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なんで日本映画だけ邦画なんですか?
外国映画は洋画外国産ゲームも洋ゲーって言います
一方日本のゲームは邦ゲーじゃなくて和ゲーって呼び方ですよね
和菓子なんかも邦菓子とは言わないし

A 回答 (5件)

「邦画」という言葉の由来は、明治時代初期にさかのぼります。

当時はまだ映画が新しい娯楽として欧米から輸入されたばかりで、区別するために「西洋映画」に対して「邦画」という言葉が使われ始めました。

その後、映画が日本でも制作されるようになると、単に日本で作られた映画を指す言葉として定着しました。一方、「洋画」という言葉は、欧米で作られた映画だけでなく、日本以外の国で作られた映画全般を指す言葉として使われるようになりました。

「ゲーム」という言葉が一般的に使われるようになったのは、「邦画」という言葉が定着したよりもずっと後です。そのため、「邦ゲー」という言葉は「洋ゲー」という言葉になぞらえて作られた比較的新しい言葉と言えます。

しかし、「和菓子」という言葉は「邦菓子」と呼ばないという指摘の通り、「和」という漢字は「日本」という意味だけでなく、「調和」や「優美」などの意味も持っています。「和菓子」という言葉は、単に日本で作られた菓子という意味だけでなく、日本の伝統的な製法や美意識に基づいて作られた菓子という意味合いも含まれています。

一方、「邦画」という言葉にはそのような意味合いはなく、単に日本で作られた映画という意味しかありません。そのため、「和菓子」のように「邦画」という言葉に日本の伝統的な文化や美意識を感じさせるようなニュアンスはないのです。

このように、「邦画」という言葉と「和菓子」という言葉は、由来や意味合いが異なるため、同じように扱えないのです。

近年では、「邦画」という言葉よりも「日本映画」という言葉の方が一般的になりつつあります。「日本映画」という言葉の方が、「邦画」という言葉よりも中立的なニュアンスであり、日本の映画文化全体を包括的に指す言葉として適しているからです。

また、「和ゲー」という言葉も、「邦ゲー」という言葉よりも一般的になりつつあります。これは、日本のゲームが独自の発展を遂げ、欧米のゲームとは異なるオリジナリティの高い作品を生み出すようになったことが背景にあると考えられます。

このように、「邦画」という言葉と「和ゲー」という言葉は、それぞれの歴史や背景によって使い分けられています。言葉の意味やニュアンスの違いを理解した上で、適切な言葉を使うことが重要です。
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邦 → 日本


和 → 日本+古来
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かつて永六輔が、質問者さんと同じように、「和」 と 「邦」 の使い分けにこだわっていました。



お菓子の世界では、「和菓子」 とはいうが 「邦菓子」 とはいわない。 ところが、映画では 「邦画」 といい、「和画」 とは言わない。 一方、絵画の世界になると、こんどは 「日本画」 になる。 こうした使い分けの区別は、どこにあるのだろうという、まさに質問者さんと同じ疑問を永六輔は持っていました。

この手の問題は、とにもかくにもデータ分析から始まります。 そこで、電子辞書で見つかった言葉を分類してみました。(対になる言葉も並べて表示) まず、「和~」 系からみてみましょう。
     
「和~」
【「和 - 洋」 の流れ】
和楽 - 洋楽
和菓子 - 洋菓子
和裁 - 洋裁
和算 - 洋算
和紙 - 洋紙
和式 - 洋式
和室 - 洋室
和酒 - 洋酒
和食 - 洋食
和船 - 洋船
和装 - 洋装
和針 - 洋針
和服 - 洋服
【「和 - 漢 (唐)」 の流れ】
和歌/和詩 - 漢詩
和学 - 漢学
和語 - 漢語

【「和 - 漢(唐) - 洋」 の流れ】
和学 - 漢学 - 洋学 (蘭学)
和書 - 漢書 - 洋書
和風 - 唐風 - 洋風

【その他】
和文 - 英文/仏文など
和名 - 学名
和訳 - 英訳/仏訳など
     
 
どうも、「和菓子 - 洋菓子」 「和服 - 洋服」 など、「和 - 洋」 の関係から生まれた言葉が圧倒的に多いようです。 明治の文明開化以後、伝統的な日本式のものを表現する際に 「和~」 という言葉を使い、新しく入った西洋式のものを 「洋~」 と言うようになったのでしょう。

そうでないのは、「和歌、和詩」 「和語」 などです。「和 - 漢」 の流れとして、発生はずっと古くなります。 その中から、「和学」 「和書」 「和風」 は、「洋~」 にも対応して、「和 - 漢 - 洋」 の三角関係を作っています。

「和 - 漢」 の流れとして 「和風」 「和歌」 などの言葉ができた昔は、「和」 は、なんとなくルネッサンスみたいなところがあったのでしょうが、「和 - 洋」 の対で用いられた明治以後は、ベクトルが異なります。 どんどん流入してくる西洋文化が主流となる中で、「古くからの伝統的なもの」 を表すために用いられたとみていいでしょう。

この観点で 「和」 と 「邦」 の区別をみると、少しは見えてくるものがあります。「和~」 の方が 「伝統的な要素」 が強く、ともすると、あまりにも洋風化した日本人自身が、ある種の 「ノスタルジー」 や 「非日常性」 を感じてしまうような感覚になっているものが多い気がします。

