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感動的なフレーズとかそういうソロとか。ファゴットと言うといつも「諧謔」とか「滑稽」とかいう雰囲気の曲しかなくないですか?

質問者からの補足コメント

  • うれしい

    補足させていただきます。「哀愁」というのもファゴットのいつものキャラクターです。

      補足日時:2024/12/13 08:46

A 回答 (4件)

#2さんへのコメントで



>哀愁、憂鬱、諧謔、滑稽の類です。

とありますが、ファゴットに関してそれ以外のキャラクターは無理でしょう。
音域、音色、音量からいって。

ファゴットの音色は「他の楽器によく溶け込む」のが特徴なので、バロック音楽や古典派では「低音域の補足」でオーケストラに加えられることが多いです。
ファゴットは「低音域の音量の補強」、オーボエは「目立つ」ので旋律の補強、そしてやはり「よく溶け合う」ホルンがハーモニーの補強として、ハイドンやモーツァルトの交響曲、管弦楽曲には、管楽器として「オーボエ、ファゴット、ホルン」が加えられることが多いです。

そのファゴットに「ソロ」を吹かせようとするのは難しいですが、ベートーヴェンは「よく溶け合う」特徴を活かして、第九の第4楽章、有名な「歓喜の旋律」を弦楽器が演奏する場面の「オブリガート」として使っていますね。ファゴットの最も美しい使用例だと思います。
下記の 3'55" あたりから。


珍しい「勇壮さ」「悲壮感」という意味では、ベルリオーズの「幻想交響曲」の「第4楽章・断頭台への行進」でしょうか。
下記の 40'25"、41'00" あたりから。音量の関係で、ベルリオーズはファゴットを4本にしています。

https://www.youtube.com/watch?v=O5ZxF8suhmY

あとは、メンデルスゾーン作曲「真夏の夜の夢」の「夜想曲」は、一聴すると「ホルンのアンサンブル」のように聞こえますが、実は「ホルンソロとファゴットとのアンサンブル」なのです。
すぐれた作曲家ほど、そういう「ファゴットの隠し味」を有効に使っています。
うまい映像が見つかりませんが、下記の映像でも隣のホルン奏者はほとんど休んでいて、ときどきファゴットが映ります。27'15"~33'05" あたり。

https://www.youtube.com/watch?v=njdTB6HxTj8
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この回答へのお礼

やっぱり「うわーっ!感動的だ!」というフレーズはないですね。

お礼日時:2024/12/14 17:57

>これらは、私の思う「ファゴット特有」のソロですね。

哀愁、憂鬱、諧謔、滑稽の類です。

これは「後出し」ですね。「諧謔や滑稽しかない」というのと「哀愁や憂欝もある」では全然違います。ファゴットのもともとの音色と音域を考えた場合、たとえ曲そのものは別に滑稽ではなくても、音色のみで「滑稽」を感じてしまう人もいると思います(スタッカート音が入っただけでそう感じてしまうとか)。そういう個人的な主観も考慮に入れなければならないとなると難しいですね。これは、ほかの楽器のための曲をファゴットで演奏したらどう聞こえるかを見るとわかるかもしれません。チェロの名曲、サン=サーンスの『白鳥』とかヴァイオリンの名曲、マスネの『タイスの瞑想曲』など。

『白鳥』(リンクがブロックされるので、画面中の「YouTubeで見る」をクリックしてください)


『タイスの瞑想曲』
https://www.youtube.com/watch?v=NPBSt9BZRtU

『タイスの瞑想曲』の方はかなりきれいに演奏していますが、このような使い方をしているファゴットの作品は少ないです。挙げるとすれば、例えばサン=サーンスのファゴット・ソナタ。
https://www.youtube.com/watch?v=pWxDupq1vjY

少しマニアックになりますが、ヴォルフ=フェラーリの『協奏的組曲』も明るく歌う旋律が続く佳品です。
https://www.youtube.com/watch?v=_LnchV-U1RI

あとは古典派の曲です。もしこういう曲で「滑稽」を感じたとしても、それは曲調のせいではなく楽器の音色のせいです。

ウェーバー ファゴット協奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=1AYexlQHEdw

モーツァルト ファゴット協奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=PQ_s-MdJvG4

あとは、バロック期でファゴット協奏曲をたくさん書いているヴィヴァルディとかになります。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLv0p0KYPu …
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音色や性格上、滑稽のイメージが付くのもわからないではありません。

確かにそういう使用例はありまが、哀愁を帯びた音色も特徴的で、それを生かした旋律も多くあります。ただオーケストラの場合、音量と音域の関係上、ファゴットのソロ自体は少なめです。ほかの楽器が弱奏でないと聞こえないので。

有名どころだけを挙げると、まずはやはりチャイコフスキーの交響曲第6番の冒頭。



同じくチャイコフスキーの交響曲第4番の第2楽章のソロも有名。

https://www.youtube.com/watch?v=5XoanCFRRtE

リムスキー=コルサコフの交響組曲『シェヘラザード』にも有名なソロの個所が2つ。

https://www.youtube.com/watch?v=5ZRp7ecAM70

シベリウスの交響曲第2番・第2楽章での2本のファゴットの個所。

https://www.youtube.com/watch?v=I8LlSxiH4ZU

ショスタコーヴィチの交響曲第9番にもファゴットの長いソロが。

https://www.youtube.com/watch?v=zOF_nq8pN60
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この回答へのお礼

これらは、私の思う「ファゴット特有」のソロですね。哀愁、憂鬱、諧謔、滑稽の類です。

お礼日時:2024/12/13 08:49

たくさんありますし、私は諧謔とか滑稽とかいうイメージ全然無いです。

逆に、どれのことがそう思うの?という感じです。

パッと思いついたのだと、ラヴェルの「スペイン狂詩曲」の一節。

の3:21から2台のバスーン。ラヴェルらしいエキゾチシズムがバスーンの響きで表現されています。
ラヴェルは「ボレロ」も勿論バスーン独奏が序盤にありますね。「クープランの墓」管弦楽版もバスーンによる印象的な旋律は要所に散りばめられています。
ストラヴィンスキー「春の祭典」も冒頭は印象的なバスーン独奏で始まります。

木管楽器は中・低音部がバスーンとコントラバスーンと、金管や弦に比べて手薄になりがちなので、近代以降の華やかな管弦楽法では4台くらい使われることが多いです。主旋律や独奏を担うことも非常に多く、決して脇役に徹する存在ではありません。
(古典時代だと活躍控えめかもしれませんが、それは管楽器全体に言えることなので。)
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この回答へのお礼

上げられた例でも、「さわやかで涙を誘う」といういうような類はないなぁと感じます。

お礼日時:2024/12/13 08:50

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