上でハーモニーが「完全五度」の空虚な響きになる音を探します。それが「レ」で、周波数的には「ド」の (3/2) × (3/2) = 9/4 倍になります。
これだと「ドレミファ」の音階のオクターヴ下の「レ」なので、音階に入れるにはオクターヴ下げて、周波数は「ド」の
(9/4) ÷ 2 = (9/8) 倍
になります。
・最初に戻って「ド」の下でハーモニーが「完全五度」の空虚な響きになる音を探します。それが「ファ」で、周波数的には (2/3) 倍になります。
これだと「ドレミファ」の音階のオクターヴ下の「ファ」なので、音階に入れるにはオクターヴ上げて、周波数は「ド」の
(2/3) × 2 = (4/3) 倍
になります。
・・・・
という風に音程を定めていくと
ドの周波数を f0 とすると
レ:(9/8)f0
ミ:(5/4)f0
ファ:(4/3)f0
ソ:(3/2)f0
ラ:(5/3)f0
シ:(15/8)f0
オクターヴ上のド:2f0
となります。
ド:ミ:ソ = ファ:ラ:ド = ソ:シ:レ = 4 : 5 : 6
の比率になっているのが分かりますか?
このために美しく(純正に)響きます。
ハープや竪琴などでは、「周波数比」の逆数が「弦の長さ比」ですから、「弦の長さを整数倍の関係にすると美しく響く」ということが経験的に分かっていたのでしょうね。
そんなことから耳を基準に「音階」ができあがって行ったわけです。
それに比べて、「平均律」がいかに「即物的、理論的、作為的」なものであるかが分かりますね。
No.8
- 回答日時:
どんな音もいいので、まずこの音を「ド」と決めます。
それに対し周波数が倍のものが上の「ド」となります。この「ド」から上の「ド」までの範囲の中で、「ド」と一緒に鳴らして一番きれいに響く音を「ソ」とします。二番目にきれいに響く音を「ファ」とします……というようなことを繰り返して作ります。No.5
- 回答日時:
現在音楽で中心的に使われている「ドレミファソラシド」はヨーロッパの音階です。
もともとは古代ギリシャの時代に竪琴の「4度のハーモニー」(これは耳で聞いて「特殊な響き」がすることが分かります)の間に2つの音程を置く「テトラコード」というものが作られていました。
また、数学でも有名はピタゴラスは、「純正五度」(これは耳で聞いて「特殊な響き」がする)を積み重ねていくことでいろいろな音程が作れることを発見していました(ピタゴラス音律)。
これらによって、「全音」「半音」という音程関係がほぼ出来上がりました。
さらには、耳で聞いてはっきりわかる「オクターヴ」というものも発見されていました。
その後のヨーロッパでは、キリスト教会を中心に「オクターヴ」を「7つの音」で分割して、「全音」と「半音」をどう配列するかという「音程の配列」(旋法、モード)というものができあがりました。
全部で「8つ」の旋法が存在しました。
↓
https://www.senzoku-online.jp/theory/classic/12/ …
https://www.senzoku-online.jp/theory/classic/12/ …
このうち、「イオリア旋法」と呼ばれるものが「長調の音階」に、「エオリア旋法」と呼ばれるものが「短調の音階」に発展しました。
ただし「調」の概念が確立するには、さらに「ハーモニー、和声」の概念が必要であり、これらはバロック時代のフランスの作曲家ラモー(1683~1764)などによって理論化・体系化されました。
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3 …
ただし、それらの「各音の高さ = 調律」は「耳で聞いてよい響き」となるもので定められましたが、実は「調によって音の高さが異なる」というものでした。「耳で聞いてよい響き」は「振動数比が整数」になるものであり、これに基づく音律を「純正律」と呼びます。
これに対して、自由に転調できるようにするためには「耳の心地よさを多少犠牲にする」必要があり、そのような妥協の産物としてバッハの時代には様々な「古典調律」が提唱されました。これらの音律を使うことによって「12の長調と、12の短調」がすべて同じ鍵盤楽器で弾けるようになり、バッハはそれを使って「平均率クラヴィーア曲集」を作曲しています。ただしここでいう「平均率」は「ほどよく調律された」という意味で、現在の「平均率」とは異なります。
これらのいろいろな「ほどよく調律された」調律方法をまとめて「古典調律」と呼びます。
古典調律
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8 …
20世紀になって「振動数を物理的に測定」できるようになると、この「ほどよい調律」を「物理的に均等に」という調律法が登場します。
これが現在一般に使われている「平均率」です。
1オクターヴを物理的に均等に12等分したものを「半音」として、「半音2つ分の全音」との組合せで音階を作ります。
この場合の「半音」の振動数比は「2の (1/12)乗」(2の12乗根)になります。
「半音高い」を12回繰り返すと「(2の12乗根)の 12乗 = 2」で「オクターヴ = 振動数2倍」になります。
(音の振動数は「オクターヴで2倍」になる指数関数ですから、たとえば「基準の A 音 = 440 Hz」の1オクターヴ上は 880Hz、2オクターヴ上は「2の2乗 = 4倍」の「1760 Hz」、3オクターヴ上は「2の3乗 = 8倍」の「3520 Hz」という風になります)
この「平均率」は、「すべての調を同等に扱える、自由に転調できる」という極めて機能的なものになっています。
その反面、上に「耳に心地よい純正律」や「ほどよく調律された古典調律」と書いたように、実はこの「平均率」は機能的ではあるが濁った響きになっているのです。人間の耳は「ほどよく」ごまかされているのです。
平均率
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87 …
このように「ドレミファ」って、分け入ると「底なし沼」になる深くて怖~い世界です。
興味があれば深入りしてください。
↓
https://gthmhk.gitlab.io/gthmhk/agordo.html
あまり「頭でっかち」にならず、「ほどよく」ごまかされた響きで音楽を楽しみましょう。
No.4
- 回答日時:
440Hzが五線紙上の「ハ長調のラ」音で、日本ではイロハの「イ」音になります。
海外では「A」音になります。このA音の高さが基準です。「イ」とか「A」は調が変わっても言い方は変わりません。
1オクターブは周波数が倍々になるのですが、1オクターブを12等分したものが十二平均律になります。ピアノの黒鍵を含めた鍵盤に該当する音になります。
ちなみに、十二平均律は本来の人間の「調(長調・短調)」の感覚とはズレます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87 …
さて、ドレミファソラシドは、いずれかの音をスタートとして、ドから始まり全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音・全音の音階差を持つものとなります。調は長調です。
このときの鍵盤を使った、ラシドレミファソラの音階差が短調となります。
ハ長調のドレミファソラシドの音の高さは、日本ではハニホヘトイロハになります。海外ではCDEFGABCです。
ハ長調とかイ短調という言い方に、名残が見られますね。
ハ長調はC-majorと書かれます。
No.2
- 回答日時:
私の場合は、聴いた音や思いついたメロディを私が知っているドレミに当てはめます。
正確では無いですがラが440Hzのドレミがなんとなくわかるので。
上手くいかないときは鼻歌を歌いながらギターでその音階を拾います。
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