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ホバリング中のヘリコプターは斜め後ろから強風を受けると墜落してしまうことがあるそうです。
なぜそうなるのでしょうか?
テールローターが失速するのでしょうか?
メインローターが制御不能になるのでしょうか?

A 回答 (3件)

メインローターは、飛行機の翼の原理で浮力を生み出しています。

 ですから、斜め後ろから強い風を受けると、ローター上部の気圧が上がり、浮力が小さくなります。 それで不安定になるわけです。 無論、風に向かう方の側のローターは逆の力(浮力が大きくなる)が働き、不安定さが増してくるわけです。 わたしの嫁は、軍でヘリコプタに乗ってたので、この話を聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

経験者からの回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/03/27 20:07

こんにちは。


前の方の説明に加えて、強い突風が来た場合、テールローターも含めた尾部が吹き流されて回転し、エンジンの回転にブレーキをかけたり、反対に急加速状態にしてノッキングやエンストしてしまう事が考えられます。
つまりエンジンに余計な力が加わってエンジンの動作異常が起こりえます。

この影響が一番大きいのは斜め後ろの風だと、尾部の回る向きが最大になります。

真横の風だと90度ですが、斜め後ろならもっと回りますね。
反動も含めれば180度回ってしまう事も考えられます。
真後ろはぶれなければ旋回力は起きません。
斜め前は、90度より小さくなりますので、影響は小さくなります。
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この回答へのお礼

なるほど、方向が鍵ですね
ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/27 20:08

お邪魔します。



この場合、強風を受けたら即墜落というより、それに加えて複数の要因が重なった場合、そうなる事もあると考える方が自然に思います。

そもそもヘリコプターには「風見鶏」と同じような特性があるので、向かい風でのホバリングが最も安定して操縦しやすいものです。しかし後ろからの追い風になると、ちょっとした風向きの変化に敏感になりがち(逆風見鶏ですね)で、テールローターの操作がかなり神経質になるため、うっかりすると機体が大きくフラれる可能性はあります。

また、テールローターの役目は、頭上で回る大きなメインローターの反動に対抗して、機首の方向を安定させることですが、機体が横風を受けた状態になると、先に述べた風見鶏の効果にも対抗しなければならず、さらにテールローターには負担が掛かります。

それに加えてワイヤーで重量物を持ち上げる場合、メインローターの負担で発生する反動は、さらにテールローターの負担となり、ペダルを踏み込んだ状態ギリギリの飛行が強いられますから、機械部分のストレスだけでなく、機体の尾部にも強い曲げ応力が掛かり、表面にシワのような歪みが見られることもあります。

いささか本題から脱線しましたが、私の考える斜め後ろから強風を受けた場合の危険性は、重量物を吊り上げているときに、テールローターに強い負担が掛かることで機械部分が壊れたり、低空や狭い所で乱れた姿勢を修正できない状況などと絡んでいると思います。
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この回答へのお礼

なるほど風見鶏ですね
わかりやすい説明
ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/29 20:18

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