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「これこれという法律が改正された」などという言葉をよく聞きます。これこれという法律が A という方向に変更されたとします。その法律の、そういう方向への変更に昔から反対していた人が「こんなふうに法律を変えやがって」と思っているのに、「これこれという法律が改正された」という言い方をしている人が多いように思います。それは日本語の正しい使い方をよく知らない人だけでなく、マスコミや知識人がこぞってそのような使い方をしているように思います。

そのような「改正」という言葉の使い方は、正しいのでしょうか?私は、「改正」という限りは、「改めて正す」とか「正しく改める」というふうに読めそうなので、当該の法律が A という方向に変更されたのは良くなかったと思っている人は「その法律が改正された」というべきではなくて、むしろ「改悪された」のであり、もしもその「悪」という言葉を使わないでいるのなら、せめて「改定(または改訂)された」と言うべきなのだと思っておりました。

まとめますと、

(1) 改正 --- 法律などを正しく(よりよい方向に)改めること
(2) 改定(または改訂)--- 法律などを変更すること(改めること)。ただし、より良い方向に改めるのか、より悪い方向に改めるのかというニュアンスは、この言葉には盛り込まれていない。

ということだと私は理解しておりました。この理解は正しいでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 「改正」についての解説

    (1) まちがいや不十分な点を直して、よくすること。具合の悪い点などを変えること。
    (日本国語大辞典、第2版より)

    (2) 不適当なところや、不備な点を改めること。主に、規則・規約・法令などについて使う。「校則を改正する」「料金改正」
    (デジタル大辞泉)

      補足日時:2024/10/26 09:06
  • 回答者の方々は、「(法律の)改正」と言うときには、法律を改定している人たち(国会議員たちなど)はそれを良い方向に変えているのだと思っているから、「改正」で正しいのだ、と仰っているように思います。

    私は、それについてはすでに分かっているつもりでした。私が疑問に思っていたのは、すでに最初の質問文の中で書いたように、当該の法律を悪い方向に改定されてしまった、と憤っている人たちでさえ、「法律の改正」と言ってしまっていることに違和感を感じたのでした。

    為政者や国会議員たちは、それを自分たちにとって都合のよい方向に改定するためにそのように議決したのだから、彼らにとってはその法律を「改正」したつもりになっているのは、当然のことです。だから彼らは、それを「改正」と言っていいのです。

    しかしそれが「改悪された」と感じている人々までがそれを「改正」と呼んでしまっているので、不思議だと私は思ったのです。

      補足日時:2024/10/28 17:33

A 回答 (7件)

#1です。

補足拝見しました。

>「改悪された」と感じている人々までがそれを「改正」と呼んでしまっているので、不思議だと私は思ったのです。

まず「改正」という言葉が《法律を改めたときにつかう用語》とされていて、共通認識になっているので、勝手に変えるわけにはいかないです。

なのでその法律に反対している新聞(たとえば赤旗)でも「自衛隊新法改正成立!」という見出しにする必要があります。

でも文中で「改正された新法は、侵略行為を是認するものであり、天下の悪法であり改悪と言える」という書き方はできるわけです。

これは「文意として《法律の変更が可決されて改まったこと》」を表現するのは「改正」という文言を使う、ということになっているからです。そこを勝手に変えることは、公共の共通言語・共通認識として正しい用法ではないです。
もちろん、自分達の内輪の機関紙などなら「改悪」と書いてもいいです。

さらに、もう一つの理由は「手続きが正しい」という点にあります。改正議案を国会や市議会などに正しく提出し、所定の手続きを正しく行い、最終的に議会で多数決をとって「改正」されたから「正しく改める」なのです。
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この回答へのお礼

phj 様による今回の No. 7 の回答と No. 1 での回答を読み返しました。法律関係にお詳しそうですね。とても詳しい2回にわたる解説をくださいまして、ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/28 18:33

基本法律を変える必要があるときは前の法律が現状にあわない場合ですから、新しい法律は必ず「改正」です

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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/28 17:28

