牛、豚、鶏、どれか一つ食べられなくなるとしたら?

貿易業務について勉強し始めの者です。
輸出、輸入の方法について勉強しているのですが、
インコタームズの区別にある”危険負担”が何のことを指しているのかわかりません。

買主、売主のどちらが保険をかけるかということとは別のことのようですので、意味がはっきりつかめないのです。

”危険負担”はどのような危険を指しているのでしょうか?またそのような不都合が発生した場合、危険負担を負っている側はどのような負担を強いられるのでしょうか?
貿易業務に詳しい方よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

この回答者個人の主観です。



1)取消不能信用状(Irrevocable Letter of Credit):-
L/Cが開設されたら取消又は条件変更するには次の四者全員の同意が必要です。、
あ)ー 開設者(opener, importer, consignee)
い)ー 開設(発行)銀行 (Opening/Issueing bank)
う)ー 通知銀行 (Advising/Notifying bank)
え)ー 受益者 (Beneficiary, Exporter, Shipper)
この四者の内の一者でも同意しなければ取消、訂正は不可能です。  

従ってL/C開設後他の輸出者からのより良い条件の乙波(Offer, 値段その他の条件付きの売込)があっても輸入者はL/C条件通りで輸出者から買わなければなりません。  このことは輸入者の危険負担(Riskリスクを負うこと)と言えると思います。

一方、発行銀行が万が一倒産、それと同様の状態になった時は輸出者にとって船積貨物代金の回収の保証がなくなります。  しかし、これは輸入者の色々な危険負担に比べれば起こる可能性が比較的小さい危険負担です。

2)取消不能確認信用状(Confirmed Irrevocable L/C):-
発行銀行が倒産しても通知銀行(確認銀行)が貨物代金決済を保証します。  輸出車にとって危険負担が一段小さい有利な条件です。

3)D/P, D/A (L/C無しのD/P、D/A):-
D/P Documents against payment 手形支払と同時に船積書類を渡す
D/A Documents against acceptance 手形引受けと同時に船積書類を渡す。
輸出車にとっては代金決済の何の保証もありません。  輸入者は手形決済、引き受けは極端に言えば任意です。  輸入者には有利です。

たどたどしい説明でご理解戴けたでしょうか。  ご参考になれば幸です。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただきありがとうございます、
とても参考になります。
貿易中におこるであろう損失を両者の間で細かく負担しているんですね。
実務の経験がないため、実際の流れが見えなかったので、このような回答は予備知識として重宝させていただきます。

お礼日時:2006/04/06 00:30

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