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手塚治虫が子供の頃に考えたアイデアだそうですが、
琵琶湖の北、日本海側に運河を通し、
南側は淀川を掘り下げて、瀬戸内海と日本海をつなげるというものです。
このアイデア、夢があってとてもよいと思ったのですが、
実現どころか、そういった計画さえも聞いたことがありません。
現代の日本では海運がすたれてしまっているからでしょうか?
それともお金がかかりすぎるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>実現どころか、そういった計画さえも聞いたことがありません…



そうですか。聞いたことありませんか。
きっとお若い方なのでしょうね。
日本海~琵琶湖~大阪湾を結ぶ運河の構想は、古く源平時代からありました。
中でも江戸時代後半にはかなり真剣に検討されています。

一方、昭和も戦後になってからでも、日本海~琵琶湖~伊勢湾ルートの運河を政治課題に挙げた自民党の大物がいました。

もし造るとなると、琵琶湖の水面は海よりかなり高いですから、スエズ運河のように一気につないでしまうわけにはいきません。
パナマ運河のように、途中に何カ所かの堰を造って、堰と堰の間の水を抜いたり入れたりして水面高さを加減し、船を上下させながら進ませることになります。
それだけ船の航行速度も遅くなりますし、その前に建設費用と維持費用とが膨大になります。

結局、実現されなかった大きな理由は、物流の主役が海運から陸運、航空機への時代と大きく変化したことでしょう。

http://www.koti.jp/marco/chuouunga.htm
http://www.koti.jp/marco/suiun.htm
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891 …
http://www.jic-gifu.or.jp/np/newspaper/kikaku/um …
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現代の日本では河川水運の意義がないからです。



明治時代には、例えば利根川水系で河川・湖水用の蒸気船が定期航路を持ち、東京と千葉方面を結んでいました。関西の淀川水系でも川船が存在していました。これらの河川水運は、大正になる頃には鉄道との競争に負けて衰退しました。現在では、観光目的以外の河川水運はほとんど行われていないはずです。利根川水系の河川水運のために明治時代中期に多額の費用を投じて建設された利根運河は、現在ではただの水路になっています。開削の目的である物流には全く利用されていません。
http://www.ne.jp/asahi/noda/tora/

琵琶湖を介して日本海と瀬戸内海をフネで通行できるようにするとすれば、パナマ運河を建設するような膨大な費用と工事になります。そもそも、日本のように地形が険しくて人口が稠密な土地で出来ることでは思えません。他の方が言われるように、琵琶湖周辺の地形を大きく変えることになります。それだけやって、成果は「河川用の遅くて小さな平底船で日本海と瀬戸内海を結ぶ物流が出来るだけ」です。鉄道やトラックを使えばよいだけの話です。

パナマ運河の場合は

* 太平洋と大西洋を結び、南米大陸南端のホーン岬を周る長く困難な航路を短絡できる。ホーン岬沖は、年がら年中荒れている危険な海域です。

* パナマ運河を掘削した地域は、ほぼ誰も住まない密林で、土地はタダであった。住民を立ち退かせる必要も、地形を変えることへの抵抗もない。その代わり、風土病や劣悪な環境で工事完了までに多大な困難がありましたが。

* 外洋を航行する数万トンの船が通れる規模の運河を開削できた。

ということで、今に至るまで役に立っています。

質問者様が関西の方でしたら「淀川を数万トンの外洋船舶が通れるように浚渫できるか?」を考えて下さい。また、日本地図を見て、琵琶湖の北の山岳地帯に外洋船舶が通れる運河を日本海まで掘ることが果たして可能かどうか考えて下さい。琵琶湖自体は、かなりの水深がありますので数万トンの船の航行は可能でしょう。琵琶湖まで入れれば、ですけど。

仮に日本海と瀬戸内海を数万トンの船で行き来できるようになったとして、そこを通るのは日本の船だけです。パナマ運河やスエズ運河のように、世界中の船が通る航路にはなり得ません。
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自然破壊という見地から、全くの馬鹿なアイディアだ、としかいえないでしょう。


だから相手にもされなかったのでしょう。
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運河を造っていったい何に利用するのか、目的は何でしょうか?



貨物船が往来できるようにして、瀬戸内海と日本海の物流を目的にするならば、それなりの大きさ(幅と深さ)の運河が必要になると思います。

大きな運河ができると交通が遮断されてしまい、運河周辺の地域では運河を渡るために橋が必要になります。
大きな船舶が通行するような運河であれば、そこに架ける橋もかなりの高さが必要になり、しかも運河によって日本が分断されているわけですから高速道路、一般道、鉄道等々たくさんの橋が必要になります。

また、琵琶湖は淡水湖ですが、両側を海と結んでしまえば海水が混ざってしまうでしょうから、琵琶湖に住んでいる魚たちは壊滅するのではないでしょうか。

日本海と瀬戸内海の間を運河を通すということを実現するには運河そのものの建設のことだけで済まず、分断された周辺地域の往来を確保するためにとんでもない数の橋やトンネルを建設しなければならず、しかも琵琶湖の現在の自然は壊滅することになるでしょうから運河に意味があることとは思えません。

日本国内の輸送を考えればトラック輸送の方が効率的で早いと思います。
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トラック輸送と費用・時間を比べて、費用対効果がないことが一目瞭然だからだと思います。

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