そうそう、改正、の「正」だだしい。


実はこの言葉「正しい」に対応する現実はないんです。
ほかにも、真実、本物・・・その他、何の班員も限定せずに。これらの言葉には対応する現実はありません。
正しい=良い、とは限りません、自然の法則に従えばそうなる=正しい。
論理的に考えて、矛盾がない=正しい
でも自然の法則、すべてを人が知りえてる保証はsありません
  論理的に・・・多数決で進める以上、そこにすでに矛盾があります。
ということで「正しい」といえる基準がありません。
正しいと言ってよいのかも?、正しいと思われるかも・・・が正しいと表現されるだけ。
真実、アリストテレス曰く「我思う、故にわれあり」
真実は見極められなかったが、いろいろ考えている自分が存在していることは確かな事実。ということらしいです。
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この回答へのお礼

コメントをくださいまして、ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/27 17:53

改正とは取り扱いの考え方を正むる(まさむる=改むる)ことです。


その考えを具現化するために手法やキマリを変更するコトを改正と言います。

改定とは、上↑ で改めたコトを消えないように不滅インキで認めて(したためて)官報にて発布します。
江戸から明治に代わっても、廃藩置県の前は官報の発足前でしたから街の辻々の ”定” の立て看板は従来通り立てていました。

https://www.bing.com/images/search?q=%e6%b1%9f%e …

それゆえ改定と言います。
現代では電子記録ですから永遠に不滅です。

https://logmi.jp/business/articles/22730
永遠と永久の読み違いがいつまでも記憶されています。
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この回答へのお礼

江戸時代のお話までしてくださって、ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/27 14:18

そういう理屈もあり得る、のは確かなだけ。


現実に改定を決定する人はどんな人?を考えれば間違いとも言えません・
専制君主が鶴の一声で自身の地位の安定を狙っただけ・・・なら明らかな改悪もあり得ますが。
国民の代表といっても、しょせん多数決に過ぎないとみるか、どうかで意見が当然分かれます。
多数決の制度のもとで「良かれ」、という方向で決定したのなら、当然に改正で間違いありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/27 11:27

法律の場合条文の一部を変更することが改正ですね。


手続きとして「何々法の一部を改正する法律」が公布されます。
その中で「第何条 何々法の一部を次のように改正する。」としています。

良くなると思うか悪くなると思うかは人それぞれですからこの場合は問いませんね。
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その理解で正しいです。



とはいえ、疑問に感じている
>せめて「改定(または改訂)された」と言うべきなのだと思っておりました。
に回答します。

法律を改めることを「改正」というのは主に次の二つの理由です。
・用語として「改正」という言葉を使うことが決まっているから
・法律を改めるのは「改める必要があるから」で、それは《現在の法律が今の社会に正しく適合していない》から《正しくする》という意味があるから
です。

たとえば両方の意見が極端に割れている事例として共同親権法案があります(すでに可決され、関連法修正の後に施行されます)

昔は単独親権でも問題なかったし、今でも「日本国内なら」単独親権でもそれほど問題は起きないです。でも国際結婚が増え「日本人妻が子供を誘拐して日本に連れ去る」という批判が共同親権の国から沸き起こり、日本はハーグ条約に批准して国内法を条約に合わせる必要がでてきました。

ちなみに先進国で単独親権なのは日本だけ、といわれますが「先進国」が男女平等などを含めた個人主権を大切にする国、という意味なら、共同親権も男女平等のひとつです。

つまり「国際化時代」という社会的な変化、男女平等という社会的な要請に従うと「今までの法律は今の時代にはすでに間違った法律になっている」わけで、これを「(今の時代に合うように)正しくする」というのが「改正」なんです。

それについて、もちろん議論や反対があるのはたしかなのですが、少なくとも「その改革案が正しく今の社会情勢にあった法律です。という確認を国会でしている」わけで、この点において「正」の字を使うのは間違いではない、です。

もちろん批判は存分にするべきでもあります。
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この回答へのお礼

なるほど。詳しい解説を下さいまして、ありがとうございます。

お礼日時:2024/10/26 09:09

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