あなたの習慣について教えてください!!

なんで インドで小乗仏教少数派になった割には気軽な大乗仏教が広まったり、
ヒンズー教と融合的にはならなかったんですかね?

A 回答 (1件)

インドが様々な王国だったり、多民族国家だったりするからです。



世界中どこの国でも「宗教が大きく変化する」のは《支配民族が変わる》からです。日本が仏教を採り入れたのも大化の改新で仏教勢力が勝ったからですし、それでいて神道と仏教が融合して現在まで続いているのは、神道が天皇家と深いつながりがありつつ、天皇家が仏教を保護してきた、という支配階級が全く変わらない状態が続いているからです。

インドにおいては、元々北方の王国と南方の王国それにイスラム勢力が入り混じって、メジャーな宗教が変わったり、入り混じったりしました。

小乗仏教は釈迦が所属する小国の哲学だったこと、国家宗教としてはカースト制度をもつバラモン教(のちのヒンドゥー教)のほうが使いやすかったことなどから、取り込まれていきます。

大乗仏教は2世紀頃にインドの政治勢力が混乱したことで、庶民が苦しみ「とにかく救って下さるなにか」を開発したのが元になっていると言われていますが、その後インドでは支配勢力が確立されていくので、内乱が多い中国に思想が持ち込まれ、そこで発展していったという経緯があります。

中国から仏教思想を輸入した日本の仏教はほぼ大乗仏教しかない、のはそのためです。
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