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いまとてつもなく悲しい漫画を探しています。

ただ、悲しいといっても誰かが死んでしまったから悲しい、大切な何かを失った(物理的な損失)から悲しい、求めているものが叶わなくて悲しい、などといった直接的?な悲しさではなく生きていること、生まれてきたことに対する苦悩や悲しみを描いた、大雑把な言い方をしてしまえば「哲学的・幻想的な漫画」を求めています。

なんだか条件が曖昧で難しいテーマですが、よろしくお願いします。

この手のジャンルで好きな作家は五十嵐大輔(手塚修虫とかも当てはまるかな?)くらいしか思いつきませんが、思い当たるふしがあったら紹介してください。

A 回答 (14件中1~10件)

コインロッカーのネジ。

(こなみ詔子)
http://www.shinshokan.co.jp/shopcart/html/comic/ …
どれも短編のようで、どうという話ではない話なんですが・・人の生きづらさを描いていると思います。
そして物事を一方向からだけではなく、多方向から考えさせてくれる漫画です。
悲しみや苦悩とよりそうように生きる人間が描かれています。

山本直樹
この人は基本的に成人向け漫画家です。(18禁でない作品もたくさんありますが大体において性的な描写があるとお考えください)
なのでかなり読む人を選ぶ漫画かもしれません。

山本直樹にかかるとものすごく重さのあるものが軽く、ベトベトに湿度のあるものがドライに、平坦な夢の中の情景のようにぼんやりとどうでもいいように描かれてい(るように思い)ます。
なんとなく自分の中ではなんだか哲学的かつ幻想的だなぁという印象です。
そしてなんでかわからないけど絶望を描くのがうまいなぁと思う漫画家です。
読後の後味は夢の中にいるようなぼんやりした感覚になるので好きです。

質問者さんが読むなら「フラグメンツ」二巻収録の短編「世界最後の日々」という作品がよいかと思います。

どちらも悲しさで泣けるような作品ではありません。シリアスな雰囲気でもないし、暗いわけでもないし、起承転結がはっきりしてるわけでもないし、読んだからといって何かを考えさせるわけでもない。ただ淡々とした話ばかりです。でも、この2作品には悲しさとも言えない悲しさがあるような気がします。
考えさせられたりしませんが、後味の残る漫画です。
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こんな質問にぴったりの穴場的作品があります。



『Under the Rose』
船戸明里 著  幻冬舎コミックス 既刊3巻

通称“あんだろ”。
19世紀イギリスの貴族社会が舞台です。
主人公の少年が母親殺害の謎を解き明かそうとするところからお話は始まります。

ミステリーの要素を多分に含みますが、結末部はおそらく質問者様の求めているものがダイレクトに味わえます。
読めば読むほど発見のある作品です。
絵は繊細で、誰にでも受け入れられ易いタイプのものだと思います。

大きめの書店かネットで入手可能です。是非どうぞ。

参考1(アマゾン)→
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344803 …

参考2(船戸女史の公式サイト。トップは一巻表紙)→
http://www.ne.jp/asahi/orange/lamp/
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萩尾望都さんは何編かあげられていますが、この作家の「半神」は短編であるのにすごい深さと重みと悲しさでマンガという範疇に入りきれないほどです。

       シャム双生児の双子の女の子がいて、一人は知能は低いが天使のように愛らしく皆に好かれ、もう一人の「私」は知能は高いがは彼女に養分を吸い取られ干からびてみっともないと蔑まれている。そのうち二人を分離する手術になって~といったストーリーで野田秀樹が演出して戯曲化もされています。
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五十嵐大介さん、私も大好きです!!


人間が人間である悲しさが全体のテーマとなっている感じですよね。

寄生獣(岩明均)などが当てはまると思います。話の構成も台詞回しもどちらも秀逸で、時々無性に読み返したくなります。主人公に寄生した生き物が正に「生まれてきたこと」について(クールに)考え、それについて悩む主人公。ちょっとどころではなくグロテスクな場面もありますが・・・;

それからもう少し穏やかなのでは、やさしいからだ(安永知澄)でしょうか。絵は可愛らしいし話も一見つまらないのですが(失礼;)、息苦しいまでのやるせなさがあり、あとからふと思い出す話が多いです。
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やっぱり火の鳥ですかね・・・。

人間の条件とか・・・
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 川原泉さんの「暮林助教授のパラドックス」。

悲しさというより、人生に倦んだ感じでしょうか…。「ゲートボール殺人事件」という単行本(花とゆめ)に収録されています。でも、かなりおとぼけ笑いもあります。まあそれ故に、ものすごく暗くならないですみますが…。
 また、萩尾望都さんの「トーマの心臓」。少年の苦悩とキリスト教の赦しが織り交ざっていて、なかなか。また「ポーの一族」は永遠を生きなければならない吸血鬼の悲しみを扱っています。どちらもフラワーコミックスで単行本が出ています。文庫本・豪華本もどこからか出ています。
 あと、水樹和佳子さんの「イティハーサ」。古代神話の世界のようで、善と悪に分けられた神とそれに従う人の戦いと悲しみ、とでもいいましょうか。とても深い作品です。何故、世界はこうなのかとか、人はどのように生きるべきなのか、とか…。
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個人的に萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」をお勧めします。


少女マンガのジャンルに入りますが(そして長いですが)、生きる事の苦悩を描いた作品だと思います。
少し、読むのが辛い表現があるかもしれません。
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さちみりほさんの「夢やしきへようこそ」をオススメします(全13巻)


古い日本の時代の鬼や妖怪と人間達の幻想的でとても悲しいお話です
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がると申します。



浦沢直樹のMONSTERはいかがでしょうか?
脳外科医の主人公が自らの地位を失ってまで助けた子供。その子供が成長し、積み重ねる多くの惨劇。その子供が抱える「なまえのないかいぶつ」…

個人的には、ものすごく「深い」漫画だと思っております。
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井上雄彦さんの「リアル」かなあ


まだ話は終わっていませんが
とにかく話が現実的で回を重ねるごとに
考えさせられる面が増えてゆきますね
この人の作品の中ではえらく現実的な漫画でもありますね
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