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陶芸用灯油窯の灯油バーナーなんですが、知人から重油を譲り受けました。灯油の変わりに重油を補足的に使えたら思っています。灯油バーナーの電磁ポンプには重油は使えないとのことなんですが、灯油に重油を少量混ぜて使っていけないものかと思っています。何とか、重油を有効利用できる手は無いものでしょうか。ご教示お願いいたします。

A 回答 (3件)

>灯油専用のホットバーナー


これは、長四角の受け皿があってこの中に灯油を滴下して燃やします。横から風を送って炎を水平方向に吹き出させます。「長四角の受け皿」が私の知っている製品では鉄製で、重油ですと簡単に錆びてしまいます。

>重油兼用の灯油ロータリーバーナー
これは、燃料を滴状にして風に乗せて吹き出します。この吹き出した燃料に火をつけます。ですから、金属に燃焼物が接しないのであまり錆びません。だから、重油が使えます。

>重油窯は聞いたこ
普通の燃料用重油はA重油です。これは、原油から二酸化硫黄を取り除いた成分です。「取り除いた硫黄」を添加したのが「C重油」です。イオウがたっぷり入っていて、石炭並です。公害関係が厳しいところではC重油を使用しないで未加工の原油を燃やす場合があると聞いています。
なお、ロータリーバーナーでC重油を使用可能な場合は限られています。1回1970年頃に見ただけで、以後はA重油可能な製品しか見ていません。

A重油で焼いた窯とプロパンや灯油で焼いた窯ですと、釉薬によって大きな違いが出ます。私が使っていた釉薬が出やすいのかもしれません。

イオウと反応しやすい酸化物の場合、イオウ化合物として蒸発してしまう場合があります。
重油の場合C鎖が゜長いので炭ができやすい(煙道に炭の塊が残っている)ので、強還元になりやすのです。強還元になると、Fe2O3 → FeOという反応が起こって、強力な融材 FeO で一気に壁面から釉薬が流れ落ちてしまいます。溶岩状の黒い物になってしまいます。

H2Oの多い中性炎を使う場合と、これが少ない中性炎を使う場合、あるいは、酸性炎を使う場合があります。これは焼き方です。
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この回答へのお礼

返事が遅れまして申し訳ありません。大変陶芸に精通されているようで、ものすごく勉強になりました。灯油も、重油も、1200度以上の高温では一色た出、同じ熱原と思っていましたが、違うんですね。いずれにしましても、重油を使ったロータリーバーナーは、素焼き程度の炙りで利用したいと思います。またご教示お願いいたします。ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/05 06:47

>陶芸用灯油窯の灯油バーナー


の種類は???。重油兼用の灯油ロータリーバーナーと、灯油専用のホットバーナーの二種類を知っています。

>電磁ポンプには重油は使えな
これは、重油は酸性が強く、金属が錆びてしまうので使えないのです。
メーカーによってはオプションで重油用電磁弁を販売していますので、どうしてもというのでしたらばメーカーに聞いてみてください。

陶芸の場合に、亜硫酸ガスの影響を受けて発色が悪くなる場合がありますので、素焼きの時ぐらいしか重油は使えません。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。ロータリーバーナーも持っています。過去に、重油も使えると聞いて、薪窯にあぶりで使用したことがありました。灯油専用のホットバーナー(というのですか)に重油を使いたかったのですが、酸性が強いということですね。また、亜硫酸ガスの問題等大変勉強になりました。昔、石炭窯は聞いたことがありますが、重油窯は聞いたことが無いです。薪窯のあぶり程度に使うのがいいところなのですね。色々とありがとうございました。

お礼日時:2008/02/28 20:40

重油を混ぜればバーナーがまちがいなく壊れます。

やめた方がいいです。たとえるならガソリン車に灯油を混ぜるようなものです。重油を使うにはバーナーごと交換(A重油の場合)が必要ですが、それより、はやめに重油を処分しましょう。得体の知れない重油(重油にはA重油、B重油(今はない)、C重油、再生重油などがあり)は、どこも欲しがりません。(ちゃんとしたA重油ならば欲しいと言うところもあるかも知れませんが...)
どうしてもというなら、まずメーカーに相談しましょう。
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この回答へのお礼

早速にご返答ありがとうございます。大変わかりやすい例えを入れてくださって参考になりました。どこかの解体作業で出てきた重油と聞いています。灯油バーナーに使うのは見合わせます。ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/28 11:17

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