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ズバリ、「天井桟敷の人々」で言わんとしていることを教えてください。

A 回答 (1件)

はい、それは『いけび、埋け火』です。


なかなか消えそうになっても消えない『埋け火』です。

誰の誰へのか、それはBaptiste Deburau の Garance へのです。

ここらは、二部仕立てにして、幾年後かに二人の再開を図る筋で分かります。
それと元々実在のパントマイム芸人Jean-Gaspard Debureauの一生を映画化でした。
監督(Marcel Carne)と脚本家(Jacques Prevert )は、その点で意見の一致を見て色々と調べてゆくうちに、変色が起こり、監督が、実在の人物(Frederick Lemaitre、Pierre Francois Lacenaire)に想像上の人物追加の横糸がドラマに織り込まれました。

又、題名も彼(Debureau)の父へのオマージュとして当初実在の劇場名Les Funambules(初代パントマイム芸人の彼の父が演じていた劇場)に決定していたも
上記の理由(現実的な風合いに詩的要素を加味する)で、そこに通う観客との意味である現題になりました。

『埋け火』を次のように言い表すと、ご理解頂けると思います。

Paris est tout petit pour ceux qui s'aiment d'un si grand amour.
(意訳:大恋愛に比べて、なんとパリは小さいことよ)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございますm(__)m お礼が遅くなって申し訳ないです。かの三輪明宏さんも「名作」と呼ぶにふさわしい作品だと自身のエッセイに書いており、観て損には決してならないと思うのですが、なかなか難しいですね。埋け火、Garanceと別れたBaptiste も自分を恋い慕う一座の娘と結婚し、子供まで生まれるが、ずっと心の奥ではGaranceがいたということですね。

それなりの幸せを持っていながらも、ふと現れたGaranceに身も心も捧げてしまう。ラストのシーンで人ごみに消えていく彼女をずっと追い求めていますが、この人ごみも月日や世間のしがらみといった、恋心を薄める、またはある人にとっては、更に情熱を掻きたてる何かの象徴なのでしょうか。Baptisteの場合は、やはり後者ですね。

実在の人物の一生が映画化されているとは知りませんでした。脚本家のJacques Prevertは詩人としても有名で、この作品といい、本当に多才な方なんですね。

>Paris est tout petit pour ceux qui s'aiment d'un si grand amour.
(意訳:大恋愛に比べて、なんとパリは小さいことよ)

なるほど^^ これはやはり大恋愛をしている人にしかわからない言葉でしょうね^^

お礼日時:2006/05/01 23:51

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