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風水について興味があり、方位学などその手の本を軽く読んだりしているのですが、風水に流派があり、それによってまったく方位に意味が変わってしまうと耳にしました。
そうなると、どの風水を参考にしたらいいのかわかりません><。。

誰か
1.風水の流派について
2.その流派の中でのお勧めは?
3.最近TVで騒がれている「黒門風水」と御堂龍児という人の「風水」の違い

をご存知、または教えていただける方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えて下さい。。

A 回答 (3件)

風水には、


(1)地理風水(土地の良し悪しを判断するためのもの)
(2)陽宅風水(日本でいう家相)
(3)陰宅風水(日本でいう墓相)

の大きく3つがあります。上記(1)~(3)の風水は、全て(1)の地理風水の考え方が基本になります。

 日本では、十数年前に起こった風水ブーム以降、占い本の多くがやたらに「風水」の文字を用いるようになりました。そして、「風水」とは分野が異なる、自分が移動する場合の方位術にも「風水」の文字が使われるようになり、一般の人々は、「方位に関する占いは全て風水だ」とお考えになっておられる方が大勢いらっしゃいます。しかし、自分が移動する場合の「方位術」と、土地や家の良し悪しを判断する「風水」とは、基本的に全く別のものとお考え下さい。

 風水にも、おっしゃる通り様々な流派があり、考え方はそれぞれ異なります。地理風水の分野や形煞(けいさつ:周囲の地形や建物や構造物の形による吉凶)の考え方に関してはそれほど大きな考え方の隔たりは無いようです。しかし、陽宅風水や陰宅風水の分野においては、かなり大きな考え方の隔たりがあります。

 私が知る限りでは、陽宅風水に関する限りでも、八宅派・飛星派・玄空大卦派・占星術を応用する派などがあり、考え方はそれぞれ根本的に異なります。これらの他にも、おそらく私の知らない流派もたくさんあるはずです。

 八宅派は、全周を8つに分けて判断していきます。また、人を東四命と西四命の大きく2つに分類し、住む人の命卦と家の持つ宅卦とが一致することを理想としています。

 飛星派は、八宅派のように「命卦」や「宅卦」のような考え方はとりません。飛星派の場合、全周を8つに分ける考え方と24に分ける考え方との両方を持っているようですが、時の移り変わりに伴って、各方位の象位は時々刻々変化すると考えています。また、この流派の分派として、全周を72や128に分けて判断する流派もあるようです。
 まだ推測の域を出ませんが、大正時代に日本で作られた『気学』は、この飛星派の陽宅風水の考え方から「九星」の要素のみを取り出して作り出された占いではないかと考えています。

 玄空大卦派は、易の理論を元に判断する流派のようで、私が知っているのは全周を64に分けて判断するものです。飛星派のように各方位の象位が時々刻々変化するというようには考えず、各方位の象位は固定して考えます。

 占星術を応用する流派は、考え方としては飛星派の考え方に近いですが、実在の天体(実星)や、実在しない天体(虚星)などを用いて判断し、方位区分に関しても、東は何度から何度までといった固定した考え方をせず、日時に伴って方位区分そのものも微妙に変化させて考えます。

 以上の流派のうち、どの流派が正しいのか、と疑問に思われるのは当然かと思います。私は今のところ、占星術を応用する考え方を採っていますが、陽宅風水に関しては、確信を持って「この考え方こそが正しい!」と言えるほどのものはありません。


 黒門氏氏の風水は、八宅派か玄空大卦派ではないかと思いますが、よく分かりません。御堂龍児氏の風水は、全周を24に分けて考えているようで、少なくとも八宅派ではないようですが、飛星派でもないようですし、よく分かりません。
 とにかく、一言で「風水」と言っても、非常に多くの流派が存在しており、今のところ、いずれの考え方が正しいとも断言できる状態ではありません。したがって、いずれの理論や主張についても一通り勉強なされた上で、ご自分が気に入ったものをお選びになれば良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

非常に詳しいご説明ありがとうございました。
とても勉強になります。
どうもご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/06 14:12

1.風水の流派について



詳しくは知りませんが、有名な門派では、中国本土の北京にある漢方薬の店をしている同仁堂は、五術門派だそうで、同じく中国の湖南省だったと思いますが劉伯温門派が地下に潜って活動しているようです。
香港では、故尹千里の門派、故袁樹柵の六壬門派が有名です。
台湾では、故張耀文の透派、九碌居の紫微門派、故陳詔皇の梅花門派、その他多数あるそうです。

2.その流派の中でのお勧めは?

