No.6
- 回答日時:
ちょっと昔、SF小説やSF作家は社会的地位が低いとされていたそうです。
アメリカでもケバい表紙の怪しげな小説だとか言われてたようですし。日本でも子供だましだとか絵空事とか、近年ですら「SFは人間が描けていない」と考えている物書きの人もいます。
(本当は人間を描けているかどうかは作品によるんだけどな)
なので、昔の直木賞の審査員のような主流文学の人たちがSF畑の人の本を「子供向け」と判断したとしても不思議には思いません。
それが本当の話かどうかは知らないのですが、ありうる話だと思います。ありえなくはない。
星新一さんの作品は短編集1冊ぐらい読んだことがありませんが、子供向けでなく大人向けだと思いますよ。子供にも読めるかもしれないけれど、深みは大人でないとピンと来ないんじゃないか?
参考URL:http://www.ebunko.ne.jp/anatat.htm
No.5
- 回答日時:
どうもこんにちは!
星新一作品を中学・高校時代に読みまくっていたオヤジです(^^;
直木賞に漏れた時のエピソードについては知りませんが、当時(1970年代)でも、
小松左京(「日本沈没」他)、筒井康隆(「時をかける少女」他)と並んで、SF
作家の大御所とされていました。
特にショートショートの分野では質・量共に、他の追随を許さない作家だったと
思います。
実際、世界中で20言語以上に翻訳されて愛読されています。
勿論、その大部分は大人の読者です。
星新一氏も自らを「現代のイソップ」と称していて、通俗性を出来るだけなく
し、具体的な地名・人名といった固有名詞はあまり登場させずに、社会環境や
時代に関係なく読めるよう工夫された寓話的な内容の作品が多くみられます。
その柔軟な発想と的確に事物の本質をつかんだ視点の冷静さから、多くの読者
層を獲得し、今でも学校教科書やTV番組の原作などに採用されています。
確かに読みやすい平易な文章で書かれており、筒井氏などとは違ってエログロ
な表現は殆んどないので、児童向けの本としても多く出回っています。
実際、昨日は小学生の息子のために図書館で児童向けの「きまぐれロボット」を
借りて来ましたが、私も偶に読み返すことがありますし、大学生が読んでいた
としても「ヘタな漫画より、よっぽどまし」だと思うくらいです。
以上、ご参考まで
ご回答ありがとうございます。
ずっと昔から星新一の本を読んでいらしたのですね。
私はまだ若造なので、まだあまり数多くは読んでいないのですが、質の良い文章で気に入っています。
たいへん参考になりました。
No.4
- 回答日時:
えー!私はそうは思いませんよ。
確かに,短編小説の場合は小学生にも読み易いとは思います。
でも,例え短編でも,あのシュールな「深ぁ~い」と思わせる意味深なオチは,決して子供向けとは思えないのですが・・・。
ただ,文を読むのは簡単です。でも,その裏に隠れている,本当に著者が訴えたいものを読み取るのは,小学生では難しいような気がするんですよね。勉強ができるできないではなく,人生経験の差とでも言いましょうか。そういうのって,ただ言葉で教えられても子どものうちはピンと来ないことってあるじゃないですか。大人になって昔言われた事がわかった,大人になって感じ方や見方が変わった,みたいな。
星新一の小説って,そういうメッセージがすごく含まれているような気がします。
だから,大人が読んで恥ずかしい物ではないと思うのですが,そう思う私の精神年齢がまだ小学生ってことなのかな?(笑)
ご回答をありがとうございました。
そういうご意見を聞いて、とても嬉しいです。私もいちおう大人ですけど、星新一を読んでいますので。
大人が読んでも恥ずかしくないというご意見には励まされます。
No.3
- 回答日時:
私も星新一大好きで、中学高校と読みまくっていました。
で、しばらく彼とは離れたのですが、たまたま20年後くらいに読む機会がありまして、何作品かを読んでみました。
少年のころに読んだ面白さとはまた違った感想を持ったことを覚えております。
中学生にも読みやすい文章を使って、さまざまな層に思いをぶつける、そんな作家なのではないでしょうか。
ご回答をありがとうございました。
確かに、中学生や高校生が読んでいるような感じがしています。
文章が読みやすいということなのでしょうね。
とても参考になりました。
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