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高一の男です。地声の最高が一応mid2Gですがなんか少しハスキー気味
で安定しません。ミドルボイスも裏声をがんばって感覚みたいなのは
つかめましたが、声質が地声とだいぶ違います。
ここで思ったのですが地声自体を高くすることはできないでしょうか
男性の限界はhicくらいだと聞きます。あれば方法など教えて下さい
稚拙な文章で分かりにくいと思いますがお願いします。

A 回答 (1件)

トップテナーです。



男の限界は通常、確かにhicくらいでしょう。それは、オペラの世界でよく言われることです。合唱のトップテナーは、そこまで出すことは期待されていません。また、フォーク・ロックの高見沢俊彦は、それより上まで地声で出しています。フォークの小田和正はファンではないので知りませんが、多分、hicを超える高さに到達しているでしょう。

私の上限は、実は自分でも分かりません。hicをはるかに超え、ドレミファ~とやっているうちに、音大声楽科から来ていただいたボイトレの先生も「きりが無いからやめよう」と言いだしたからです。驚愕した先輩が「これはカウンターテナーとは違うんですか?」と聞いたところ「カウンターテナーではない。カウンターテナーは要は裏声だが、harepanda君の声は明らかに表声だ。分類上は、ドラマティック・テナーという、表現力に幅があるタイプだと思う」とのことでした。確かに私はGacktと一緒で、貧弱そうな顔の形をしているのに、パワフルに歌ったり、柔らかく歌ったりを使い分けられます。ただし、これができるようになるのに、2年を要しました。

ボイトレの時に高い音を出せるということと、いつでも安定的に高音で美しく歌い続ける能力があるというのは、全く別のことです。私のいた合唱団では「1年で基本を身につけ、2年で自立し、3年から後輩の指導にあたる」という緩やかな原則がありました。実際、私が安定的に高い美声を出せるようになったのは2年目の終わりごろのことです。指揮者の気まぐれで、「アルトの音量が足りん!ここはアルトがしっかりしていないと、和音が成立しないのだ。もっと固い、パーンと張った声は出せないのか?困ったな…よし、harepanda、おまえがアルトに加勢しろ」という、わけの分からない命令がふってきたのです。なんだこりゃ、と思いつつ楽譜とにらめっこし、指定された場所でアルトに切り替えた瞬間、何かが今までとは変わったような感覚があり、のどへの負担を一切感じず、透き通った通りの良い声が出て行くのを感じました。小休憩の最中、先輩に言われました。「美しいじゃないか。それでいいんだ。やっと分かったか」。つまり、本格的なトレーニングをして2年から3年くらい立たないと、潜在的に高音を出せる人間であっても、使いこなすことはできないという見本なのです。

ruruko42様は専門語を使いこなしているからには、合唱団やバンドなどで活動されていることかと思いますが、高校1年生という年齢が気になります。声変わりが完了していない可能性があり、下手なアドバイスをすると、かえって悪影響です。ハスキーな声というのも、声変わりのプロセスと解釈できなくもありません。また、実際の声を聞いてみないと、どのようにアドバイスしたらよいのかは、非常に難しいところです。そちらに既にボイストレーナーがいるのなら、ボイトレの先生の指示に従ったほうが良いでしょう。

一般論として言えば、高い声で歌いたいという質問は非常に多く、色々なひとが色々な答えをしており、そのなかにはまっとうなものもあれば、裏技に近いものもあります。しかし、ほとんどのケースでは、「どれくらい練習すれば、何人くらいの人がその高さに達するのか」という観点が欠けています。経験上、トップテナーの高さに達する人は、3~5人にひとりくらいだと思います。困ったことに、J-POPSは、それをさらに超える歌手が多いのです。私が安定的に出せる上限は、多分、上記の高見沢と同じくらいだと思います。

一応、まっとうな方法を書いておくことにします。

腹式呼吸が強調されますが、具体的には両手を脇腹にあて、思いっきり空気を吸い込むと、腹が左右に広がるのを感じるはずです。その状態で腹筋に力を入れ、腹の形が左右に広がっている状態を固定します。歌の最中、空気を外に送り出しても、安易に腹をへこませてはいけません。広がったままの腹を維持しながら歌うのです。ただし、これが別のところに波及して、腹以外の場所にも力が入ってしまうようであれば、体をだら~んとさせるなどのリラックス手段で、腹以外の筋肉には無駄な力を加えないという習慣を身につけましょう。

よく言われる「のどを開けっ放しにしろ」というのは非常に重要なことです。よく、高音でイ母音を出そうとすると、のどをしぼって「キ~!」という感じの出し方をする人がいます。あれをやると、歌っていて辛いはずです。そして、本人が苦しいと思っているときは、たいてい、聞いてる者にとっても聞き苦しいのです。

のどを開けっ放しにする訓練としては、頭をカクンと背中側に落とすと、勝手にのどが開きます。そのままゆっくりと頭を元の位置にもどし、口の中にピンポン球が入っている状態を想像しながら歌います。これをすると、自然と口の中の空間が上に広がるはずです。この状態を維持するのが重要で、イ母音のように、ついつい、のどを絞りたくなるような音の際も、のどは開けっ放しにし、張り詰めた腹筋から空気を送り出すことで、開いたのどによるイ母音を出すのです。

また、声量の増やし方ですが、よく、鼻と頭に響かせろと言われます。具体的には、自宅でひとりでいる時にでも、わざと鼻にかける声を出し、羊になった気分で、「め~。め~」と鳴いてみましょう。その感覚をつかんだら、響くポイントを鼻から頭に引き上げるように練習します。響くポイントが頭頂部に移動すると、鼻声ではなくなります。究極的には、大声量を出している時は、頭が響いているのではなく、頭の上の空間が勝手に音を出しているような感覚になります。この状態に達するには、空気の流れをコントロールし、肺から背中を通って頭に空気が抜けていくイメージで歌うことが有効です。なお、普通の人は、たいてい、本来の音より低めに歌っていて暗く聞こえる傾向があるので、多少上ずりぎみかな?くらいでちょうど良いことが多いです。

どうしても目標の高さに達しない場合、ファルセット(裏声)ではなくファルセットーネ(半裏声)を使い、地声からファルセットーネへの切り替えをほとんど違和感を感じさせることなくやってのけるという方法もあります。が、これについては、私は練習したことがないので、どうやったらできるようになるのか、分かりません。そもそも、自分の出している声が、地声なのかファルセットーネなのか、分からない時もあります。

文章、稚拙ではないですよ。期待しています。がんばってください。
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この回答へのお礼

長文ありがとうございます!!
いえいえ僕は好きで独りでやってるただのど素人ですよ。
世の中にはhiC以上を表で出せる男性がいるんですか、すごいですね。
できたてのミドルボイスをカラオケで使ったら友達にドン引きされちゃって・・・だから地声を高くしたかったんです。
小田和正さんは女声域もファルセットなしで歌えるそうです。
うらやましい限りです。
テノール(トップテナーとは違うかもしれませんが)は調べたところ
hiAくらいまでをうたうようですね。確かにJ-POPはhiCくらいは
当り前のように出ていて厳しいです。
そうですかhiAでも3~5人ですか・・・まあやらなきゃわかりません
よね。それに僕にはまだミドルボイスを極める必要もありそうだ。
プロフィール拝見しました、すごい万能ぶりですね(笑)
ありがとうございます。これでまた高音域が具体的に見えるように
なってきた気がします。

お礼日時:2008/04/06 21:51

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