それに対して、「邦~」 は、単純に 「日本のもの」 を他から区別するという即物的なニュアンスが強いようです。 例えば、「邦語」 はいわゆる日本語ですが、「和語」 はその日本語から漢語系などを除いた、古くからの大和言葉をいいます。 外国で発行されている日本語の新聞は、「邦字新聞」 とはいいますが、「和字新聞」 とは言いません。

さて、改めて 「邦~」 の分析です。

「邦~」
【邦 - 洋 の対応関係】
邦画 - 洋画
邦楽 - 洋楽
邦舞 - 洋舞
 
【「外国」 に対応】
邦貨 - 外貨
邦人 - 外国人
邦船 - 外国船
 
【言語関係】
邦語 - 外国語/英語/仏語など
邦字 - 外字/英字など
邦文 - 英文/仏文
邦訳 - 外国語訳/英訳など
     
 
「邦画」 「邦楽」 「邦舞」 など、「洋~」 に対応するところは 「和~」 と似た意味合いですが、上記で指摘したとおり、「邦~」 の方には情緒的な 「ノスタルジー」 感覚が希薄です。 あるとすれば、長く外国暮らしをして、日本を懐かしんでいるといった人でしょう。

「邦楽」「邦舞」 は、今でこそ伝統的な情緒性があるかもしれなませんが、少なくとも、この言葉ができた時代では、違っていました。 そこら中に清元や長唄や小唄や三味線のお師匠さんがいて、「踊り」 といえば 「日舞」 だったのです。 だから、新参のピアノやバイオリンや、バレーなどと区別するために、あえて 「邦楽」 「邦舞」 と言ったのでしょう。

その意味では、「邦貨」、「邦語」 と同様に、「外国」 のものと単純に区別しているだけ (だった) と言っていいでしょう。
また、 「和」 と 「邦」 の両方が使われるものにおいては 「邦~」 の方がややヘビー、あるいはオフィシャルなニュアンスで使い分けられています。

例えば、「邦文」 の方が 「和文」 より公式文書的ニュアンスが強くなっています。「邦船」 は 「日本船籍の船」ですが、「和船」 は 「日本式の船」 です。 また、「邦訳」 の方が 「和訳」 よりずっとヘビーで、かなりまとまった文学作品などの翻訳を意味します。

ざっと大づかみに言ってしまえば、"「和」 は情緒的、「邦」 はオフィシャル・即物的" と言っていいような気がします。

例外は言語学関係の言い習わしで、「日本語」 とはいうものの、辞書の世界では 「英和 - 和英」 「仏和 - 和仏」 となり、「日英」 「日仏」 などは滅多に使われません。 多分、それをいうと、国際関係の事項と紛らわしくなるためでしょう。

同様に、「和製英語」 とは言いいますが、「日本製英語」 とは言いません。 
工業製品でもないものに 「日本製」 は使いにくいでしょう。

「和」 と 「邦」 の系譜以外に、「日」 あるいは、もろに 「日本」 というのがあって、実はこれが案外多いのです。 しかし、そこにもやや違いがあって、「日~」 の場合は、「邦~」 ととてもよく似たニュアンスで使われているのに対し、「日本~」 はやや格式張って伝統を意識しています。

同じ伝統意識でも、「和~」 と言うと、情緒的な伝統文化のニュアンスですが、「日本~」 は民族性と格式が加味されているようです。
     
「日~」、「日本~」
「日~」
日貨 - 外貨
日系 - ○○系
日舞 - 洋舞
「日本~」
日本画 - 西洋画
日本髪 - 洋髪
日本語 - 外国語
日本史 - 世界史、西洋史など
日本酒 - 洋酒
日本茶 - 紅茶・ウーロン茶など
日本庭園 - 西洋庭園など
日本手拭 - (タオル?)
日本刀 - 洋刀
日本舞踊 - 外国舞踊
日本間 - 洋間
日本料理 - ○○料理
     
 
例えば、「手拭い」 は言うまでもなく日本的なもので、本来は、わざわざ 「日本手拭い」 などと言う必要がありません。 それに対応する言葉がないのです。 無理に言えば 「タオル」です。 つまり、わざわざ 「日本手拭い」 と言う場合、民族的な伝統文化がかなり意識されています。
「日本刀」 「日本間」 「日本料理」 などでは 「格式」 が意識されています。「刀」 はなまくらでもいいかも知れませんが、「日本刀」 は何らかの銘が入っていなければならないような気がします。「和室」 は畳さえ敷いてあればいいですが、「日本間」 と言うと、ちゃんと床の間がついています。「和食」 は家庭料理でもいいですが、「日本料理」 というと板前さんが登場します。

ちなみに、「国 (こく)~」 という流れがあります。「国語」 はほとんど学校の世界でしか使われなませんが、「国史」 「国学」 は、ナショナリズムっぽい感覚があります。
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「邦」という漢字は、訓読みで「くに」と読みますが、意味としては「我が国の」となります。


つまり邦画は、我が国の映画、という意味になります。

一方で「和」という漢字には、「大和の国」という意味があり、「邦」と比べると伝統的な文化を持たせたニュアンスになります。
なので日本の伝統的なお菓子は邦菓子ではなく、和菓子になります。

そういった違いで言えば、日本製のゲームは邦ゲーというほうが適切です。
ただ、上述のお菓子の対比から連想されて和ゲーということが浸透した、ということです。
この言葉にしても、つい15年前にできた新しい言葉です。
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たしかに


でも待てよ
日本人は邦人と言うけどアメリカ人は洋人とは言いませんね
なんでですかねー?
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