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PPPについて勉強しているものです。
PPPはLCPによってリンクを確立して,その後に認証を行い、最後にNCPでネットワークの設定を行う、とありました。ネットワークの設定をして、IPアドレスを割り当てた後は、PPPはどのような動作をするのでしょうか?  つまり、IPアドレスをプロバイダから取得したら、PPPは必要ないのではないかと考えてしまいました。
どなたかよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

PPPは、Point-to-Point Protocolの名前の通り、相対する2台のノード間において、データの伝送を司るプロトコルです。

よって、PPPによってデータを伝送している2台のノード間では、全ての通信がPPPというプロトコルによって(専門的な言い方をするのであればPPPヘッダによってencapsulationされて)伝送されます。

LCPとかNCPというのは、あくまでPPPのリンクを確立する際の初期設定時のプロトコルであって、LCPとNCPがPPPの全て、ということではないのです。リンク確立後、そのリンクが切断されるまでの間、全てPPPによるencapsulationの元にデータが対向側ノード送られることになります。

> つまり、IPアドレスをプロバイダから取得したら、PPPは必要ないのではないかと考えてしまいました。

IPアドレスの配布が完了しても、それだけではIPパケットの伝送は不可能であることに留意すべきです。IPパケットの伝送を行うためには、下位レイヤでIPパケットの伝送をサポート出来なくてはいけません。通常、プロバイダとの接続にPPPの確立が必要なネットワークにおいては、その下位レイヤのプロトコルにPPPが相当する、という訳です。
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この回答へのお礼

素早いお返事ありがとうございました。
リンク確立後にも、カプセリングが行われているのですねぇ

お礼日時:2005/08/20 17:37

こんばんは


PPP のリンク確立後は、通信はPPP のフレームによって通信が行われます。
つまりは、以下のようなフレームフォーマットで通信が行われます。

【PPPヘッダ[IPヘッダ(TCPヘッダ■■)]】

ヘッダの詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.7key.jp/nw/ppp.html

また、”マスタリングTCP/IP 応用編”に詳細が掲載されていますので、
図書館や本屋さんなどで一度ご確認ください。
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補足しておきます。



アプリケーションから通信が行われる過程には、
上位レイヤから下位レイヤにプロトコルスタックに従って下りてきます。

PPP 環境下では、
第三レイヤにはIPヘッダの付与、
第二レイヤにはPPPヘッダの付与、
そして電気信号に変換され、
通信メディア(ケーブル)を流れ、
相手に届けられます。

LAN 上では、
第三レイヤにはIPヘッダの付与、
第二レイヤにはイーサネットヘッダの付与、
そして電気信号に変換され、
通信メディア(ケーブル)を流れ、
相手に届けられます。

コネクション過程でPPP が使われるのではなく、
第二レイヤで使用されるプロトコルとして認識してください。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~aji/3min/06.html
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