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もともと地毛が茶色なので今まで染めたりしたことはありませんでした。
ただ部分的ではありますが白髪が目立ってきたので4月に初めて美容室でマニキュアをしました。
最近マニキュアがとれてきたようだし、髪も伸びてきたし、また白髪が目立ってきたのでマニキュアをするか染めるかしたいなと思っています。
ただ部分的なので美容室でやるより自分でやったほうが安くすむかな・・・と考えています。
市販のものについて教えてください。(「シエロ」とか)
どんなものなんでしょうか。自分で上手くきれいに出来るものなのでしょうか?
コマーシャルを見ていると手軽にできそうですが。
持ちはどれくらいか?髪はいたまないか?も教えてください。
美容室でマニキュアをしようか市販のものを買って自分でやろうかまよって
います。

A 回答 (1件)

髪の毛の専門家,理容師です。



まず,市販の染毛剤(白髪染めやヘアカラー剤などの総称です)を利用する場合,一度,ボトルなどを開封してしまったものは,どんなに多く残っていても,残った分は廃棄しなければならないですよ。
余ったからといって,次回毛染めするときに使おうとしても,髪の毛は染まりませんからね。
ちなみに,業務用の場合,余った分は何回も使用することが出来ます。

また,市販のもので箱に「ヘアマニキュア」と書かれているものは,白髪染め剤(箱に小さく「白髪用」と書かれています)やヘアカラー剤にヘアマニキュア成分を混ぜたものですので,黒髪まで染まってしまい,髪の毛は傷んでしまいます。
もし,自分でヘアマニキュアをするのであれば,業務用のヘアマニキュアを購入するようにしてください。

市販の染毛剤を購入する場合は,メーカーや製品にとらわれるのではなく,まず,染めてみたい色で探すようにしてください。
そして,その中に,染めている最中かその前後に,タンパク質(アミノ酸)を補給するタイプのものがあれば,それを選択するようにしてください。
ちなみに,染めている最中かその前後に,タンパク質(アミノ酸)を補給することで,毛染めによる髪の毛のダメージはある程度抑えられるようになります。

また,出来る限り,クリームタイプの染毛剤を購入するようにしてください。
染毛剤は,大変強い薬品ですので,頭皮に付着しますと,頭皮がダメージを受けてしまいます。
液状タイプの場合,自分1人で作業する場合には便利なのですが,どうしても,頭皮に染毛剤が付着してしまうようになります。
その点,クリームタイプの染毛剤でしたら,液体のように軟らかくありませんから,直接頭皮につけないように注意していれば,ほとんど頭皮に付着することはありません。
ですから,クリームタイプをお勧めしたいですね。
なお,クリームタイプを使用しても,根本ギリギリまで染めようとしますと,どうしても,頭皮に付着することになりますので,髪の毛の根本1cmくらいは空けて染めるようにしてください。
また,生え際や分け目のように髪の毛の根本まで見えてしまう場所を染める場合は,1mm位の厚みのクシ(理容師が使用する「仕上げグシ」がベストです)をガードに使用して,染毛剤を塗るようにしてください。

上手に染めるポイントは,4つあります。

まず,1つ目は,手際よく染毛剤を塗ることです。
そして,2つ目は,一度にたくさんの髪の毛に染毛剤を塗ろうとしないことです。
幅1cm位ずつにブロッキングしながら,染毛剤を塗るのがベストですね。
ということで,必ず,鏡を見ながら染毛剤を塗るようにしてくださいね。
また,最初のうち,ある程度,練習してから,染毛剤を塗るようにした方が良いかもしれませんね。

3つ目は,説明書に書かれている放置時間を,必ず,守ることです。
というのは,説明書に書かれている放置時間より短くしても長くしても,染まり具合が悪くなってしまうからです。
まぁ,たぶん,短いと染まりにくいのは想像つくと思いますが,長すぎた場合,一度,髪の毛の外に出て行った色素が,再度,髪の毛の中に戻ってしまうようになりますので,逆に上手く染まらなくなってしまうのですよ。
ですから,褪色しにくいように染めるには,必ず,説明書に書かれている放置時間を守るようにしてくださいね。

4つ目は,放置中の温度です。
説明書に放置中の温度が書かれていれば,その温度を髪の毛に与え続けるようにしてください。
もし,書かれていない場合は,40℃という温度を髪の毛に与え続けるようにしてください。
ちなみに,髪の毛を40℃に維持するには,40~42℃のお風呂に入っていることが,家庭では,1番簡単だと思います。
ただし,もしかしたら,湯あたりしそうになる可能性もありますので,身体が充分温まりましたら,足首から先だけをお湯に浸す「足湯」に切り替えてくださいね。

髪の毛のダメージについてですが,染毛剤を使用する限り,髪の毛のダメージは避けられません。
タンパク質(アミノ酸)を補給するタイプの染毛剤を使用しても,キューティクルは,どうしても,開いたままになってしまいますからね。
キューティクルが開いていますと,どうしても,ゴワゴワしやすくなってしまいます。
また,キューティクルが開いたままになっていますと,そこから,水分が蒸発しやすいこともそうですが,タンパク質(アミノ酸)が出て行ってしまい,これを放置していますと,髪の毛がスカスカになってしまいます。
ですから,毛染めをしましたら,必ず,最低2週間以上,毎日,トリートメントやリンスをして,きちんとヘアケアするようにしてください。

ちなみに,色保ちについてですが,この4つのポイントを押さえ,ヘアケアを正しくしていれば,約1ヶ月間は保つはずですよ。

理容師や美容師をしているとよくわかることなのですが,実は,自分の髪の毛を染めるよりも他人の髪の毛を染める方が,比較的楽です。
言い方を変えますと,自分の髪の毛を染めるよりも他人に髪の毛を染めてもらう方が,比較的楽なのです。
もし,染毛剤を塗ってくれる人がいるのでしたら,その人に塗ってもらうようにすると良いですよ。
いない場合は,理美容師に毛染めを任せた方が,断然楽ですね。
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この回答へのお礼

詳しく、ご丁寧な回答ありがとうございます。
染めるという事がこんなに大変なこととは思いませんでした。
大変参考になりました。

お礼日時:2005/07/15 13:44

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