この中で私の遣った流派は、故張耀文の明澄透派でした。
この流派の特徴は、答が偏ったりする事を極端に嫌い、常に答がばらけるように設定して吉凶の断を下す時に迷わないように数式計算で答の吉凶を出すのが特徴ですし、吉凶の象意は、主に四文字熟語でその象意を言い表しています。

3.最近TVで騒がれている「黒門風水」と御堂龍児という人の「風水」の違い

「黒門風水」この方は、福岡に本拠を置いていて主にネットでの活躍が顕著で、奇門遁甲が専門だそうです。
講習会で教えるのと、実践鑑定で荒稼ぎして遁甲を研究するためにその稼ぎを使っているようです。
この方の流派は、一番重点が置かれているのが、劉伯温門派だそうで、そればかりではなく台湾、香港、韓国の流派もやっているようです。

御堂龍児、この方は、一時は私と同じ明澄透派の弟子だと公言していたようですが、私が張耀文師に、これこれこうした人を見た事がないが先生のお弟子の一人ですかと聞きますと、見た事も聞いた事もありませんよと言っていました。
でも内容は主に明澄透派と同じ物です。
但しその学の深さは浅いが、浅くても、そんじょそこらでは到底お目にかかれないような本物の内容ではあります。
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この回答へのお礼

訊きたかったことについてピンポイントにまとめて教えてくださって感謝しております。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/08 19:41

 流派については、いろいろな分類方法があります。

大雑把には三合派と三元派というのが代表的なものですが、本当に易理に基づいた正統の三元派はほとんど表に出ていないようです。実際には、前の方が説明されているような状況といって良いでしょう。因みに、玄空大卦は実際には爻まで使いますから384分割します。
 いずれにしろ、まず風水の何から学び始めるかを決めることじゃないでしょうか。陽宅か陰宅か尋龍點穴か…などです。
 流派の名称について、実は台湾や香港の人たちも混乱しているのです。
「方位の意味が変わる…」という部分にはいろいろな解釈が成り立ちます。しかし総括すると矛盾や出所不明の論理が風水には満ち満ちているのは事実です。私は、それに非常にこだわっています。その観点で、巷にある流派でお勧めできるものは無いのです。
 あっても、日本では研究に限界があります。
 敢えて言えば、本当の「三元」を探すことかもしれません。
 私は黒門氏について語れるほど氏について知りませんが、表面的な理気では、もしかすると大同小異かもしれません。但し、巒頭と水法では御堂氏です。水法が本当にできる人は本場でも多くありません(特に御堂氏のは黄奎光という人の特殊な水法、伝承者は少ないし日本では御堂氏のみ)。風水の中の一つの概念または感性を身につけるのに「水法」は非常に良いと思います。でも、尋龍や陰宅をやらないのなら、これまた実用的ではないかもしれませんが。なお、黒門氏の風水は氏の扱う術の中でOne of themじゃないかと感じます。
 それから日本の気学は古来よりあった九星術(古代に中国から伝わった遁甲術などから派生)を園田新次郎氏がまとめたものです。これは一般には認められていませんが、現在中華圏で流行の飛星派とくに玄空飛星派こそが日本の気学の影響を受けて生まれたという話も裏ではあります。重ねて言えば、本場中国で長く親しまれている八宅法も唐の時代に一行禅師が皇帝の命で作った原理らしく、俗称を滅蛮経といって外国にわざと偽の風水を伝播しようという意図で作られたものです。これまた中国に逆輸入され(日本で主に流行っているのもこれですが)て一般の三合派風水の基盤になっています。おかしなものです。
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この回答へのお礼

本当に風水っていろいろなんですね。
とても勉強になります。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/08 19:40

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