No.1
- 回答日時:
ヴィトゲンシュタイン、ラッセル、クワイン、ディヴィドソン、モンタギュー、グライス、... 思い出すだけでも頭が痛くなってきました。
具体的にどういう用語をお知りになりたいのか、おっしゃって頂かないと、お答えしようがないのですが。
とりあえず、ご存じかもしれませんが、同じ興味を持っておられる方がこのスレッドをごらんになるかもしれないので、入門書を挙げておきます。
野本和幸 山田友幸(編)『言語哲学を学ぶ人のために』 2002/08 \1,995 世界思想社
服部裕幸『言語哲学入門』 2003/03 ¥2,940 勁草書房
飯田 隆『言語哲学大全』全4巻 1987~2002 \2,415~\4,515 勁草書房
この回答への補足
すいません。誤解を与えてしまったかもしれません。
私が質問の対象としている言葉は「論理学」・「言語哲学」・「分析哲学」と言う三つの単語だけです。その三つを辞書などで調べた後でも、厳密な意味や関係がいまいちはっきりしなかったのです。
そのことをふまえてどうかもう一度返答をお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
あー、なるほど。
しかしとても一言では。でもま、批判と誤解を恐れずにざっくりといってしまえば、言語とは何か、という問いに答えようとするのが言語哲学で、論理学はその一部です。分析哲学は言語を通して世界を見ようとする立場で、言語哲学とは逆といえば逆です。
しかし、すべてを包含して言語哲学といっても構わないでしょう。
そういう意味では、言語哲学はギリシャ・ローマ時代からの伝統があります。パラドクスのゼノンや、アリストテレス、ストア学派などですね。
特にアリストテレスは論理学の創始者と言っていい。ただ一般に論理学というときには非常に厳密で数学的な分析を指します。形式論理学・命題論理学・様相論理学など、p → q のような記号の連続ですね。
さて最後の分析哲学ですが、私の挙げたヴィトゲンシュタイン、ラッセル、クワイン、などはこの仲間です(本人がどう考えているかは別)。こうしたそうそうたる顔ぶれを見ると、現代言語哲学とは分析哲学であるといってもいい。
さらにややこしいことに、この人たちは論理学者でもあり、フレーゲやモンタギューは形式意味論の祖であるとも言える。
というわけで、結論。
言語哲学の中に分析哲学があり、その中に論理学がある。歴史的経緯を一切無視して現状だけ見れば、そう断言しても、いいんじゃないかな。
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